第一話「死んでから始まる物語って最近多いよね」
前書きにてもう一度確認です。
この小説は、作者の妄想を形にしただけです。
大した文才も無い奴の妄想小説になっておりますのでそういったのが嫌いな方は読むのをやめたほうがいいと思います。
今日。
俺、『富士・遼太』は死んだ。
学校からの帰り道。
道路の真ん中で動かない黒猫を助けようとして飛び出して黒猫を抱えた所でトラックに轢か
れた。
そして。
「貴方は神の兵として戦いの場に出される前に一つだけ特殊な能力を授かる事が出来ます」
金髪の白い翼を生やした女性にそんな事を言われていた。
「あの、状況がわからないんですが」
女性は俺の言葉にしまった、という顔をして説明を始める。
「まず、貴方は死にました」
「でしょうね」
自分がトラックに轢かれたのは覚えてる。
「その理由が黒猫を助ける為だったという事に私が仕える神が驚きました」
「それで?」
「そして神は今行われている神々の戦争において貴方を自らの兵とすることを決めました」
「神々の戦争って、神様達が兵を率いて戦うのか?」
俺の疑問に天使(こう呼ぶ事にした)は首を横に振る。
「いえ、実際に神同士が戦うと並列世界や異次元世界にまで影響が出てしまうので実際に戦
うのは兵だけです。その為、神々は自らが治める世界から選んだ人物を兵として選び優劣
を競い合う為に造られた世界に送り込みます」
「造られた世界?」
「はい」
天使は一息ついてから続きを言う。
「神々が自分達の優劣を決める為に造った世界です。
時代背景は中世に設定されています」
「俺はそこで殺し合いをさせられるって事?」
「いえ、その世界を統一すれば終わりと言うわけではありません。
細かい事は気にせずに第二の人生を謳歌していただければいいと思います」
「それでいいのか?」
「はい、優劣を競い合うと言うのはその世界でどの世界の人物がどういった影響を及ぼす事
が出来るのかを神々は見てみたいだけなので」
「でも、それだと最初に言った特殊な力何て要らないんじゃない?」
俺の疑問に天使は気まずそうな顔をした。
「貴方を送る世界は、三つの界から出来ています。
一つは人界。貴方が今まで暮らしていた場所とほぼ同じような所です。
そして、二つ目は天界。貴方の世界で言う天使達が居る界です。
最後に魔界。これは、貴方の世界のファンタジー物によく出てくるものとほぼ同じです」
「要するに危険?」
「……。はい」
天使は若干の間を置き答える。
「もし、俺がそこの世界に行くの嫌だって言ったらどうなるんだ?」
「輪廻転生の輪からは既に外れてしまっているので消滅します」
俺の疑問に一切の間を置かず答えた。
「選択肢ないんじゃない?」
「はい」
天使はすまなさそうな顔で答える。
「人生楽しんだモンが勝ちか」
小声で言った為、天使には聞えなかったようだ。
「俺の能力は『頑丈な身体』で頼む」
「え?」
「最初に言ってた能力の話」
「そ、それでいいんですか?」
「ああ」
「わかりました」
天使はこちらに手を振りかざしながら何事か呟く。
それと同時に天使の手から光が溢れ、俺の身体を包み込む。
「この光は転送と能力の発現を同時に行っています」
天使が言っているが段々と眠くなってくるが何とか耐える。
「転送に伴い強力な眠気が襲いますので抵抗せずに眠ってください」
俺は天使の言葉を聞いて眠気に抵抗するのをやめる。
「新しい世界は第二の人生です。後悔の無いように。
後、これは神様からのプレゼントです。
貴方の第二の生に幸おおからん事を」
天使から何かを渡されて俺は眠りに落ちた。




