↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ続き復活済み】【Web版】おっさん(3歳)の冒険。  作者: ぐう鱈
2章:あえて言おう、桃太郎の桃を拾えるお婆さんは大物である!と

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/205

40「魔法道具を作ろう2」(復活済み)

【1。獣王国サイド】


 腕を動かす。動いた。

 脚を動かす。動いた。

 顔を動かす。動いた。


 皆さん。おはようございます。

 私? ふふふ、誰でしょう? え? 前回の終わりでばればれ?

 ちっ。ノリの悪い人達なのです。


 そうです。マイルズです。

 先日作成した案山子の最終調整中です。意外と簡単に行けましたね。意識の結合。

 ん? やっぱりわからない? あのね、懇切丁寧に教えてくれるのは学校までなのです。分からない方は何ページか前を読み直してきてください。社会人になったら自学自習は大事ですよ?


 さて、体を起こして……おや? 起きません。

 うーん。権三郎助けてなのです……むっ、声が出ません。

 ああ、発声機能作ってなかった……。

 製造は地味な改善の連続なのです。ですが楽しい外歩きボデーなのです。

 頑張りましょう。……え? 祖母よ。何といいましたか?


「それも危険な予感がするので持ち帰ります」

 うふふ、都合良いですね。早めに調整を終えて。祖父よ!

 わからない所があるのです!!


「よし、次の魔法を覚えて……。リっ、リーリア、ジョークじゃジョーク」

 農業魔法は後でいいのです。

 この関節部分の稼働範囲と出力についてなのです。

 私の案山子はこうして祖父の協力の元、動ける状態に仕上がりましたが……。

 祖父と供に案山子を祖母に持っていかれてしまいました……。

 おもちゃを取り上げられた幼児のようにごねる私ですが、……残念それはフェイクなのです。

 ……2~3日後に動かしてみましょうかね。ふふふ。

 あ、しまった実体弾が出そうな形のビームライフル持たすの忘れてた! 折角灰色の人型なのに……。

 まってまって、肩部スパイクアーマーだけは!

 シリーズの特徴部分だけは!!!

 結局そのまま持っていかれました……無念。


【2。領都グルンドサイド】

―――教会幹部【希望】ディニオ(雑貨屋)の視点②―――

 報告を聞いて瞼を閉じる。そして深いため息をつく。

 ドゥガの続報が入った。

 夜、薄明かりの中、影が珍しく慌てて報告にきた。

 どうやらひと暴れしたようだ。


 あの阿呆は教主の言うがままに動き、早々に代官に目を付けられたようだ……。

 この状況下での勝利・敗北条件を考える。

 

 勝利条件:ドゥガ逃走

 敗北条件:ドゥガ・ディニオの捕縛


 ドゥガを逃がし、関わった教徒どもを見捨てれば最低限の損耗でこの計画を乗り切れる……。

 私も一時この街を離れねばならなくなるが……。ゼロになるよりましか……。


「影よ。ドゥガと関係する証拠を処分しろ」

「可能な限りでよろしいでしょうか」

「探られているのか……」

「……申し訳ございません」

「よい、可能な限りで行え」

「はっ」

 影の気配が消えて、嘆息をつく。

 さて、あの【節制】バルニフェルディアスはどう動くかな?

 あの女は【節制】などではなく【道化】を名乗ればよい。

 下らん倫理観に踊らされて愉快に舞うも、善性と信じている信者たちの為に立ち止まる。

 愉快なピエロがどう舞うのか……。

 このくだらない状況の中、唯一の楽しみかもしれない。そう思うと笑みが漏れてくる。

 ああ、そうだ無事切り抜けられたらあのピエロに人間牧場を披露するのはいつにしよう。

 あの偽善者の心がゆっくり壊れてゆく様を見て留飲を下げようではないか。


―――変態王子の視点①―――


 今は北に構えたパン屋へ素材配達をした帰りだ。

 人通りの多い大通りの真っ只中、私は空の荷車を押している。

 ふむ、愛し子が獣王国へ行ってしまい生活から色が無くなった。

 なんともつまらぬものだ。


 だが祖国に比べればここは面白い者が多い。

 そうだ。そのうち獣王国へ向かってみよう。

 愛し子の反応が楽しみだ。


 ……ほう、あそこに面白くない者どもがいるな……。


「おい、大男。貴様臭うぞ。早く湯屋か神殿にでもゆけ、公害だ」

 目の前を歩いていた金髪碧眼の2m近くある大男に言葉を投げかける。

 ひとつ言っておくが私は喧嘩を売るのが趣味ではない。

 屑をいじるのが趣味なだけだ。


「小僧、きさま!!!!」

 青筋を立てて振り返る臭い大男。


「ああ、臭い。臭い。人を食い物にする腐った宗教の臭いがするぞ。早めにその宗教などすててしまえ」

「おのれ! 主を愚弄するか!」

 叫ぶ大男。

 少し離れたところにいた付き人の二人が抑えようとしている。

 しかし必死に抑えているが大男を抑えきれず引き競られている。


「ころす! きまさ必ず神罰を加えてやる!」

「神罰は人の手ではできないぞー。貴様、神様にでもなるのか? はっはっは。それは不敬だ」

 このやり取りは周りも失笑している。

 さて、私はここまでだ。

 この国の暗部の諸君、屑の選定は進んだかな?

 あとは君たちの仕事だよ~。 



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。