プロローグ
初めまして。天と申します。
今回は私の小説をお読みいただき有難う御座います。
他の作者様方の足下にも及ばない駄作ではありますが、生暖かい目で見守って頂けると幸いです。
なおこの小説はBL成分がそれなりに含まれていますので、苦手な方はバックしてください。読んだ後の苦情は受け付けません。
それでは、お楽しみ下さい。
此処は日本の某所、何の変哲のないアパートの一室。其処に一人の少年が居た。
「今日も疲れたなぁ、明日も、一限から講義が入ってるから、早く寝ないと。」
そう言うと“彼”は、布団に入り暫くすると、深い寝息をたてはじめた。
其の後、アパートが炎に包まれるとも知らず。
――昨日深夜、○○市、○○町で、火事が有りました。
被害は、アパートを半焼、原因は煙草の不始末で、火元は、二階の一室のようです。
住民の被害は、軽傷者十数名、重傷者数名、死者一名です。 死者は十八歳男性、発火元の部屋の隣の住民で、火災当時は睡眠中であり、煙を多く吸い込んだのが、死因の様です。
死亡者の名前は“□□□ ”さん。近くの大学に通う学生で………――――
???side
「やっばいよ…マジでどうしよう。」
まるでお伽噺の中の天国の様な場所に“其の存在”は居た。
「こんな事が、“ルリア”様にバレたらどんなことをされるか…」
「私がどうかしたのですか?」
ブツブツ呟いていた金髪の美丈夫の後ろに、いきなりこれまた金髪の美女が現れる。
「!?っルっルリア様?!」
「どうしたのです?何が、私にバレてはならないのですか?」
「いっいや、あ、あのですね…」
金髪の美女“ルリア”は、其の顔に正に「聖母」の様な優しい笑顔を張り付けて問う。
対して金髪の美丈夫“サレ”は何とか誤魔化そうとしどろもどろである。
「一体何を…、あら?」
「あっ!ちょっ!」
ルリアが怪訝な顔をした時、視界の端で何かを捉えた。
ソレは、数枚の書類の様だ。
ルリアが其の書類を手に取った瞬間、サレは顔からサァッと、音が出そうなほど、血の気が引いてゆき、書類を読み進める内にルリアは表情が笑顔のまま固まった。
「…サレ、コレはどういう事ですか?」
「ひぃ!」
ルリアが先程と同じような表情で、サレを問い詰めてゆく。しかし先程とは明らかに違う威圧感が其処にはあった。
「何故、死亡予定者ではない人間の書類がここにあり、尚且つ死亡済みになっていて、更に明らかに書き直された寿命の欄の所が、なんですか∞って。」
「ひっひぃぃ!」
「答えなさい。」
「はっハイィィ!!」
「あっあのですね、つまり斯斯然々でして。」
青年説明中
「…つまり、あなたは信じられないことに仕事中に居眠りし、死亡予定者になかった人間を事故死させてしまう、しかも自らのミスを隠すために隠蔽を行い其を失敗、その時に何かの影響でその人間の寿命が∞になってしまう。しかも原因が分からないので、元に戻せないと。」
「はっはいぃ…。」
説明が終わるとサレは、石抱きの刑に処されていた。
「全く永久の時を生きるなどトップクラスの重罪人に処される刑罰ですよ?解っていますか?」
「もっ申し訳ございません…」
「それに彼、至って善良な人間の様ですよ。前世五代遡っても。」
ルリアは物憂げに溜息を吐く。
その様はまるで一枚の絵画の様だ。
そして恐る恐る、サレが声を掛ける。
「そっそれでルリア様どうしましょう…。」
「そうね、とりあえずあなたの減給は確実として。」
「うっ!」
「彼には、もう遺体も無い様ですから異世界に転生して貰いましょう。」
ルリアがさらりと言った言葉に、サレは驚愕することになる。
「はっ?…えっえぇぇぇ!?」
to be next
2011,6,03
誤字修正しました。




