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♥ これは式神  作者: 雪*苺
十一日目 / 木曜日 5月2日
75/104

♥ 瀬圉家 2 / 本家 2 / 別邸 2 / ダイニングキッチン


──*──*──*── ダイニングキッチン


 1階へ下りた私は、お腹がいてる事もあって、リビングを無視してダイニングキッチンへ直行した。


 なにか食べれる物があればいいんだけど……。


 ダイニングキッチンへ入ると、た!


 いぃ〜〜まぁ〜〜しぃ〜〜たぁ〜〜〜実体化してるげん!!


衛美

「 ──げん!! 」


 げんづるさんが作った──と思うデザートを食べていた。


 もと変わらない食い意地の張ってる食いしん坊なげんの姿を見て、無性に嬉しくなった。


 だから、私はげんの名前を呼ぶと、デザートを味わいながら食べているげんに駆け寄って、思いっきり抱き付いた。


 女性不信で女性にさわられると蕁麻疹を発症しちゃうづるさんには抱き付けないから、づるさんに抱き付けない分もげんに抱き付く。


玄武

「 ──えい!!

  よさないか!

  デザートが溢れるだろう! 」


 はぁぁぁぁぁ?!


 デザートが溢れるぅぅぅぅぅ??


 私よりもデザートの方が大事だって言うのかしらね、この式神は!!


衛美

「 ──げん!!

  なにが『 デザートが溢れる 』よっ!

  デザートよりも私でしょ!! 」


玄武

「 話はデザートを食べ終えてからでもいいだろう。

  ワタシはデザートを食べたい 」


 コノヤロウメ!!


厳蒔弓弦

「 御早う、えい

  気分はどうだ?

  か変わった所や所はないか? 」


 づるさんは朝から優しい(////)


 私よりもデザートを優先しやがるげんにもづるさんの優しさを見習ってもらいたいわ。


衛美

「 御早う御座います、づるさん。

  取り敢えず、大丈夫みたいです。

  …………お腹はいてますけど…(////)」


厳蒔弓弦

「 朝食なら用意してある。

  ぐ食べるか? 」


衛美

「 食べたいです!(////)

  づるさん、お願いします 」


厳蒔弓弦

「 分かった。

  座って待っていてくれ 」


 づるさんに言われて、私は椅子に腰を下ろして座った。


 暫くすると、づるさんがランチペーパーの上に、お皿を置いてくれる。


 こっ、これは──憧れのフレンチトースト?!


 しそうな出来立てのフレンチトースト!!


 私は両手を合わせて「 いただきます!! 」をしてから、左手にフォーク,右手にナイフを持って、フレンチトーストを食べ易い一口サイズにカットした。


 フォークにフレンチトーストを1つ刺して、口の中へ入れる。


 口の中で甘さ控え目の卵液がジュワ〜〜って広がる。


 卵液がジュワッと染み込んだフレンチトーストは、ふわっとろ〜〜ってしていて、まるでケーキみたいにふわふわしている。


 こっ、これは──ものすっごく、べらぼうにしいっ!!


 フレンチトーストなんてCMシーエムで見るぐらいしかえんがなかったのに、こんなにしいフレンチトーストを朝っぱらから食べれるなんてぇ〜〜〜幸せぇ♥


 まるでフレンチトーストの専門店で食べてるみたぁ〜〜〜い♥


 づるさんは退魔師してるよりも、コックさんになった方がいいと思うの!!


 お店を開けるんじゃないかしらね!!


衛美

「 んっ〜〜〜(////)

  づるさんのフレンチトースト、ものすっごくしいです♥

  どうしたら、こんなに卵液が染み込んだふわとろなフレンチトーストが作れちゃうんですか?

  これ、ホテルの朝食に出てるフレンチトーストですよね! 」


厳蒔弓弦

「 い、いや…普通に作っているだけだ…(////)

  まぁ…多少の工夫はしているが…。

  ホテルで食べれるフレンチトーストは、もっといし、パンも高級品だ。

  で使っているパンは半額シールの貼られた安物の食パンだしな 」


衛美

「 えっ??

  このパンって安物のパンなんですか?

  高級品にも負けない味してますよ!! 」


厳蒔弓弦

「 …………褒め過ぎだ(////)」


玄武

「 そう謙遜するな、づる

  誰よりもい料理を食べ尽くしている美食家のワタシが認めるフレンチトーストだぞ。

  もっと自信を持て。

  これはカネに変わるぞ 」


衛美

「 ちょっとぉ、朝っぱらからお金の話なんてしないでよ。

  いやらしいわねぇ 」


玄武

「 ワタシは事実を言っているだけだ。

  キッチンカーでも買って商売するか? 」


衛美

げんぅ〜〜〜 」


玄武

「 そう睨むな、えい


厳蒔弓弦

「 料理で商売をするつもりはない。

  定年後なら考えてもいいがな… 」


玄武

「 定年後か。

  それは楽しみだな。

  し、メニューはワタシが決めてやろう。

  任せろ! 」


衛美

げん……。

  もうっ…、づるさんの定年後なんて40年後じゃないのよ。

  今からメニュー決めなんてしなくていいんじゃないの? 」


玄武

えい、人間の40年などぐにる。

  店は自宅の庭に作ろう。

  家の中も改装して、厨房へ入れるようにするのはどうだ? 」


衛美

「 勝手に考えないで!!

  なんで私の家を店にする前提で考えてるのよ! 」


玄武

カネの心配はするな。

  ワタシが出そう 」


衛美

「 話を聞けっての!! 」


厳蒔弓弦

「 朝から賑やかだな…(////)

  えい、ブロッコリーのポタージュスープもあるが飲むか? 」


衛美

「 飲みたいです!

  フレンチトーストも、おかわりしたいです 」


厳蒔弓弦

「 もうぐ、次のが出来る 」


 づるさんはブロッコリーのポタージュスープが入ったスープカップをランチペーパーの上に置いてくれる。


 ブロッコリーのポタージュスープを飲んでいると、からになったお皿の上に出来上がったフレンチトーストをづるさんが乗せてくれた。


 ブロッコリーのポタージュスープは、喉越しがくて飲み易い。


 今は温かいけど、冷たくてもしそう。


 フレンチトーストは食べ過ぎちゃう危険性大ね!


 気を付けないと!


 ブロッコリーのポタージュスープもおかわりして、フレンチトーストもおかわりしちゃった。


 勿論、ちゃんとデザートもいただきました!


衛美

「 ──御馳走様でした。

  はぁ〜〜……お腹一杯です(////)」


玄武

「 食べ過ぎではないか?

  えいはワタシとは違う。

  必要以上に食べるとこえるぞ 」


衛美

「 ぐっ……。

  朝っぱらからいやな事を言わないでよ…。

  ジムにかようから太らないんだからね!! 」

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