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ルシネルの母奪還。
城の周りで長老達の魔力は底を尽き、落ちる。
魔力増幅の為の宝石は爆発し、彼等は死んだ。
「駄目だったか…お前が余計な事をしなければ大成成せたものを」
バウルは長老達の死を悲しみもせず言う。
「まぁ、あちらは雑魚だ。お前達をゆっくり倒してから彼女の世界を作ろう」
バウルは余裕たっぷりに言った。
〈母さん、母さん!〉
ルシネルは母を呼ぶ。
「無駄ですよ、あなた様の母君はお休み中です」
バウルの娘でもあるというのに、彼は非常だった。
「バウル貴様!」
ルシネルはバウルに抑えられた魔力量で突撃する。
「あなた様とあろうお方が」
わざとらしく嘆き、ニヤリと笑う。
「捕まえろ」
バウルが呟くと、木々の枝が急速に伸びる。
無理矢理スピードを落とされたルシネルはあっさり捕まった。
だが、その間にヘンリーはルシネルの母奪還には成功する。
ルシネルは捕まりながらもニヤリと笑った。
「ヘルグラム、礼を言う」
そう、ルシネルはヘンリーを横切る際一言、母を頼むと言っていたのだった。
ヘンリーはルシネルの母にかかっていた眠りの魔法を解く。
「私…あなた様は?」
「ルシネル君の知り合いです。あなたを保護しに来ました」
子供であるルシネルとは年の差が開いている青年、それから保護という言葉に疑問を持つ。
だが、ルシネルの母は再び眠りにつく。
今度はヘンリーによって。




