前へ目次 次へ PR 12/15 第12話 出会い編アフター ほんとうに嫌いだったら、 わざわざ「嫌いじゃないよ」なんて言わないはずだし。 そうやって自分を納得させるたびに、 何か大事なものから目をそらしているような気がしても、 その「気のせい」さえ、 自分で「考えすぎ」と片づけるのが、だんだん上手くなっていった。 『今日はもう寝な』 『また今度ゆっくり話聞くから』 その「今度」は、たぶん一生来ない。 そう薄々分かっていながら、 わたしは結局、 『うん、ありがと。おやすみ』 とだけ返して、画面を閉じた。