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♥ これは式神  作者: 雪*苺
十一日目 / 木曜日 5月2日
92/104

♥ 瀬圉家 11 / 本家 11 / 本邸 5 / 応接室 5


衛美

「( 47都道府県 × 被害者数約500人とすると──約23.500人がようじゅ召喚の犠牲者になるって事よね?

   大変よね、この数字って!!

   なんとかしてようじゅの召喚をめさせないと!! )」


玄武

えいしょうれいの居場所が分からない以上、ようじゅの召喚をめさせる事は出来ない。

  諦める事も勇気だぞ。

  ──えい、ワタシは今、いい事を言ったと思わないか?

  “ 諦める事も勇気 ” 名言だな。

  えい、家訓にしよう! 』


衛美

「( しないわよ!!

   なんで後ろ向きな言葉を家訓にしないといけないのよ〜〜。

   各都道府県にようじゅが召喚されていくのをなにもしないで黙って見てるしか出来ないなんて……。

   23.500人の被害者も助けられないなんて…… )」


玄武

『 そんなに気を落とすな、えい

  ワタシはえいが無事ならほかがどうなろうと構わないし、知った事ではない。

  えいは優し過ぎる。

  少しはワタシの薄情さを見習った方がいい 』


衛美

「( 私は優しくないわよ…。

   私は幼い頃からげんるのよ。

   少なからず私はげんの悪影響を受けてるんだからね!

   げんには敵わないけど、私だって結構薄情でドライなんだから… )」


玄武

がだ? 』


衛美

「( がって── )

  ──きゃあっ!! 」


 げんと思念で話してると、また揺れた。


 今度の揺れは大きい!!


衛美

「 結界を張ってるのに──、なんて凄い揺れなのぉっ!! 」


衛夛

えいちゃん!!

  大丈夫?! 」


衛美

「 ──私は平気… 」


厳蒔弓弦

「 結界の中で揺れとは──。

  ほかの部屋は大丈夫なのか? 」


鴇胤

「 ぬぅぅぅぅう…。

  こんな短時間に地震が数度も起きるとは── 」


玄武

えいづると外に出るぞ。

  しょうれいた 』


衛美

「( ──えぇっ?!

   しょうれいたの?!

   なんで?? )」


玄武

『 さぁな。

  行けば多少の話は出来るかも知れんな 』


衛美

「( ──行くわ!

   文句言ってやらないと気が済まないもの!! )

  づるさん、しょうれいたみたいです!

  私、会いに行きます。

  づるさんも一緒にてください! 」


厳蒔弓弦

「 分かった。

  行こう。

  ──ときつぐ様,よし様,えい君、えいと私はこれで失礼します 」


衛夛

「 ──はぁぁぁあっ?!

  こんな地震の中、オレのえいを連れてに行くつもりだよ! 」


衛美

えい…。

  心配しないで、えい

  この地震を起こしてる張本人がてるから会いに行くだけよ。

  地震を起こさないように文句を言ってくるわ! 」


衛夛

「 文句って、えいちゃん── 」


衛美

「 お祖父様,伯父様──、しょうれいに会ってます! 」


衛夛

しょうれいって誰だよ、えいちゃん!! 」


衛美

「 ガツンと文句、言ってますから!

  づるさん、行きましょう! 」


 づるさんと私にしか見えないげんと一緒に応接室を出た。

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