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中村さん、波多野さん、高橋さんがいる大木の洞の前へと移動する。

玉田さんが先行し、3人に声を掛ける。



「大和君は私たちも合流して良いって。それで、大和君から話があるそうなの。」


「どんな話?」



高橋さんが聞いてくる。高橋さんは教室では目立つ存在だった。教室では全員制服なのだが、髪型や小物などで若干の違いがあり、高橋さんは派手な印象がある女子だった。でも今は制服も顔も薄汚れていて苦労してきたことが覗える。もちろんそれは他の3人も同じ。

波多野さんは男子に襲われそうになったことが影響しているのか怯えた様子。

中村さんは睨みつけるかの様な表情だが、眼鏡女子なのに今は付けていないので、目を凝らしているんだと思う。



「話は俺の、何ていうんだろう。恋愛事情についてかな。先ず、俺はこの森に来て直ぐに佐藤美咲さんと合流して付き合ってほしいと告白したんだ。」


「え?何?急に恋バナ?」



玉田さんたち4人が合流する前にこの話はしておきたい。後々知られると面倒な勘違いが起きそうで嫌だ。だが出だしから高橋さんから疑問の声があがる。



「そう、恋バナ。合流するにあたって聞いておいて欲しいんだ。」


「重要なんだね?分かった。」


「手短に話すから聞いて欲しい。とにかく、俺は美咲さんが好きで、初日に告白した。でも返事を貰う前に、ここにいる雪さんと、飯田七菜さんとも合流した。それで、二人とも俺のことを好きになってくれたらしいんだ。美咲さんはたぶん、俺よりも親友の雪さんと七菜さんの方が好きなんだと思う。二人に遠慮して身を引こうとしたんだ。俺が美咲さん、美咲さんが雪さんと七菜さん、雪さんと七菜さんが俺を好きという三角関係になっている。そこに後から合流した鈴木華さんも俺を好きと言い出して、七菜さんからは今名前の出た全員で一つの家族になればいいって言われているのが今の状態。複雑だから先に知っておいて貰いたくてね。」



そこで調理中の雪さんが口を挟む。



「ソフィアも初日合流組で仲間外れは嫌だって。大和のハーレム入り希望。」


「ええ!?ハーレムなの!?」



高橋さんが驚きの声をあげる。他の3人にも動揺が覗える。



「俺はハーレムなんて作る気ないけど、なし崩し的にそうなりそうではあるんだ。」


「合流すると私たちも入れるんですか?」



おーい、中村さん。入りたそうな発言は止めて。



「俺たちに合流している女子は他にもいるけど、もうこれ以上他の人をこの関係に入れるつもりはないよ。入ってこようとしないでね。」



玉田さんは呆れた様子で一言。



「森でみんなが必死で生き延びようとしている間に何やってるのさ。」



俺は悪くないと思う。




その後、雪さんが用意したうどんを4人が食べるのを見ていた。4人とも温かくて美味しいと涙を流していた。助けに来て良かったと思う。



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