雑魚戦決着。
「もう、ヘンリーは何処行ったのよ!」
「姫様、集中してください!」
二人は前線で戦う。
キーレンとオネラスの補助もあり、敵の数は大分減っていた。
「いいかい?本気は出しては駄目だよ」
ヘンリーの耳打ちを思い出す。
「あぁ、じれったい!」
オネラスはそう言いながらもヘンリーの言葉を守っていた。
「おい、そこの女騎士!爆風出せ!」
「無理だ、やり方知らない!」
「先の方で何か爆発させればいいんだよ!」
「無理だ、集中出来ない!」
ユーフェミアはオネラスと問答する。
「チッ、引き受けなければ良かった!」
オネラスはオネラスらしからぬ言動をする。
「風で近くの魔物を吹き飛ばせ!」
オネラスが言うと、魔物から距離をとる。
「風刃!」
ユーフェミアが剣を一振りする。
すると、強大な風のが魔物達を吹き飛ばす。
実は、ユーフェミアの魔力をこっそり増幅させていた。
「魔力無しは、キーレンの側へ行くんだ!キーレンに近づく敵を倒せばいい!キーレンは遠距離攻撃と守備に徹すればいい!」
オネラスは言うと、ユーフェミアの側に行く。
「魔族は後ろの方に居るんだ。だから、そいつらをあんたが退散させればいい」
オネラスは言うと、後ろから腹に手を回す。
そして宙に浮いた。
雑魚を無視して高速移動する。
「前方に何か大きい攻撃!」
「竜巻!」
ユーフェミアは魔法を使う。
すると、最初に使ったよりも大きな竜巻が起きた。
「う、うわ!」
指揮していた雑魚魔族は逃げ出す。
「お前、魔族だろ!何で敵に回ってる!」
残っていた魔族はてんやわんやしていた。
「味方じゃないし」
オネラスは言うと、小石を投げた。
その小石は魔族を貫通し、息絶えた。
「魔族はこれで全部か?」
ユーフェミアはオネラスに問う。
「あとは…」
ワザと辺りを見回し巨大な石を見る。
影には一人隠れていた。
「ヒッ!」
臆病なその魔族は直ぐに転移術で逃げ出した。
「あとはこの魔物の大群を始末するだけだね」
オネラスは群を見て言ったのだった。




