♥ 下校 4 / ルルゥアンリィ 2
境戸託司
「 ──うわぁ!
美味しそうだねぇ!
ロールケーキ 」
衛美
「 盛付けも綺麗だわ。
須環さん、ロールケーキの写真は撮っても? 」
須環菜菜絵
「 はい♪
スイーツの撮影のみでしたら大丈夫です♪♪ 」
衛美
「 良かった(////)
境戸君のロールケーキの写真も撮りたいわ。
未だ手を付けないでね 」
境戸託司
「 え?
あ…うん。
いいよ。
( なにそれ!
俺の食べるロールケーキが瀬圉さんのスマホの画像に残るって事だよ!!
ちょっ…鼻血、出そうでヤバいんですけどっ!!(////) )
──……ん?
あれ、これは??
俺、頼んでないけど…? 」
頼んでもいない飲み物が置かれているのに気付いた境戸託司は首を傾げ、店員に尋ねる。
須環菜菜絵
「 彼女が出来た託司へ、私からのサービスよ☆
有り難く飲み干しなさい!
……おめでとう、託司…… 」
境戸託司
「 菜菜絵……有り難う(////)
でも、俺は瀬圉さんとは未だ、そんな仲じゃ(////)」
玄武
『 駄々漏れしているな。
正直な男だ 』
衛美
「( …………キッパリと否定してあげた方がいいわよね? )」
玄武
『 必要ない。
男のプライドは傷付き易い。
時には花を持たせてやるのも大事だぞ 』
衛美
「( 面白がってるんでしょう? )」
玄武
『 まさか 』
衛美
「( 全く……。
…いいわ。
否定はしないでおきましょう… )」
境戸託司
「 あ……でも、何でストローがハート型?? 」
須環菜菜絵
「{ 馬鹿ねぇ…。
カップルで飲むからに決まってるでしょう。
それは、カップル限定のトロピカルドリンクよ。
いーい?
間違っても1人で飲むんじゃないわよ。
ちゃんと彼女と一緒に飲むのよ。
恥ずかしがっちゃ駄目なんだから!
愛想尽かされないように、此処で確り男らしい所を彼女に見せ付けなさいよ!!
いいわね? }」
境戸託司
「{ なっ──!!
一緒に飲むって(////)
か…顔が近付くじゃないか!(////) }」
須環菜菜絵
「{ はあ?
当然でしょう?
その為のドリンクよ。
キスの距離の目安になるわよ }」
境戸託司
「 ──キッ?!(////)
{ キスの…距離……って(////) }」
須環菜菜絵
「{ …………その様子じゃ、時間が掛かりそうね…。
まっ、頑張んなさい }
──御注文の品は以上で宜しいですか? 」
衛美
「 大丈夫です。
有り難う御座います 」
須環菜菜絵
「 御客様、御用がありましたら、御手元のボタンを押してください。
時間の許す限り、お楽しみくださいませ〜 」
店員は会釈をすると、従兄
境戸託司
「( …………全
冗談もいいところだよな!
瀬
玄武
『 顔色がコロコロ変わって面白いな 』
衛美
「 境
大丈夫?? 」
境戸託司
「 え?
な、何
衛美
「 さっきから顔色が変わってるから…。
気分でも悪いの? 」
境戸託司
「 え……あ~~……(////)
いや…大丈夫だよ?
元気、元気!! 」
衛美
「 ならいいけど… 」
境戸託司
「 ロールケーキ、食べてもいい? 」
衛美
「 いいわ。
写真も撮れたし。
悪かったわね、有
境戸託司
「 いいよ、写真くらい。
幾らでも撮ってよ!
瀬
衛美
「 ……そんなに待ってくれなくてもいいわ… 」
境戸託司
「 待つよ。
瀬
自慢じゃないけどさ “ 待て ” は得意なんだ。
ハハハ(////)」
衛美
「 ──ふふっ。
犬みたい…(////)」
境戸託司
「 ははっ、犬かぁ…。
うん──似てるかも。
“ 待て ” に関しては、忠実な犬よりも俺の方が優秀かもね! 」
衛美
「 ふふっ(////)」
境戸託司
「( ──っ…あ〜〜〜〜っ!!
可愛いっ!
笑った瀬
写真──撮りたいっ!!
真正面から瀬
衛美
「 ──……美味しい(////)
ほろ苦い抹茶のクリームが、生地の甘さを押さえてくれてる…。
苺の甘酸っぱさもちゃんと生きてる… 」
境戸託司
「( ………………うわぁ…瀬
食べ方まで可愛いとか何
……いいな〜。
俺もロールケーキになりたい…。
いやいや違うって!
なるなら、あのフォークになりたい!!
瀬
……うーん……男の唇と女の唇の柔らかさって違うのか??
どのくらいの柔らかさ…なんだろ??
──気になるっ!! )」
玄武
『 ガン見してるな。
……衛
卑しい男だ。
( ──という事にしておこう。
本
考えるだけならば、衛
行動に移したならば、遠慮なく死を与えよう。
──何
衛美
「 …………境
どんなに見てても、あげないわよ 」
境戸託司
「 ……は?
え…な、何
衛美
「 ロールケーキよ。
さっきからずっと見てるでしょう? 」
境戸託司
「 あ…え…あっ(////)
や…やだなぁ!
狙ってなんか、ないよ?
取らないから大丈夫だよ(////)
安心して食べてよ。
ハハハ…(////)」
衛美
「 そう?
あまり見ないでほしいわ 」
境戸託司
「 あー……うん。
だよね…ごめん(////)
( はぁ〜〜〜っ、焦ったぁ〜〜!!
瀬
まさか『 瀬
ふぅ……。
そういえば…瀬
瀬
あんなに楽しそうに、嬉しそうに異性と話す瀬
──瀬
内密に調べてもみたけど、この大学には瀬
情報収集もしないといけないし……、瀬
──といっても、聞いたからって、素直に答えてもらえるとは思ってない。
俺は瀬
男性不信で男性恐怖症の瀬
……下手をしたら折角、手に入れた瀬
……聞きたいけど、急いで、焦って…今までの苦労と努力を台無しにしてしまうのは嫌
境
玄武
『 あっちのロールケーキは美
衛美
「( さあ?
知らないわ。
──でも、あんな顔して食べてるなら、期待して想像していた味とは違っていたのかもね? )」
玄武
『 衛
衛美
「( はあ?!
い・や・よ!
他人の食べ掛けを貰うなんて! )」
玄武
『 未
其
衛美
「( アンタねぇ…… )」
玄武
『 いいだろう?
それとも毎日、帰りに此
ああ…違うな。
来週の木曜日になるのか… 』
衛美
「( そんな事したら、お小遣いが飛んじゃうわ!
……分かったわよ。
一口だけよ?
それ以上は嫌
玄武
『 それでこそワタシの衛
衛美
「 ──………境
境戸託司
「 え??
どうしたの? 」
衛美
「 『 どうしたの? 』は私の台詞よ。
あまりにも美味しくなさそうに食べているから口に合わないのかと思ったの。
違うの? 」
境戸託司
「 え…ああ……ああっ、そういう事??
そんな事ないよ。
ちゃんと美
衛美
「 そう?
それなら、どうして浮かない顔をしているの?
…………私と食べるのが詰まらないのね? 」
境戸託司
「 ええっ?!
違っ…違うよっ!!
瀬
楽しいし(////)
朝まで一緒に居
衛美
「 …朝…まで?? 」
境戸託司
「 ………………え?
どうしたの、瀬
俺、何
衛美
「 〜〜〜〜〜〜(////)
私は…ちゃんと家に帰るからっ!!
境
境戸託司
「 え…え…ええっ(////)
お、俺…そんな事、言っちゃった??
ご、ごめんっ!!!!(////)」
衛美
「 …………2度と言わないで…(////)」
境戸託司
「 あ…う、うん……(////)
( …………くはっ!
瀬
今の反応を見るからに、異性に対する免疫とか本
手とかも繋いだ事もなかったり??
瀬
衛美
「 ………………(////)
じゃあ、どうして…浮かない顔をしていたの? 」
境戸託司
「 …そ、それは……そのぉ……お、怒らない?? 」
衛美
「 …………私が怒るような事なの?
…内容によるわ 」
境戸託司
「 …………学食員の事だよ。
ほら、瀬
衛美
「 ああ……衛
境戸託司
「 衛
──っ、呼び捨て?!
瀬
異性の友人は居
衛美
「 居
境戸託司
「 えっ?!
じゃあ…彼氏…… 」
衛美
「 違うわ。
──衛
境戸託司
「 え?
は?
え…おと弟ぉ?!
瀬
衛美
「 1人っ子に見える? 」
境戸託司
「 そう…だね。
弟が居
どっちかと言うと、お兄さんが居
お姉さんっていうよりも妹って感じかな(////)」
衛美
「 そう……。
私はお姉さんらしくないって言うのね?
今ので境
境戸託司
「 ええっ?!
そ、そんな事、言わないでよ。
悪気は無いよ! 」
衛美
「 私には悪気が無ければ、何
“ 友達になりたい ” と言いながら、私を下に見ているのね…。
見損なったわ、境
境戸託司
「 ち、違うよ!
それは誤解だよ!!」




