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綺麗な青年が一目惚れしました。

「ヘンリー、どうしたのかしら」

アンリエッタは呟く。

それはユーフェミアも同感だった。

食事に下りると、人が減っていた。

二人は外套のフードだけ外す。

「食事は何にしますか?」

女将が座った二人に問う。

おすすめを頼むと、女将は笑顔で了承した。

「後でヘンリーにも持って行きましょう」

「はい」

アンリエッタが言うとユーフェミアが頷く。

二人が食事を食べ始めると、青年が下りてきた。

「キーレン、今日はいいお肉が入ったよ」

「じゃあ、それでお願い」

普通の服なのに高貴さを漂わせる青年。

会話を耳にし、彼を見るとアンリエッタは目が合った。

「初めて見るね。旅人?」

彼はアンリエッタに問う。

青年、キーレンはあろうことか同じテーブルに座った。

「貴様、馴れ馴れしい!」

短剣をユーフェミアは向ける。

「ユフィ、落ち着いて。私はアンリ、あなたの思ってる通り旅人よ」

「瞳が綺麗だ」

「は?」

キーレンは突然歯の浮いた言葉を呟く。

「僕も旅に同行させて」

あろう事か、キーレンはそう申し出たのだった。

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