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自己紹介と役員決め


ガラガラッと扉が開く音がして1人の男性が入ってきて教壇に立つ


「入学おめでとう。この教室を受け持つクラリス・マーチスだ。これから宜しく頼む。では、自己紹介をしていこう。後ろの席から順にお願いしようか。」


この教室の担任クラリス・マーチスは成績順に自己紹介を勧めてきた。先ほどクロード様の3番目のお兄様でクロード様は4男の末っ子だと教えて貰った。


1番目、ルイスで次、私?え?先生わざとなの?

これ以上恥ずかしい思いをしろと言うのね



「はい、第二王子ルイス・イースターです。特技は頭脳戦と実践、対抗戦。主に体を動かすこととルファティナが好きです。また、ルファティナが僕の唯一の弱点です。だからって変なことを考えないように。同級生として気軽に話し掛けて貰えると嬉しい。みんなと楽しい学園生活を過ごしたいです。」


この王子は婚約者を困らせたくて仕方無いらしい。そんなんじゃいつか愛想つかれるぞー。そうならないように自分色に染めてるんだよな、きっと。はぁー、腹黒王子第2号 。




ルイスは勢い良く立ち元気良く自己紹介をしていく

恥ずかしげもなく私を話題にしないで欲しい


わー、キャー、クスクスと笑う声が聞こえてくる


つらい、この後の自己紹介したくない、なんて言ったら良いのよ


「ルファティナ・ガルシアと申します。特技はお菓子作りと裁縫です。暇さえあれば本読んでます。皆様と仲良くなれると嬉しいです。宜しくお願い致します。」


わぁーと声が上がり拍手されて席に着く


無難な挨拶、模範的な自己紹介で聞いてる方は詰まらなかったかもしれないけどルファティナらしいぞ。


「クロード・マーチスだ。そこの教壇に立つ人の弟です。宜しく。」


簡潔でクロードらしい無駄の無い自己紹介だ。もうちょい何か無かったか。


「アンナ・ハントンと申します。ルファティナの従姉妹でもあります。特技は人間観察とお喋りですわ。第一王子殿下の婚約者だからって良く思わない方も居るらしいですわ。怖いわねー。私が有害だと判断すれば社交界で辱しめを受けると思って頂けると助かります。何事も起こさなければ皆さんと仲良くしたいと思っておりますのよ。」


アンナのそれは自己紹介というか脅迫?脅し?のような気がするな


このお嬢を怒らせないように気を付けるんだな、同級生達

ここで目を付けられると将来、お先真っ暗だぞ


息を潜める程静かに凍える生徒達。十分効果は有ったみたいだな。


パチパチと小さいながら拍手が上がる。



その後も自己紹介は終わり、次は役員決めを行う



「委員長と副委員長に立候補するものいるか?居ないなら俺が適当に決めるぞ」


クラリス先生が問いかける


「はい、先生!僕とルファティナがやります!」


席を立って右を真っ直ぐ上に伸ばしている



は?はぁぁ?おい、王子、ルファティナの意見も聞かないまま立候補するか、


ルイスはルファティナの顔を見詰めにっこり微笑みを浮かべる


わかる、わかるぞ、これは悪い顔だ。ルファティナ逃げられないぞ。


チラチラとルイスを見るルファティナ


ルイスとルファティナの目があう。ルファティナに優しく微笑む。まるで、心配しなくても僕が一緒に居るから頑張ろうとでも思ってるんだろうな


「はい、私やります!やらせてください!」



「おお、婚約者同士仲良くやってくれるとは頼もしいな」


クラリス先生が茶化すように承諾した


パチパチと拍手喝采が教室に広がった


皆歓迎してくれたようだった。


もしかして、もしかしなくてもルイスはルファティナがクラスの皆と馴染めるように立候補してくれたんだとルファティナは思った



因みにアンナとクロードは図書委員になった


アンナが図書委員とは珍いなーと思っていたらクロードからケインの情報をいち早く知りたい為になんとかクロードと仲良くなろうと企んでいるらしい


教室でも話せるのにって言ったらルイスにいちいち止められそうだからとの事だった。



学校初日色々と目まぐるしい1日だったけどルイスのお陰でクラスにも馴染めるように頑張ろうと思ったし、クロードというルイスの昔馴染みと知り合えたのだからもっともッと仲良くなれるよう邁進しようと思うルファティナだった





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