ミッション-14
アパートの部屋
川本は驚きを隠せなかった、だからいろいろ話をしてくれたのだと。それにしてもなぜ?と川本は考えていた。
ミグロスエネルギーのサンプルとICチップとMX−10の設計図の入ったマイクロチップの隠し場所が手紙には書かれていた。
川本はその情報を頭に焼き付けた。それから手紙を燃やした。たぶん手紙ならいろいろと問題ないだろうとリュウも考えていたのかも違いないと思った。
それにしてもなぜ?すんなり情報を教えたのか?まったくわからない。そう思いながらシャワーを浴びてノンアルコールのビールを飲んで寝た。
次の朝川本はミグロスエネルギーの情報はまだ真辺中佐には連絡しなくていいと考えている。
そしてまたKOK工場へ行こうとした時に警察がアパートの前にいたのだ。人相書きが出回っているから仕方がないかと思っている。
ある意味警察に捕まった方がまだ命を狙われていたとしても大丈夫か?と考えていたのだ。
川本の部屋の前に警察が来ていた。川本は渋々かんねんした振りをして警察官と一緒に◯◯警察署へ行こうと考えていた。
するとパトカーや覆面パトカーの前に突然3人組の男達が姿をあらわした。
警察と川本がパトカーに乗るか乗らないかのタイミングで3人組の男達は拳銃を取り出し発砲した。
川本と警察はその場に倒れている。3人組の男達は川本が生きているかどうか確かめようとした時、パトカーが、あとから4台走って来たので途中でやめた。
すぐさまその場所を離れたのだ。
2人の警察官は死亡していた。川本は防弾服と防護服を着ていたのでなんとか助かっていた。
〇〇警察署
川本は気を失っていたのでしばらくの間〇〇警察署の牢屋で寝ていた。手錠をかけられて。
気が付くとチェックのシャツに白いTシャツにデニムを着た状態で寝ていたのだ。
「気が付いた様ですよ」と富樫が言う。
公安6課の山崎とガルス成田がそこにいたのだ。
「あのー、聞きたい事があるから」と富樫が牢屋から川本を出して取り調べ室に連れて行く。
「なんなんすか?彼、何もしてないんですけど」とガルス成田は言う。
「まあ、とりあえずは話を聞こうかな」と山崎は言う
取り調べ室に川本を入れて富樫と山崎とガルス成田の3人が中に入って行く。
そして、川本はミグロスエネルギーの事は喋るのはやめておこうかと考えていた。
「昨日、リュウ・フィン・カイコウが何者かに夜中に射殺されたんだがお前がやったのか?」と富樫は言う
。
「昨日はリュウさんとは別々に帰りましたよ」と川本は言う。
「じゃあなぜ?リュウの部屋にお前の人相書きの絵とお前の名前が書いてある手紙の書きかけがあるんだ!」と富樫は少し大きい声で言う。
「さあ?わかりません」と川本は言う。
川本は何者かにリュウは殺されるのを感じて手紙を渡した?と考えていた。
「そして、なぜ?お前は命を狙われているんだ?2人の警察官は死んだぞ。いったい何者なんだ?え?」と富樫は言う。
「はあ?」と川本は答える。情報が流れているな、サイボーグの殺し屋がまたやってくるなと考え始めた。
「3人組の男達は殺し屋か?」と山崎は言う。
「さあ?」と川本は言う。
「さあ?ってお前ね、命を狙われてさあ?はないでしょ」と山崎は言う。
「とにかくしばらく身柄は〇〇警察署に置くから」と富樫は言う。
川本は何も言わないで何か考え事をしている様になっている。
川本はまた牢屋に入れて富樫と山崎とガルス成田の3人は喫煙所に移動した。
「うーむ彼は何か知られたくない事が多いみたいだな」 富樫は言う。
「何か、秘密が結構ありそうですね」と山崎は言う。
とりあえず〇〇警察署の牢屋に入れられる川本であった。
牢屋に入って誰もいない事を確認して寝てしまった。




