エピローグ
「ねぇ、昨日の事件聞きました?」
「えぇ、馬車が湖に落ちたのでしょう?」
とある街の一角、主婦が2人で井戸端会議を開いている。
「近くの道路で御者らしき人が血を流して死んでたらしいわよ。だからその馬車を狙った賊が居るんじゃないかって」
「あらまぁ、それは怖いわねぇ。馬車には誰が乗ってたのかしら?」
「なんでも近くの町を治めている男爵領の娘さんが乗ってたって話よ」
「じゃあ身代金目的だったのかしら?どっちにしてもまだ犯人は捕まっていないのでしょ?しばらくは街の外には行かないようにしようかしら?」
「それがいいわよ。犯人の目的はわからないけれどそのお嬢様も死んじゃったって噂だもの」
「そのお嬢様も可哀想にねぇ・・・近くの男爵家っていうとタード家のことかしら?さてと、家の仕事も残ってるし帰らなくちゃ」
「そうね。私も旦那に文句言われちゃうわ」
「それじゃ、またね」
「えぇ、またね」
井戸端会議を終えた主婦たちは各々仕事のために帰っていったのだった。
ざまぁを書くはずだったのに気が付けばざまぁとはちがう結末になってしまいました。
自分の構成力のなさに絶望します。
アマンダの1人称で進める予定が、彼女を書いているうちに殺すのが難しくなってしまい主婦の噂で話を終えることにしました。
かなり尻すぼみの形にはなってしまいましたが以上で完結となります。
つたない作品ですが見てくださってありがとうございました。