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精霊王の子って退屈すぎない?  作者: nanon
王都へ
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冒険者カード(2)

「えっと、冒険者カードは15才からで、試験を受けなくちゃいけないけど…とりあえずこれ触ってもらえるかしら?」

と、水晶球のようなものを見せてきた。


「これは、冒険者ギルドで作られた物で、触れば、試験を受けれるか受けられないか分かるようになっているから、手をおいてくれる?」

と、僕の前に出す。


「ぎゃはははは! リンちゃんわざわざそれを使うのかい? 使わなくてもわかるような子に!」


「そーだそーだ! がっはっはっは!」


「「はははははは!」」

とここにいた男達は笑い出す。


最初に声をかけてきたガタイのでかい奴だけはじっとこちらを見ていたが…。


なんだ? と思いつつ水晶球を触ると……。

パァァァ…

水晶球が光出す。


「ご、合格です! 試験を受けられます。」


リンさん? と呼ばれたエルフさんは驚いた顔をしていた。この人も僕は難しいと思っていたのか……悔しい…!


「な、何だと!? その顔で15歳なってんのか!」


「嘘だろ…試験受けるのか?」


と、ざわめきだす男共。


「え、えっと、こちらへどうぞ」

と、受付の隣にあった通路に案内される。

「お名前を聞いてもよろしいですか?」


「僕がディアンで、モルダです。」


「有難うございます。」


「これから、試験を受けてもらいますが…内容はご存知ですか?」


「いえ、知りません」


「そうですか…」

リンさんの顔がみるみる青くなっていく…試験って、そんなにヤバイのか?


「ここでは、最高Bランクになるのが可能です。内容は、ランクの低い魔物から倒してもらいます。倒すごとにランクが高くなります。」


ふむ…ランクは…。F、E、D、C、Bか。

魔物と戦うのは初めてだけど大丈夫かな?


「あの~」


「あ、はい」


「そこの女の子も受けますか?」

と、モルダを見て言っていた。僕はモルダを見るとモルダは

『したいです』

と言っていたので


「はい、お願いします」

というと、リンさんはまた水晶球を出してモルダの前に出す。


手をかざすとパァァァと輝き、モルダも合格。これにはリンさん口をパクパクさせていた。まぁ、どう見ても5~6歳だからな。


「あの、それから…何か武器は持たないのですか? 無いのであれば貸し出すこともできますが…」

武器を持っていない事に不思議そうにしている。

まぁ、僕はあまり武器を使わないけど…空間の収納箱には…ある。一応出しておこうかな、それからここは人の目もあるしなるべく使う魔法の種類は限っておこう。


「武器はあるので大丈夫です。」


「……そうですか? では休憩室でお待ちください。準備が整い次第声をかけます。」


休憩室に入ると、周りに誰もいないのを確認して、空間に手を突っ込む。精霊の国で剣術の練習の時に愛用していた剣を取り出す。

これは、持ち主とともに成長する剣で、300年共にしたためだいぶ僕の魔力で馴染んでいる。魔力を纏わせればバチバチと電気が流れ出す。確か、雷を結晶化した物を使っていると父上は言っていた。雷、氷、闇、と、まだ人間には見つかっていない魔法はある。この剣を使うのはやめておこうか…? 

『綺麗です…』

モルダは目を輝かせながらそう言った。

じゃあ、使うしかないだろ!


と、使う武器を決めると、コンコンコン、扉をノックする音がした。


「はい」

「準備はよろしいですか? 試験は一人ずつです。ディアンさんからで宜しいですか?」


「モルダ、行ってくる」

『はい!』

ニッコリとかわいい笑顔で返事をしてくれた。モルダのおかげで元気出てきた。

よし、絶対冒険者カードを手に入れよう。

そう、心の中で決意した。



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