自己暗示。
私はこの試練に耐えきることができるのだろうか。
認めよう自分が浅はかだったと。
美味しいものを発見しても、自分では食べられないことの辛さを甘くみていた。
私には人が喜ぶ姿を見られればそれだけで満足だ、などという自己犠牲の心はない!!
ええ、ありませんとも!!ないさ!!ないのよー!!
『カリンママ、ガマン大事よ〜』
う、レンちゃんに諭された⤵︎
『カリンママ、ブクブク太ったの〜』
むむ、太った?(ブクブク!?)
『カリンママ、やせるの〜』
・・・は!!もしやこれは!!
食べられないのは木(または実)だからじゃない、とレン様は仰っておられるのですね!?
そう!!食べられないのはダイエットのため!!美しくなるため!!だと。
『レンちゃん、ママ、痩せるために頑張るよ!!』
レンちゃんがニッコリと頷いてくれる。
ありがとう、レンちゃん!!
ママ、美しくなってみせます!!
自己暗示セット!!
『カリン様、この"稲"というものも、このまま食べるのでしょうか?』
キリが稲穂(に似た植物)を差し出した。
米!!そう、米!!
やっと、それっぽい植物を苦労のすえ探し出せたのだ!!
ふっくら炊き上がり、つやつやした米が食べられ・・・・・
『レンちゃん、ママ、痩せなくていい!!ダイエットやめる!!』
『カリンママ・・・』
レンちゃんが静かに首を横に振った。
自己暗示解除。
・・・・・(号泣)




