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のじゃーさんと僕の怪奇譚  作者: 鹿角フェフ
ふノ巻【以津真天】
23/31

閑話:のじゃーさんとデート

「意義を申し立てるのじゃ!!」


 ある日の夜、見る人が見れば作り物と分かるチープな心霊番組でどこかで見覚えのある人物の胡散臭い除霊を見ている時であった。

 のじゃーさんが不意に大声で叫んだかと思うと僕に意義を申し立ててきた。


「却下ですのじゃーさん!」

「にゃんで!?」


 のじゃーさんは間髪入れずに返された答えに驚きながらアタフタしている。

 もちろん意味もなく却下したのは理由がある。のじゃーさんがアタフタしている姿を楽しみたかったからだ。

 僕は予想通りにワタワタと慌て出すのじゃーさんを風のない日の水面のように穏やかな心でガン見しながら、ごく爽やかに返答する。


「いや、なんとなくのじゃーさんが驚く顔が見たくて……、それで、どうしたのかい?」

「主が最近妾に構ってくれないのじゃ! 意義を申し立てるのじゃ! 妾は不満なのじゃ!」

「うーん? でも僕とのじゃーさんの愛は本物じゃないかな?」

「倦怠期の訪れなのじゃ! 他の女の匂いがするのじゃ! 具体的にはさとみんとかことりちゃんとか!」


 むむむむ、どうやらのじゃーさんは最近僕が新妻さんやことりちゃんに構いっきりなのがご不満な様だ。


「うーん。そう言えば最近は新妻さんの事件やことりちゃんの事件と立て続けにいろいろあったからねぇ……」


 言われてみればそうだ、確かにのじゃーさんとのスキンシップがおろそかになっていた。

 僕は主が恋しくてちょっと構ってもらえないだけでついつい拗ねちゃういじらしい子狐ちゃんに少々困りながらも、早速お姫様のゴキゲンを取るためにジタバタと騒ぎ暴れた為あらわになったのじゃーさんのうなじに手を伸ばして――痛い!


「そこでっ! 妾は決断したのじゃ! ここで今まで貯まったポイントを全部使う!!」


 続けてベシベシと僕にチョップを食らわせてくるのじゃーさん。

 彼女は勢いそのまま決意新たな表情でポイントの使用を宣言する。


「おお! 思い切った決断だね! それで、何か欲しいものがあるのかい? あ、僕が欲しいってお願いは駄目だよ、僕は皆の物だからね!」


 ポイント制度は僕が考えた僕だけが得する素晴らしい制度だ。胴元が常に利益を享受するその素晴らしい仕組みによってポイントを使えば使うほど僕が美味しい思いをする様になっている。

 そんな事実を知らないのじゃーさんは、どうだとそのぺったんこな胸を張りながら僕に向かって勝ち誇った笑みを浮かべてくる。

 うんうん、素晴らしいと思うよのじゃーさん! さぁ、どんな特典にポイントを使うのか早速教えておくれ!


「主! 妾をデートに連れて行くのじゃ!!」




◇   ◇   ◇




「ま、まさか……こんな絶好のおでかけ日和に、一人UNJをするハメになるとは……」


 目の前にテレビのCMで何度か見た大きな入場ゲートが見える。

 UNJ――。ハリウッド映画をモチーフに作られたこのテーマパークは広大な敷地の中に様々な最新技術を用いたアトラクションが立ち並び、園内では数十分置きに至るところで魅力的なイベントが催される関西でも人気のスポットだ。

 一日限定で、のじゃーさんの彼氏になってUNJでデートをする……。

 本当ならばカップル御用達のこのUNJへのじゃーさんと来れるなんて感激しなければいけない事なんだろうけれども……、残念な事にのじゃーさんは一般的な人には見えないのであった。

 そう、今の僕は傍目に見ると一人でUNJで遊ぶ可哀想な男子高校生だったのだ。


「一人じゃないのじゃ! 妾がいるのじゃ! 他の人には見えないけど、ちゃあんとデートしてるのじゃ!」


 のじゃーさんは初めてのテーマパーク、そして初めてのデートなのでとても楽しそうにはしゃいでいる。

 うんうん、僕も嬉しいですよのじゃーさん! 本当ならここで君を抱きしめてあげたいところだけれども、残念だけど周りは見渡すかぎりのファミリー、アンド、カッポーなんだよね……。

 これ周りの人はどう思ってるのかな? 僕はデート開始早々重い気持ちになりながら、第一の関門へ歩みを進める。


「いらっしゃいませー、入場チケット販売はこちらになります。本日は何名様でしょうか?」

「が、学生一枚で……」

「えっ!?」

「学生一枚で!!」

「し、失礼しました!」


 驚き声を上げるチケット販売員。心で涙を流しながら答える僕。

 しょっぱなからダメージがでけぇ……。

 思わず声を荒らげたのがまずかったのだろうか、後ろからざわめきと共にヒソヒソと話し声が聞こえてくる。

 チラリと見たのじゃーさんはとてご機嫌な表情をしており、こちらと視線が合わさった事に気がつくと、ニコリと笑いながら抱きついてくる。

 頑張るよのじゃーさん、主は頑張るよ! でも、志半ばで力尽きたら骨は拾ってね!


「主とデートなのじゃー! 楽しいのじゃー!」

「ああ、視線が痛い……一人アトラクションがこれ程までにきついとは思わなかったよ」


 その後も酷かった。

 鑑賞型のアトラクションはまだ良い、だが搭乗型――ゴンドラ的な物に乗りながら用意されたコースを巡るアトラクションはそれはそれは酷かった。

 基本的に二人乗りなのだ。そりゃあカップルや家族を想定しているのだから当然だろう。

 カップル、カップル、カップル、お一人様、カップル、カップル……。

 人はこれ程までに残酷になれるのだろうか。

 僕が一人である事に気づく度にコソコソと噂するUNJスタッフとカップルは、それはそれは哀れみと嘲笑、そして驚きと興味に満ちた視線を僕に向けてきており、さしもの僕も心の中で何かがガリガリと削られていくのを感じずにはいられない。

 もしこの場にのじゃーさんがいなかったら……、僕は確実に泣きながら捨て台詞を吐いて逃げ出していただろう。


「主ー! 次はあれに乗るのじゃ! 楽しみなのじゃー!」

「はいはい、分かりましたよお姫様」

「ひゃっほーい! なのじゃー! 主の彼女は最高なのじゃー!」


 でも、こんな悲しみだらけのリアルで一つだけドリームがあるとすれば、それはのじゃーさんの笑顔だろう。

 それだけで良かった、そう言える。僕はついうっかりのじゃーさんに答えてしまった為、独り言を呟く変人と思われた為か、周りから急速に人気がなくなっていくその様に涙を流しながら、のじゃーさんのデートに付き合うのであった。。


…………

………

……


 一人カフェテラス。もちろん周りはカップルしかいない。

 もういい加減、羞恥心が快感に変わってきた頃だ。普段は飲まないエスプレッソを苦々しく飲みながら、死んだ目で遠くを見つめる僕に、のじゃーさんが不意に話しかける。


「ねぇ主……」

「ん? どうかしたのかい? のじゃーさん」

「やっぱり主は妾とのデート、楽しくないの?」

「そ、そんな事無いよのじゃーさん! 楽しいよ! でも周りの人の視線が痛いんだよ!」


 告げられた言葉は予想だにしないものだ。

 のじゃーさんには悟られまいとしていたが、僕がこの状況に苦痛を感じている事を感じ取っていたらしい。

 と言うか、あれだけ周りがザワザワしていて、かつ僕が死んだ目をしていれば分かるか……。


「ごめんなさい、妾が調子に乗っちゃったから主が恥ずかしい思いをしているのじゃ……」

「のじゃーさん……」


 のじゃーさんも僕の様子が気になっていたのだろう、彼女は今までの笑顔が嘘だったかの様にその顔を曇らせており、悲しみからか目尻に涙を溜めている。


「もう、帰るのじゃ。妾は十分楽しんだのじゃ」


 沈んだ表情で語る彼女に僕の胸が締め付けられる。

 僕は……、なんとく事を、なんと言う事をしてしまったのだろうか!

 間違っていたんだ、本当に大切なのは、世間体や他人の視線などでは無くのじゃーさんの笑顔唯一つだったのだ。

 目が覚めた、僕は縛られていたんだ、集団生活を送るうちにいつしか常識と言う見えないルールに。

 ありがとうのじゃーさん、そしてただいま。

 主復活ですよ、今なら君の為に法律を破ることすら僕は厭わない。さぁ、のじゃーさん、生まれ変わった主を見てくれ、そして僕に贖罪させて遅れ!


「いや、違うね!! まだまだ楽しんでいない!」

「あ、主!?」


 立ち上げり大声で叫ぶ。のじゃーさんと同様に、周りのカップル達が僕を見つめヒソヒソと噂を始める。

 もちろん今の僕には一切きかない、むしろどこか気持ちよくもある。

 そんな晴れやかな、澄み渡った空のような気持ちでのじゃーさんに自らの決意を続けて伝える。


「僕が間違っていたんだよのじゃーさん! 周りの視線なんてなにを気にする事があったんだ! 今は僕はのじゃーさんの彼氏! 彼女を想わない彼氏なんて彼氏失格だ!」

「主!!」


 のじゃーさんを抱きしめる。もちろんのじゃーさんは物質化していないのでフリだけだ。

 そして今の僕は周りの人には一人で芝居をしている変人にしか見えないだろう。

 ふふふ、これだから凡人は……。真実を見えないとはなんて哀れ、そしてその場で戸惑いながら僕とのじゃーさんの愛の語り合いを眺めていると良いよ!


「さぁ、不甲斐ない僕を許しておくれ! そして一緒にアトラクションを楽しもう! まだまだ乗ってないのが沢山あるからね!」

「うん! うん!」


 感極まって瞳から涙を溢れさせるのじゃーさん。

 僕も感激している、そう、そうなのだ。これこそが本来の僕とのじゃーさんの関係なのだ。

 すれ違いの後に訪れる仲直り、二人の絆が更に強くなったことを感じながら、僕はやんわりと注意してくるカフェの店員をガン無視してのじゃーさんをアトラクションへと誘う。


「さぁ、吹っ切れたらテンション上がってきたな! もう僕とのじゃーさんを阻む者は何一つない! さぁかかってこい、お前らには見えないけど僕には可愛い可愛い彼女がいるんだ!」

「そうなのじゃ! 主は妾の自慢の彼氏なのじゃ! 今日は一杯一杯! デートするのじゃー!」


 燦燦と照らしだす太陽にも聞こえるように。高らかに宣言する僕とのじゃーさん。

 二人のラブストーリーは今始まったのだ。

 僕はそっとのじゃーさんの手を握る。本来なら感じるはずの無い彼女の温もり、その暖かさを感じながら、さぁアトラクションを制覇するぞと一歩を踏み出した瞬間。


「は、羽田……お前何やってんだよ?」


 目の前に驚き顔のクラスメートが立ちふさがった。


「どえらいことになったぞ……」

「あわわ、最悪のタイミングなのじゃー!」


 熱せられた気持ちが一瞬にして冷え渡る。

 驚いた表情で僕を見るクラスメートの熊谷、そして彼と一緒にいるのは同じくクラスメートの黒瀬さんだ。ってか仲良く二人でお手々繋いでデートですか? 別に構わないけどなんでいつもそんなにタイミングがいいんですかねぇ?


「ま、まさかとは思うが一人なのか? 一人ぼっちのUNJなのか羽田!?」

「ごきげんよう。まさか貴方がエア彼女とエアデートをしているなんて思いもよらなかったわ、さとみはどうしたの?」


 未だに目の前の光景が信じられないと言った表情で僕に確認の質問をしてくる熊谷、そして相変わらずゴミを見るような目で僕を見つめている黒瀬さん。

 彼らは僕の事等なんとも思っていないので、今日の事も面白おかしくクラスに言いふらすだろう、そうして僕はクラスメートから哀れみの目で見られ、新妻さんから理不尽に怒られるのだ。

 僕は内心で何度も何度も舌打ちをしながら、彼らの問に答える。


「新妻さんは今日は一緒じゃないね……」

「見たらわかるわよこの汚物が、なんでさとみを連れてきてないのかって聞いてるの? 何かしら、貴方は馬鹿なのかしら、馬鹿だから貴方みたいなゴミを慕っている慈母の如き優しさを持つさとみの気持ちが分からないのかしら? だからそんな酷いことが出来るのかしら? もうなんて言うか死ねよ」

「さっすがに俺もこれは庇えねぇぞ羽田。真奈美の言うとおりだ!」


 かつて確かにあったはずの熊谷との友情は、黒瀬さんによって完全に破壊されたようだ。

 黒瀬さんに寝取られた熊谷は、完全に僕が悪いと言った様子でその行いを糾弾してくる。

 相変わらずゴミを見るように……ってか今確かにゴミって呼ばれた気がするけど、そんな侮蔑の目で見てくる黒瀬さんにビビりながら、僕は言い訳を絞りだす。


「ご、誤解だよ……これは」

「適当に誤魔化すしかないのじゃー、さとみんとのデートの下見とかが良いのじゃ!」


 のじゃーさんがそう進言してくる。

 確かにそうだ、そうやって誤魔化して、後々新妻さんをデートに誘えば万事解決だろう。

 だが果たしてそれでいいのだろうか? 僕はそれでのじゃーさんに顔向け出来るのだろうか?

 そう考えた瞬間、僕の口は自然と閉じられていた。


「新妻さんとの……」

「あ、主?」


 僕はのじゃーさんの彼氏なんだ。

 それはポイントで作られた一日限りの関係かもしれない。けれども、僕は彼女の彼氏である、そうして僕はそんな情けない彼氏でいるつもりはない!


「さとみとの?」

「ま、待て待て。嫌な予感がするのじゃ! 何を考えておる! またやらかす気か!?」


 吹っ切れた! 僕は吹っ切れたよのじゃーさん!

 僕は間違っていた、もう一度同じ過ちをする所だった! 真実はいつだって一つ、他人の目を気にしていては満足する人生など送れるはずもないのだ!

 さぁ、聞いてくれのじゃーさん。僕が君だけに送るたった一つの告白を! そして今日だけは君の彼氏であると誇らせてくれ!


「新妻さんとの関係は遊びだったんだよ! 僕の本命はここにいるのじゃーさんだ!!」

「ぎゃーーー! まーたやりおったこのお馬鹿主!!」


 言ってやったぞ! 僕は言ってやったぞ!

 勢いは止まらない、今までせき止められていたダムが決壊するように、押しとどめられた熱い想いがほどばしる。

 さぁ、聞いてくれ熊谷、そして世界よ。僕はここにいる! 今僕は世界の中心で愛を叫ぶ獣だ! ちなみに世界の中心はのじゃーさんね、だってのじゃーさんごっさ可愛いから!


「真実の愛はここにある! お前らには見えないだろうけど、ここには可愛らしい狐っ娘がいるんだ! その子こそがのじゃーさん! 僕の愛しい愛しい彼女さ!!」


「「うわー……」」


「ふん! なんとでも言うがいいさ! そうやって僕とのじゃーさんとのイチャイチャデートを邪魔しても二人の愛は引き裂けないぞ! どうせ新妻さんにもチクるんだろけど、今はのじゃーさんが僕の彼女だからね! 何も言わせないよ! でも新妻さんにはチクらないでいてくれると嬉しいな!」


「は、羽田……」


「さぁ、行こうのじゃーさん! 折角のデートにケチが付いちゃったよ! でも、もちろん君の可愛らしさは寸分も変わらないけどね!」

「嬉しいけど……嫌な予感しかしないのじゃ……」


 叫びあげた言葉に満足したものを感じながら、のじゃーさんへとそう告げる。

 ふふふ、僕の愛は伝わったかな? そして安心してくださいのじゃーさん、何があっても問題は無いよ、僕は君が守るからね!


「別に熊谷達がなんと言おうとも関係ないさ、のじゃーさんは心配し過ぎだよ。どうせコイツラもクライマックスでパレード見る頃には僕らの事なんて忘れているさ! あ、そうだ! もちろん一緒にパレードを見るよね? もっとも、僕はパレードよりものじゃーさんに見とれちゃうかもね!」


 やぁ、楽しくなってきたぞ! そうさ、初めから熊谷達を気にする事なんてなかったんだ! あいつらはあいつら、僕らは僕ら、それでいいじゃあないか!


「エ、エア彼女とエアトークしてやがる、本物だ……」

「優一君、残念だけど羽田は……」


 ふと見た熊谷達の表情は、悲しみを帯びており僕の様子に驚きとともに絶望を感じているようだった。つまり、なんていうか。


「ああ、手遅れだ」


 頭がおかしい子だと思われていた。


「おい待て。僕はかわいそうな子じゃないぞ! そこ哀れみの視線で見るな! 本当にいるんだよ!」

「大丈夫、いるさ羽田。俺達には見えないけど、きっとお前の心の中には可愛い狐っ娘がいるんだよ」


 穏やかな表情で語りかけてくる熊谷、その瞳は哀れみに満ちている。


「優しくするんじゃねぇ! いるんだよ!」


 ひと目もはばからず叫ぶ僕、別に誤解されるのは構わないのだけど、優しく対応されるのは癪だった。

 もちろん、そんな僕の怒りも虚しく、熊谷達は僕をスルーしながら今後に関して相談を始める。


「なんでこんな事に、私達がもう少し早く気付けば良かったのかしら……」

「俺、新妻さんになんて言えばいいんだよ……こんな羽田、見せられないぜ」

「優一君、さとみには私から上手く伝えておくから……」

「悪いな真奈美。さっ、羽田、一緒に病院行くぞ。なぁに、すぐ良くなるさ!」


 爽やかな笑顔で僕の手首をつかむ熊谷、慌てて振りほどこうとするが頑として動かない。

 流石スポーツマン、力持ちですね! もしかしてこのまま病院コースですか!?


「あ、おい待て熊谷! 引っ張るな! 助けてのじゃーさん! 僕を見捨てないで、このままじゃ病院に連れてかれちゃう!!」

「もう! 本当に主はどうしようもないのじゃ!!」


 ズルズルと入場門へと引っ張られる僕。のじゃーさんは呆れ顔だ。

 そうして、折角の僕とのじゃーさんのデートは、熊谷達との望まぬ鬼ごっことして終わりを迎えることになったのであった。


 ちなみに、新妻さんには速攻でチクられた。しかものじゃーさんと二人きりでデートしたことがとても気に入らなかったらしく、暫く口を聞いてもらえなかった。


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