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過去編第9話 ~大社線があったころ~

旧暦10月は出雲大社で神々の会議が行われる時期である。蠣乃神社の神・イヨも毎年それに参加している。ただ、変わったことにイヨは鉄道を使って出雲まで移動するのである。

「丸恵!イヨさまは今年も「大社」で行くぞ!」

出発の準備をするイヨは巫女(?)の蠣崎丸恵に移動法を宣言した。

「また「大社」ですかぁ?「大社」より新幹線とか使ったほうが速くないですかぁ?」

「確かにそうかもしれないがの…。「大社」なら直行で行けるからのう。居眠りも出来るしゲームウォッチしていても大丈夫だからの!」

「…イヨ様らしいですねぇ。」


そんなこんなでいよいよ出発の日。イヨは女の子っぽい私服に身を包み、大きなトランクを持って神社の玄関先に立っていた。

「では行って来るぞ丸恵!」

「行ってらっしゃいませぇ。」

そして最寄の大きな駅から目的の急行に乗り込んだ。

「よし、これであとは出雲大社まで一直線じゃ!」

安心しきったイヨは駅弁を食べたり、車窓を眺めたり、持ち込んだゲームウォッチに興じたりしていたが、最終的には寝込んでしまった。


「お嬢ちゃん!お嬢ちゃん!」

イヨは車掌の声で目覚めた。車掌はどうやらイヨのことを女の子と間違えているらしい。

「ん、んあ?」

「もう終点だよ!」

「あ、着いたのか…。」

確かに窓の外には毎年見慣れた神社型の駅舎が見える。

「うむ、確かに着いたのう。車掌、起こしてくれて大儀じゃ!」

「…一人で大丈夫?」

「うむ、大丈夫じゃ!」

「そう…。(ヘンな子…)」

イヨは大社駅に降り立った。

「うむ、もう夜も遅いのう。…早く出雲大社に行かないとの!」

こうして、イヨは出雲の夜の中へと消えていくのであった。


おわり

鉄道は好きなのでやはりこういうネタは一度やってみたいと思ったわけです。

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