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袴田祥平は不登校にならない  作者: 宮沢マスター
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いじめに屈しない

まったく、本当に困るぜ。

また俺のベルトがなくなっている。

朝のこんな忙しい時に気付くなんて。

ついこの間もベルトが盗まれた。

学校に行くたびにいつも何かがなくなってしまう。

もう学校に行かなくてもいいんじゃないかと思ったことは何度もあった。

でも、俺が学校に行かなくなったら母ちゃんを心配させてしまうし、なにより一番の夢だった”医者になる”という夢から遠ざかってしまう。


「行ってきます」


ベルトのことはいっさい告げず、”清谷中学校”行きのバスに間に合うよう駆け足で出て行った。


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