ミッション-13
S区◯◯町203号室のアパート
とりあえず川本は引っ越しをした。彼女には言ってない、エリカの事だから怒るに決まっていると思っていた。
日曜日の14時部屋の中へ荷物を引越しセンターの人と一緒に荷物を運んでいた。
その時の顔はキャップの帽子をかぶりメガネをしてマスクまでしていた。
自分の顔をなるべく見られない様にしていた。
ここの区域はA区とC区の間にあり物音がするぐらいでは騒ぎにならない所だった。
川本は引越しの荷物が全部部屋の中へ入れると、ため息をしながら片付けを始めた。
引越しをする前にナイフとか小銃とかライフルとか拳銃とかは、武器商人に返していたのだ。
そうするとエリカから携帯に電話があった。それに出ると思った通りエリカは怒っている。
「どうゆう事?私聞いてないんだけど、あなたのアパートに行ったらものけのからなんだけど、どうゆう事?」とエリカは少し大きい声で言っている。
「ごめん、こうするしか仕方がないんだ」と川本は言う。
「今どこ?どこへ行ったの?教えてよ、ねー!」とエリカは今度は泣きそうな声になっている。
「ごめん、仕方がないんだ。ごめん本当にごめん」と言い川本は携帯電話を切る。
しかたがない、確かにそうかもしれない人相までバレてはどうする事も出来ない。
部屋の片付けが終わるとモーレス信号で真辺中佐にもう仕事が出来ない、どうすれば?と送った。
そうすると、もう少し頑張ってくれ、健闘を祈るとモーレス信号が返って来た。
川本は絶対絶命だなと思った。KOK工場へ行く時は、なるべくメガネとマスクをしようと考えた。
それから翌日、KOK工場へ行く川本は精神的に追い詰められていた。ここで見つかったら警察に捕まるか誰かに殺されるか2つに1つだなと病んでいた。
そこへリュウが突然川本の前に現れたのだ。
「オマエニ、ワタシタイモノガアル」とリュウは言う。
「はい、なんでしょう?」と川本は言う。
リュウはポケットから手紙を出しそれを川本に渡した。川本は少し驚きありがとうと挨拶した。
そうして仕事が終わり帰る時間になり、リュウの所へ川本は行ったが、今日は用事があると言ってまたあそこの居酒屋へ行ったのだ。
川本は帰りの電車の中で手紙の事を思い、気になっていた。まあアパートに帰ったら読もうと思っていたから、それはいいかと思っている。
しかし、人相がバレているのにまだ誰も自分の所へやって来ないなと考えてはいた。
そう考えているうちにアパートに着いたのだ。川本は少しため息をついてアパートに入り、手紙を読んだ。
そこには川本への感謝の気持ちと川本と同じ事を感じていたのが手紙には書かれていた。
するとミグロスエネルギーの事と川本がスパイである事も知っている内容だった。




