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40話 覚悟

夏の策は簡単に言えば「強くなっていじめてきたやつらをぶっ飛ばす」である、うん!素晴らしい!


ならば俺はそれに答えよう!

それを出来る様に俺が舞台を用意してやるのだ


ふふふ、そうと決まればいくつか用意しないとな!

そう俺は心の中で言いながら夏を寮へ送って俺も自分の家へと帰った



翌日



「ダメです」


俺はそうBクラスの担任に言い放された……何故こんな事を言われてるかって?そう、それは20分ほど前に遡る……



20分前


「いっけなーい!遅刻遅刻ぅ!」


「なんで!!私も!!あんたに付き合わされてんの!?」


「しらねぇよ、付き合ってくれたのそっちじゃん」


昨日は深夜3時ほどまで夏をどうにかZSクラスの授業に参加させられないか?と言う許可証を仕上げていた、紅葉の手助けを借りてもこんな時間がかかってしまったので俺だけでやると睡眠時間0だったかもしれない


なんにせよ、俺たちの睡眠時間を犠牲に完成させた許可証!許可がもらえないどおりなどあっていいはずがない!


どうやら夏さんはBクラス所属だったのでBクラスの担任である藤本春樹(ふじもとはるき)にこの許可証を提出した、そうして…帰って来た答えは……!?


「ダメです」


「………お願い☆」


「ダメです」


チィッ!!!お堅い野郎だな!?


「な、何でだよ……っ?」


「はぁ……この許可証から全くもって許可を取るきがない様に思います」


「なん……だと……!?」


「問題点をあげるとするならば、まず誤字脱字が酷すぎます」


「うぎっ…」


だって……俺も紅葉も睡魔と戦いながらだったし…


「それに……内容も酷すぎです、見てるだけで腹が立ちます、何ですか、『廻根夏さんが強くなりたいって言うからこっちの授業に参加させろ』ってお笑いの台本ですか?全員強くなりたいと思っているんですよ」


「いや、それはそうではないだろ、誰も彼もが強くなりたいって思ってはいないだろ」


……ハッ!我ながら完璧な正論を返してしまった!


「………………チッ、とにかく、許可は出しません、許可が欲しいならもっと許可証の完成度をあげることですね」


そういわれて、許可証の紙を突き返されてしまった………つうか舌打ちしたなお前ぇ!


「……わかったよ……もっと完璧にしろってことだなぁ!?やってきてやんよ!!明日ァ!全身コンディショナーして待ってな!!!」


「え?」


俺はそう言い授業の時間だったので体育館へも向かった、俺が見た藤本は困惑の表情を浮かべて固まっていた、思い返してみれば逆ギレっぽかったかな?反省しよう、それにだ、今回の許可証はご不満だったらしい…なら、もっと完璧にしてやんよ!!!夏には一週間待って欲しいと言って待ってもらうことにした、これを継続してやって欲しいってトレーニングのメニューの紙は渡したから……うん、なんとかやるんだ!


そしてこの後、授業にてどうやら身体に力が入りすぎて10分で全員ダウンさせてしまった、反省します


翌日


「ぜぇ…ぜぇ…ぜぇ…これで…どうだっ!?」


「ダメです」


「はぅっ!?」


またもやそう言われてしまった


「何がダメだぁッ!?」


「誤字は減りましたが……脱字がまだ酷いです、それに内容もカス未満です」


「お前毒舌が過ぎないか?」


「事実なので」


ちきしょうめがっ!!!!



さらに翌日


「どうだ!?」


「ダメです」


「クソが!!!何がダメだ!?」


「誤字はなくなりましたね、ですがまだ脱字が所々に……内容も、まだまだですね」


「オッケー!修正する!」


またさらに翌日


「どうだ!?!?」


「ダメです」


「クソがよ!!!!」


またまたさらに翌日


「四度目の正直!!」


「ダメですね、それにそれを使うなら三度目ですよ」


そしてそのまた翌日


「これでっ!どうっ!?だッ!?」


「………」


「ふっ完璧すぎて声もでねぇか!?」


「えぇ……この許可証はほとんど完璧に仕上がっています」


「なら…!」


「ですが」


藤本はそう言い許可証をビリっと二つに破った


「お前何やってんだ!?俺の5日間の努力をッ!!」


「……ですが」


「ですが?何だよ言ってみろよッ!!!」


俺が一歩藤本に詰め寄ろうとすると、俺の勘が何かを告げた


「………ははーん……なるほどなるほど…」


俺は軽く藤本の頬をビンタした、ビターン!!!と軽快な音が鳴る


「おはよう、お前の名前を言えるか?」


「え……わ、私は、何を…?」


目の前の男、藤本春樹は困惑の色を見せている


「何を?じゃねぇお名前聞いてんだ」


「ふ、ふじもと、はるき…?」


「なんで疑問形なんだ、オッケー、理解した」


なるほどなるほど、今回の件、かーなり深刻だ

なんにせよ、教師にも洗脳が行き届いているんだからな


その後、俺はなんとか夏をZSクラスの授業に参加させてもらえる許可をもらった、それに洗脳の【異能】を持っている生徒に気をつけろとも警告しておいた、しばらくは大丈夫だろう




「さて、夏、ここからがスタートだ、トレーニングはやってたか?」


「…はい、抜かりはありません!」


「ならば、ヨシ、皆!聞いてくれ!」


俺が授業で集まって準備運動をしているZSクラスの生徒たちに話す


「───、って事で廻根夏をZSクラスの授業に混ぜる!異論は認める!何かあるかぁ!?」


とくになさそうなので続ける


「準備運動はオッケーだな!?なら…来い!」


俺の合図を聞いた、総勢9名は俺を倒すべく俺に牙を剥いてくる


俺は手を抜くつもりはない、毛頭ない、でも夏は怯まなかった、人のほとんどは修羅の道を通りたくはないだろう、だが夏はそれを承知でこの修羅の道を進むことにした


これを、人は覚悟と呼ぶのだろう

俺達の戦いは、これからだ!


最後でちょっとふざけましたね、はい、反省します


あ、それと藤本ってやついたでしょう?そいつには酷い目に遭ってもらうのでご理解くださいませ

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