表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
59/80

第59話|終了の不在

朝、画面は昨日と同じ位置にあった。

閉じた記憶はある。

だが再び開いた感覚はない。


一覧もログも、

同じ表示のまま続いている。


彼は前日の終了時刻を思い出そうとする。

だがその記録は見つからない。


午前中、操作を行う。

入力は受け付けられ、

完了も表示される。


しかしその完了が、

どこで区切られているのかは分からない。


昼前、新しい担当者が言った。

「これ、いつ終わるんですか」


彼は少し考える。

終了を示す表示は存在しない。


「終わらない仕様だと思う」と答える。


午後、基準文書を開く。

短い追記がある。


「運用に終了点はありません」


それ以上の説明はない。


夕方、ログを確認する。

記録は続いている。

だが最終行という概念がない。


定時、端末を閉じる。


終了は示されない。

示されないまま続いている。


終わったという記録はなく、

続いているという表示だけが残っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ