♥ 瀬圉家 2 / 本家 2 / 別邸 2 / ダイニングキッチン
──*──*──*── ダイニングキッチン
1階へ下りた私は、お腹が空いてる事もあって、リビングを無視してダイニングキッチンへ直行した。
何か食べれる物があればいいんだけど……。
ダイニングキッチンへ入ると、居た!
いぃ〜〜まぁ〜〜しぃ〜〜たぁ〜〜〜実体化してる玄武!!
衛美
「 ──玄武!! 」
玄武は弓弦さんが作った──と思うデザートを食べていた。
何時もと変わらない食い意地の張ってる食いしん坊な玄武の姿を見て、無性に嬉しくなった。
だから、私は玄武の名前を呼ぶと、デザートを味わいながら食べている玄武に駆け寄って、思いっきり抱き付いた。
女性不信で女性に触られると蕁麻疹を発症しちゃう弓弦さんには抱き付けないから、弓弦さんに抱き付けない分も玄武に抱き付く。
玄武
「 ──衛美!!
よさないか!
デザートが溢れるだろう! 」
はぁぁぁぁぁ?!
デザートが溢れるぅぅぅぅぅ??
私よりもデザートの方が大事だって言うのかしらね、この式神は!!
衛美
「 ──玄武!!
何が『 デザートが溢れる 』よっ!
デザートよりも私でしょ!! 」
玄武
「 話はデザートを食べ終えてからでもいいだろう。
ワタシはデザートを食べたい 」
コノヤロウメ!!
厳蒔弓弦
「 御早う、衛美。
気分はどうだ?
何処か変わった所やおかしな所はないか? 」
弓弦さんは朝から優しい(////)
私よりもデザートを優先しやがる玄武にも弓弦さんの優しさを見習ってもらいたいわ。
衛美
「 御早う御座います、弓弦さん。
取り敢えず、大丈夫みたいです。
…………お腹は空いてますけど…(////)」
厳蒔弓弦
「 朝食なら用意してある。
直ぐ食べるか? 」
衛美
「 食べたいです!(////)
弓弦さん、お願いします 」
厳蒔弓弦
「 分かった。
座って待っていてくれ 」
弓弦さんに言われて、私は椅子に腰を下ろして座った。
暫くすると、弓弦さんがランチペーパーの上に、お皿を置いてくれる。
こっ、これは──憧れのフレンチトースト?!
美味しそうな出来立てのフレンチトースト!!
私は両手を合わせて「 いただきます!! 」をしてから、左手にフォーク,右手にナイフを持って、フレンチトーストを食べ易い一口サイズにカットした。
フォークにフレンチトーストを1つ刺して、口の中へ入れる。
口の中で甘さ控え目の卵液がジュワ〜〜って広がる。
卵液がジュワッと染み込んだフレンチトーストは、ふわっとろ〜〜ってしていて、まるでケーキみたいにふわふわしている。
こっ、これは──ものすっごく、べらぼうに美味しいっ!!
フレンチトーストなんてCMで見るぐらいしか縁がなかったのに、こんなに美味しいフレンチトーストを朝っぱらから食べれるなんてぇ〜〜〜幸せぇ♥
まるでフレンチトーストの専門店で食べてるみたぁ〜〜〜い♥
弓弦さんは退魔師してるよりも、コックさんになった方がいいと思うの!!
お店を開けるんじゃないかしらね!!
衛美
「 んっ〜〜〜(////)
弓弦さんのフレンチトースト、ものすっごく美味しいです♥
どうしたら、こんなに卵液が染み込んだふわとろなフレンチトーストが作れちゃうんですか?
これ、ホテルの朝食に出て来るフレンチトーストですよね! 」
厳蒔弓弦
「 い、いや…普通に作っているだけだ…(////)
まぁ…多少の工夫はしているが…。
ホテルで食べれるフレンチトーストは、もっと美味いし、パンも高級品だ。
此処で使っているパンは半額シールの貼られた安物の食パンだしな 」
衛美
「 えっ??
このパンって安物のパンなんですか?
高級品にも負けない味してますよ!! 」
厳蒔弓弦
「 …………褒め過ぎだ(////)」
玄武
「 そう謙遜するな、弓弦。
誰よりも美味い料理を食べ尽くしている美食家のワタシが認めるフレンチトーストだぞ。
もっと自信を持て。
これは金に変わるぞ 」
衛美
「 ちょっとぉ、朝っぱらからお金の話なんてしないでよ。
厭らしいわねぇ 」
玄武
「 ワタシは事実を言っているだけだ。
キッチンカーでも買って商売するか? 」
衛美
「 玄武ぅ〜〜〜 」
玄武
「 そう睨むな、衛美 」
厳蒔弓弦
「 料理で商売をするつもりはない。
定年後なら考えてもいいがな… 」
玄武
「 定年後か。
それは楽しみだな。
良し、メニューはワタシが決めてやろう。
任せろ! 」
衛美
「 玄武……。
もうっ…、弓弦さんの定年後なんて40年後じゃないのよ。
今からメニュー決めなんてしなくていいんじゃないの? 」
玄武
「 衛美、人間の40年など直ぐに来る。
店は自宅の庭に作ろう。
家の中も改装して、厨房へ入れるようにするのはどうだ? 」
衛美
「 勝手に考えないで!!
何で私の家を店にする前提で考えてるのよ! 」
玄武
「 金の心配はするな。
ワタシが出そう 」
衛美
「 話を聞けっての!! 」
厳蒔弓弦
「 朝から賑やかだな…(////)
衛美、ブロッコリーのポタージュスープもあるが飲むか? 」
衛美
「 飲みたいです!
フレンチトーストも、おかわりしたいです 」
厳蒔弓弦
「 もう直ぐ、次のが出来る 」
弓弦さんはブロッコリーのポタージュスープが入ったスープカップをランチペーパーの上に置いてくれる。
ブロッコリーのポタージュスープを飲んでいると、空になったお皿の上に出来上がったフレンチトーストを弓弦さんが乗せてくれた。
ブロッコリーのポタージュスープは、喉越しが良くて飲み易い。
今は温かいけど、冷たくても美味しそう。
フレンチトーストは食べ過ぎちゃう危険性大ね!
気を付けないと!
ブロッコリーのポタージュスープもおかわりして、フレンチトーストもおかわりしちゃった。
勿論、ちゃんとデザートもいただきました!
衛美
「 ──御馳走様でした。
はぁ〜〜……お腹一杯です(////)」
玄武
「 食べ過ぎではないか?
衛美はワタシとは違う。
必要以上に食べると肥るぞ 」
衛美
「 ぐっ……。
朝っぱらから嫌な事を言わないでよ…。
ジムに通うから太らないんだからね!! 」




