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接点
「そんな・・会長の温情によって任された子会社じゃないですか、REC食品㈱は・・」
「それは、下克上さ・・それぞれ独立した組織。又、売上倍増をする子会社を誰も阻止なんて出来ないし、そこには息の掛かった黒田派は誰一人居ないしね」
「雄一郎会長は?」
木下はかぶりを振った。
「いよいよ駄目のようだ・・こうなると、誰もこの流れは止められないだろうし、黒田社長は、栄海産と、佐伯海産の合併は喜んでいるようだ。だってそうだろう?売上げを伸ばして喜ばない経営者等いやしない」
「はあ・・しかし、本当に急激な流れですよね」
「ああ・・俺も今年一杯で退任予定だ。須崎君、又大幅に人事が変わるだろう。そして、REC食品㈱が、伸びれば伸びる程、㈱REC本体に又波乱があると思う」
木下は情報を提供してはくれたが、一切自分は動こうとは思って無い様子だった。君成社長を追い出した。それで彼の任務は終わったのだ。それは彼自身納得していた事だからである。




