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第1話 出会い編
あなたと仲良くなって、丸三年。
年に数回しか会え無かったけれど
会う時は、嬉しかった。
でも無理だった。
それは、、、、
たまたま開いた配信アプリの先に、あなたがいた。
たまたま開いた配信アプリ。
どのボタンを押したのかも、もう覚えていない。
気づいたら、あなたの部屋に迷い込んでいた。
あとから思えば、あの一回目は
「偶然」じゃなくて「必然」だったのかもしれない。
なんとなく押したサブスクのボタンが、全部を変えた。
通い始めて、まだそんなに日は経っていなかった。
なんとなくの流れで、あなたのファンクラブに入った。
月額のサブスクボタンを押すときも、
「まあ、いっか」くらいの軽い気持ちで。
その一歩が、あなたの世界に
ちゃんと足を踏み入れた瞬間だったなんて、
そのときのわたしは、まだ知らなかった。
「入ってくれたとき、ほんとにうれしかったんだよ」
ファンクラブに入ってから、少し時間がたった頃。
あなたが、ぽろっと本音をこぼした。
「サブスク入ってくれたとき、
ほんとに、めちゃくちゃうれしかったんだよ」
わたしにとっては、そこまで大ごとじゃなかったことが、
あなたにとっては、大きな出来事だったらしい。
その温度差が、なんだか少しくすぐったかった。




