作戦開始、いざ、本番2
すみません、、
更新遅くなりました!
不定期更新なのに読んでくださりありがとうございます。
ふと気になったことがある。それはエリーナとホォルティオのシナリオはどういう内容なのかだ。エリーナはホォルティオルートをえらく気に入っている様子だからゲーム女子の間でも人気だったのだろうと思う。
「僕とエリーナ嬢のシナリオってどんな感じで結末なの?」
「ふふふっ、それ気になっちゃいます?なりますよね?」
エリーナがニヤつきながらホォルティオを挑発するように言う。
「……あ、うん、気になるか気にならないかと言えば気になるかな」
「もー!その言い回し素直じゃないですね~。ま!それがホォルティオ様ですよね。知ってますわ」
「…それで?」
「ホォルティオ様が1人で市井に出掛けるようになった頃、私が裏通りで通り魔に襲われそうになっていたその場に偶然居合わせたホォルティオ様が助けてくれたのです。その姿は頼もしい騎士様のようでした。剣使いが素早く華麗に一瞬で片付けて巡回していた騎士団に犯人を差し渡し颯爽に去っていきました。その後、市井に来るホォルティオ様に会う度に話すようになり親しくなりました。王立学園に一般入試を試みた私にホォルティオ様は親身に勉強を教えてくれてオルガン男爵の支援もあり学園に入学します。入学して私とホォルティオ様が仲良くしている姿を良く思わない令嬢達に苛められる私を必ず守ってくれるのです。『エリーナは僕の大切な人だ。彼女を苛めるということは今後ガルシア公爵を敵に回すつもりがあると見なす。言っておくが、人を貶めて苛めるような令嬢は好ましくない。僕の側にそんな品位のない女性は必要ないし僕の目に届く所で同じような事をするのは許さない。』って言ってくれるんです。もう、キュンキュンしちゃいます。わんこ系美男子がこんな男らしいことを言ってくれるんですよ。そりゃ好きになりますよ~!」
エリーナは興奮気味に熱弁して顔が真っ赤になっている。
興奮しすぎじゃない?てか僕はわんこ系美男子なのか?初めて言われた
「そうなんだ、現実味のない話だな」
「そりゃそうですよ。今いる世界とは違いますもの!それからそれから卒業パーティーでお揃いの衣装を着たホォルティオ様と私が婚約するって大々的に公表するんです!その場にいたケイン殿下とルイス殿下が祝福の言葉をお授けて貰いハッピーエンドです。エンディングではホォルティオ様と私の結婚式の映像が流れるんですけどそれがもう感動的で嬉し涙を何度も流しましたよ」
「…そ、そうか。そんなに良かったんだな…」
「あ、あれ?……なんか引いてます?」
「い、いや、そんなことはない」
自分から聞いた話だがエリーナの情熱こもった熱弁にかなり引き気味のホォルティオだった。そんな態度を見透かされたようにエリーナに問われなるべく顔に出さないようにしていたホォルティオの顔に冷や汗がツーと滴る。
「ふふふっ、ホォルティオ様って本当に嘘が下手ですわね。かなり引き気味の態度隠せるとお思いですか?バレバレですわ!」
エリーナはクスクス笑いながらそういうとホォルティオをからかうように意地悪い顔をして見ている。
「何でもお見通しってことか…。エリーナ嬢には嘘がつけそうにない」
「いえ、私じゃなくてもホォルティオ様の嘘は簡単に見破れると思いますよ。それ程嘘をつくのが下手ですわ。次期公爵様になられるのですから気を付けた方が宜しくてよ?」
「まさかエリーナ嬢に注意を受ける日が来るとは思わなかったよ」
「あら、私一方的に言い負かされるの好きじゃないの。その倍返ししないと気が済まないわ」
「……あははは、それは勝てる気がしないな」
お互い顔を見合わせてクスクスと笑う。
ゲームのような関係にはならないがよき友人として関係を築いていけることを信じてみようと思う。
「…ホォルティオ様、ノア様と上手く行くように願って下さいますか?」
「勿論だよ。ノアとエリーナ嬢はお似合いだと思うよ」
「…本当ですか?そうだと嬉しいです。」
頬を紅く染めて微笑むエリーナは恋する乙女のようだ。
時間を確めるべくホォルティオは首下げている懐中時計を開く。
「あれ?この懐中時計、プレゼントされたものですか?」
「うん、姉上とルイス様から貰ったんだ」
「ほぉ~、懐中時計はゲームの中で出てくるキーアイテムなんですよ!まさにこれと同じ。ただ宝石の色が違うだけですね」
「へぇ~、そうなんだ。大事なアイテムなの?」
「はい!ホォルティオ様ルートにいくと16歳の誕生日プレゼントとしてエリーナが『私と同じ時間を過ごしてください。ずっと側に居させて貰えませんか?』と渡すと『ありがとう!これからも宜しくエリーナ』って抱きしめてくれるんです~」
「へぇ、逆プロポーズされるんだ僕…。」
「ふふふ、それが良いんですよ!男性から積極的にプロポーズされる内容が多い中、ホォルティオ様ルートは奥手なホォルティオ様に女性からアプローチしてプロポーズする。そして恥ずかしながら気持ちを受け取ってくれるホォルティオ様が愛おしいんです」
「そうなんだ。僕、奥手だと思ってないけどね」
「それはゲームと現実世界は違いますから。あっ、今何時ですか?」
「そうだった。えーと、22時40分だ!2時間も話し込んでた」
「あら~、隣でリンネ様心配してるかも…。私、そろそろ部屋に戻りますね」
「ああ、おやすみ」
「おやすみなさい、ホォルティオ様」
バタンと扉を閉じてエリーナは隣の部屋をノックする。
「エリーナです。リンネ様いらっしゃいますか?」
扉が開いてリンネが出迎える。後ろにはトニー、ノアと心配そうに伺う様子が見て取れる。
「どうだった?大丈夫なの、エリーナ」
「大丈夫です!無事終わりました!トニー様、ノア様もご心配お掛けしました。」
リンネの心配そうな声掛けに優しく微笑んで無事に終わった事を伝えた。トニー、ノアにも話し掛けると安心したように笑いかけてくれた。
「じゃあ、部屋に帰りましょう。トニー、ノアおやすみ。」
「トニー様、ノア様おやすみなさい~!」
リンネとエリーナはトニー、ノアに挨拶すると自室に戻っていった。
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