表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この美しくも残酷な世界で異世界生活  作者: ヤジャ
第二章 試練
13/121

第二話 生きて帰るんだ

神崎は生きて帰ることができるのか。

 ウルナが狂気化している今話しかけても攻撃されるだけだ、いったい私にどうしろというのだ、まず何でこうなった、なぜ私が狙われている、ドシュッ、剣が私のいる横にめり込む、殺しに来てる、というより草を見つけないといけないな、ザシュッ、剣が戻っていった、ガラガラガラ、ウルナが移動している音がする、くそ、逃げることは考えるな、立ち向かうんだ、できるだけ威力を抑えて攻撃を当てる、これができればいいのだがどういう原理で私のこの剣術がつかえているのかわからない今そんなことはできないだろう、話しかけていて狂気化が解除できればそれが一番いい、蹴るのはさすがにあれだ、だがそうしないといけないならやる、というより逃げ回ってばかりだとどうにもならないな。

「ウルナ目を覚ませ‼」

あれ攻撃してこないな、ドシュウゥゥ、ウルナの剣が地面にかなり深くめり込みその横の地面がめくれ上がる、そんなのありかよ、危なすぎる当たったら即死だがその中に飛び込まないとウルナは助けられない、くそ、やるしかないのか、私は木に登る、どうやらさっきの攻撃で剣が土にめり込んだようだ、やるなら今しかない、私は木から飛び降りてウルナを蹴る。

「カンザキさん、死んで…」

ザシュッ、あたりの魔獣が斬られる、ドサッ、私の下半身がなぜか先に地面に落ちている、あれこれ私も魔獣と一緒に斬られてる、時間を巻き戻そう、木から飛び降りる前、木から飛び降りる前だぞ、ここだ、よし今度こそちゃんとやろう、というか、ウルナの攻撃を止めれる気がしないんだけど、剣でたたくか、いや、もう剣でたたくしかない、さあ飛び降りよう、バンッ、私はウルナの後頭部に向かって剣を上から下に振り下ろした、よし叩けた。

「カンザキさん来てくれたんですね、アハハ‼殺してあげる。」

さあ今だもう一度蹴るしかない、いやまだ蹴ってないか、とりあえずウルナが助かってくれればどうでもいい、考えるよりもとりあえず今は蹴るしかない。

「それっ‼」

 ドサッ、ウルナが倒れる、気を失ったみたいだ、まったくいい荷物だ、私はウルナを背負う、あとは薄い緑色の草か、盛り上がった土の上に生えてるってイエルが言ってたっけな、盛り上がった土っていうのは丘のことかな、でもここから丘なんて見えない、となれば木に登って探すのもいいか、だが人を背負った状態で木に登るなんてやったことはない、だからと言ってウルナを下において木に登るなんてできない、魔獣が多すぎる、いや、そんなことで下を向いてる場合じゃないな、あそこだけ明るい、いったい何があるっていうんだ、あれは、草か、それも探していた、希望はまだあるっていうのか、それにこんな近くに、ならそれを拾って帰るしかないだろ。

「カンザキさん。」

どうやらウルナが起きたみたいだ。

「どうしたの。」

「私をここでおろして。」

「そんなことできない、ちゃんと連れて帰る。」

今はこんなことを言っている場合じゃない、草も見つけた、ウルナもここにいるあとは草を持って帰るだけだ。

「私が、私がちゃんとしてないから、だからカンザキさんは病気になった。」

「違う、病気になったのはウルナのせいじゃない、家に帰ろう。」

私はそう言って草に向かって再び歩き出した。

「でもカンザキさん、早くいかないと死んじゃうんですよ、だから私を置いて行って。」

「確かにそれも手かもしれない、だけど、イエルに言ったんだ、ウルナを連れて帰ってくるって。」

「でももう傷つくのは私だけでいいです、役に立てなかった私一人が傷つくだけで…」

「そんなことさせない、もう誰も傷つけさせたくない、だから二人で帰ろう。」

そう言って私は草を抜いた、これで薬の素材はそろった、あとは帰るだけだ。

「カンザキさん、帰る道はわかるんですか。」

そういえば帰り道はわからない、どうすればいいんだ。

「帰り道がわからないならここから左に行ってください、屋敷の近くに出るはずです。」

ウルナはそう言った、私はウルナのいうことを信じて左に行くことにした。

 ウルナに言われた通り私はしばらくの間左へと向かって歩き続けた、すると森から出て少し歩くと壁が現れた、ここは、崖か、崖の下なのか。

「ここから右に進んでください、階段があるはずです。」

どうやらこの世界にも階段とかそう言った便利なものはあるみたいだ、まあ何で私が前いた世界のことを覚えているのかは謎だ、だけど今生きているのはこの世界なんだ、帰ると待っていてくれる人たちがいる、早く帰らないと、いや、帰るんだ、帰って昨日みたいにみんなでご飯を食べるんだ、そう思うと自然と力が湧いてきた、さあ帰ろう、帰ってイエルに薬を作ってもらおう。

 歩いているとかなり長い階段が見えた、ここを渡るのか、と龍で倒れたりしそうだな、だけどそんなことになったらウルナに迷惑がかかるな、屋敷までは階段を上れば少しで着くんだろうそのぐらい頑張らないと。

「この階段を上るとすぐに屋敷につきます。」

さあさっさと階段を上ろう、そしてウルナと一緒にみんなのもとへ帰ろう。

次回、謎の勢力によって仕掛けられた罠、それをかわしつつカンザキは屋敷へと戻る、だがその先に待ち受けていたものとは…次回急展開‼

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ