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♥ これは式神  作者: 雪*苺
九日目 / 火曜日 4月30日
63/104

♥ 大学 7 / 校門


──*──*──*── 校門


 校門へ向かって歩いている最中に、どうしてけいが昼休みに中庭へれなかったのか、事情を話してくれた。


 正直、けい君の事情なんて私は、どうでもいいんだけど……。


 けい君が “ どうしても ” 話したそうだったから大人しく聞いてあげた。


 けい君の友人関係事情なんて、ほんにどうでもいいんだけど……。


 校門へ着くとみやこしあず──あず君が女の子と一緒に立ってる姿が見えた。


 あず君の隣にる女の子──かで見た気がするわ。


 だったかしら??


境戸託司

みやこし!?

  !? 」


衛美

??

  ルルゥアンリィで働いていた店員のさん??

  確か……あず君の従妹だったわよね? 」


境戸託司

なんで…… 」


衛美

あず君が従妹のさんと一緒にるのは別にないんじゃない?

  違うの? 」


境戸託司

「 …………は、の大学生じゃないんだ。

  なんてるんだよ… 」


衛美

けい君、顔色が悪いわ 」


境戸託司

「( ──なんるんだよ!

   みやこしるのは分かるけど、までるのは明らかに!!

   さんの指示か?

   だったらなんの為に??

   さんの婚約者──げんさんの情報収集の為か??

   ──にしても、急過ぎる!!

   さんはなにを考えてるんだよ!! )」


厳蒔弓弦

けい君の知り合いか?

  えいも顔見知りなのか? 」


衛美

あず君とは1度昼食ランチを一緒にした事があります。

 { げんの見立てでは、あず君はけい君が好きみたいなんです。

   恋愛的な意味で── }」


厳蒔弓弦

「{ そ、そうか…。

   それは大変だな…… }」


 づるさん、他人事とは思えないみたい。


 まぁね…同僚に「 嫁にないか 」みたいな事を言われちゃうぐらいだから、他人事とは思えないのかも知れないわよね?


衛美

さんは、苺専門店のルルゥアンリィに行った時に、店員さんをしていたんです。

  あず君の従妹みたいです 」


厳蒔弓弦

「 そうなのか?

  苺専門店か。

  にあるんだ? 」


衛美

まい公園の奥です。

  づるさんも苺が好きなんですか? 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  苺のデザートを作ってみたくてな 」


衛美

づるさんの作った苺のデザート、食べてみたいです!

  明日あしたからゴールデンウィークですし、一緒にルルゥアンリィへ行きませんか? 」


厳蒔弓弦

「 それはいいな 」


境戸託司

「 ──さん、俺も一緒にルルゥアンリィへ行ってもいいかな? 」


衛美

けい君もるの?

  私は構わないけど…。

 ( けい君がるならげんは実体化しない方がいいわよね… )」


玄武

『 残念だ。

  思う存分、苺スイーツを食べるつもりだったのにな…。

  おのれ、けいめ! 』


衛美

「( じゃあ、断っちゃう? )」


玄武

『 いや、断らなくていい。

  えいけいの不安要素を解明したいのだろう?

  先ずは打ちけて仲良くなる事だ 』


衛美

「( げんがとう )」


境戸託司

「 ──みやこしなんで校門にるんだ?

  は大学が違うだろ? 」


宮島梓眞

たくを待ってたんだよ。

  お前を拉致る為にな! 」


境戸託司

「 はぁ?

  “ 拉致る ” ってなんだよ… 」


須環菜菜絵

「 そのままの意味よ!

 { さんから緊急招集が掛かったの。

   当分、大学は休む事になりそうよ }」


境戸託司

「 嘘だろ!?

  冗談じゃないよ!

 { ついさっき、さんと約束したばかりなのに!! }」


須環菜菜絵

「 知らないわよ…。

 { 勝手に約束する方が悪いんでしょ?

   それより、早く行くわよ。

   車、待たせてるんだから! }」


境戸託司

「 く…車っ?!

  わざ(わざ)迎えにてるのか? 」


宮島梓眞

「 ──さん、御免な。

  ちょっち、急用が出来てさ、たくを借りてくよ 」


衛美

「 私は構わないわ。

  急用なら仕方無いもの。

  さよなら、けい君 」


境戸託司

さん… 」


玄武

『 名残惜しに見ているな。

  なにか言ってやってはどうだ 』


衛美

「( ついさっき “ さよなら ” って言ったばかりよ… )

  ──けい君、早く行った方がいいわ。

  急用なんでしょ 」


境戸託司

「 う、うん……。

  せめて駅まで一緒に歩きたかったよ… 」


衛美

ゴールデンウィークが明けたら会えるわ。

  LINEラインだって出来るし。

  ほらっ、あず君とさんが待ってるわよ 」


厳蒔弓弦

「 どうした、けい君? 」


境戸託司

「 …………いえ…。

  みやこしと俺は…ゴールデンウィークが明けても大学へは行けないかも知れないんです… 」


衛美

「 そうなの?

  はっきり分かったらLINEラインで教えてね 」


境戸託司

「 …………じゃあ、また…。

 ( さん……素っ気無さ過ぎるよ… )」


 残念そうな悲しそうな顔をしながら、けい君は校門から出ると最寄り駅とは逆方向へ走って行った。


 あず君とさんがづるさんと私に向かって手を振ってくれている。


 知らん顔すると感じが悪くなるだろうから、あず君とさんへ手を振った。


 づるさんも大人しにだけど、一緒に手を振ってくれた。






厳蒔弓弦

「 駅に行くか? 」


衛美

「 はい 」


 けい君,あず君,さんが曲がり角を曲がったのを確認してから、づるさんと校門を出て最寄り駅へ向かった。

◎ 訂正しました。

  「( ついさっき、 “ さよなら ” って言ったばかりよ… )─→ 「( ついさっき “ さよなら ” って言ったばかりよ… )

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