ンガガルとンガガロと靴磨き
ルリユール〈Langue de chat〉は、製本及び痛んだ本の修復を致します。店内には素材の見本の他、製本後の本の見本もございます。本の試し読みも出来ますので、詳しくは店員にお訪ね下さい。
臨時靴磨き屋さん開設です。
458ンガガルとンガガロと靴磨き
ンガガルとンガガロは、白黒のアナグマの姿をした靴磨きの妖精である。
靴磨きの妖精は片方の靴しか磨かない性質があるので、ンガガルは右足の靴しか磨かないし、ンガガロは左足の靴しか磨かない。ヤニクに見付けられた時から二人でいるので、双子だろうと言われている。
「ヒロ、靴ー」
「ヒロ、磨くのー」
朝、メフィストフェレスと一緒に来たンガガルとンガガロが、孝宏に揃って前肢を差し出した。
「うーん、うちにある靴は皆磨いてもらっちゃったんだよねえ」
勤勉な靴磨きの妖精を前に、孝宏は唸った。
「冒険者ギルドに、臨時靴磨き屋でも開店させてもらうか?」
エンデュミオンが前肢の先で顎を掻きながら呟く。ルッツが林檎のジャム入りヨーグルトを食べ終わるのを待っていたテオが言った。
「冒険者ギルドのトルデリーゼに頼めばいいんじゃないかな。俺達今日一軒配達あるんだけど、帰りにンガガルとンガガロと一緒に帰ってくるよ」
「短時間ならいいか。テオとフラウ・トルデリーゼの言う事をちゃんと聞くんだぞ」
「あいっ」
「あいっ」
イシュカに頭を撫でられて、ンガガルとンガガロが良い子の返事をする。
「一応、お弁当作るね」
孝宏はテオとルッツのお弁当を作っている途中だったので、ンガガルとンガガロの分のサンドイッチも追加した。
本日のお弁当は、出汁巻き玉子のサンドイッチと、塩で揉んで水に晒したみじん切り玉葱を入れたツナマヨサンド、水切りヨーグルトにマスカルポーネチーズのような白くて柔らかいチーズと蜂蜜を混ぜたものをパンに塗って、真っ赤な苺を挟んだフルーツサンドだ。
「ヒロ、お茶はトルデリーゼが淹れてくれると思うよ」
「そう? フラウ・トルデリーゼとヘア・ハーゲンにクッキー持って行って貰おうかな」
冒険者ギルド職員のトルデリーゼとハーゲンと、〈Langue de chat〉の面々と仲がいい。ギルド長のノアベルトとは、反りが合わないので、用事がある時はトルデリーゼかハーゲンを間に挟んでいる。
ノアベルトは特にエンデュミオンと相性が悪いので、彼の方も〈Langue de chat〉を日常的に避けつつあるのだが。
ンガガルとンガガロは、テオとルッツ、メフィストフェレスと一緒に冒険者ギルドに向かった。
雪解けが始まった街の中は、まだ冷たい空気の中にもどことなく土の匂いがした。
ルッツはテオに肩車してもらい、ンガガルとンガガロはメフィストフェレスに抱っこしてもらった状態で、冒険者ギルドのロビーに入る。
「おはよー」
ルッツの声に、カウンターの内側にいた人狼の女性が振り返る。
「テオ、ルッツ。それにメフィストフェレスじゃない! メフィストフェレス、その子たちどうしたのよ!?」
「ご無沙汰しています。フラウ・トルデリーゼ。この子たちはヤニクが拾ってきた靴磨きの妖精ですよ。今は私とシュティレが育てています」
驚くトルデリーゼに、真顔でメフィストフェレスが答えた。
「メフィストフェレスはトルデリーゼと知り合いだったんだ?」
「ヤニクが冒険者でしたし、たまに回復ポーションを買ってもらっていたので」
「そっか、メフィストフェレスの現金収入って錬金薬だもんな」
テオが納得して頷く。
「どうしてテオたちと一緒にメフィストフェレスが来たのよ?」
「メフィストフェレスたちの家は〈Langue de chat〉の隣なんだよ。それで最近メフィストフェレスたちがイシュカや孝宏と契約したんだ。この子たちはカチヤとだけど」
「あらまあ、そうなの。可愛いわねえ、飴をあげましょうね」
トルデリーゼがカウンターの陰から棒付き飴を取り出し、ンガガルとンガガロに渡してくれる。
「有難う!」
「有難う!」
水色の飴に白い粒々が練り込んである飴だった。見た事のある形なので、〈薬草と飴玉〉のものだと思う。
「ラムネだよー」と、こちらも飴を貰ったルッツが教えてくれた。
「テオとルッツは定期配達よね? メフィストフェレスは回復ポーションを久し振りに入れてくれるのかしら?」
「いえ、今日はこの子たちの用事です。出張靴磨きをやらせていただけないかと」
「靴磨き?」
きょとんとしたトルデリーゼに、ンガガルとンガガロは飴を持った前肢を上げて主張した。
「靴ー」
「磨くー」
「この子たち、家中の靴を磨いて磨く物がないんだよね。だからここで靴磨きをさせてほしくて。ほら、冒険者って自分で磨かない奴もいるだろ?」
「えっ、あんな汚れた靴をこの子たちに磨かせていいの!?」
トルデリーゼが狼耳を伏せて身体を引きながら、顔色を変える。冒険者の靴は、どれだけ汚れているのだろうか。楽しみでわくわくする。
「〈洗浄〉するからー」
「〈浄化〉するからー」
匂いや汚れはさっさと消してしまうので、どれだけ汚れていようと大丈夫だ。
「汚れた靴は最初に綺麗に汚れを落としますから大丈夫ですよ」
「動物型妖精は鼻もいいし、その辺はきっちりしているよ、トルデリーゼ」
メフィストフェレスとテオが保証してくれる。
「勿論、お金はちゃんと取るわよね?」
「あいっ。ンガガル右足銅貨五枚」
「あいっ。ンガガロ左足銅貨五枚」
「ンガガルとンガガロは片足ずつしか磨かないんだよ。両脚の靴を磨いてもらって銀貨一枚だね。凄く上手だし、磨いてもらった方が汚れ付き難くなるからお手頃価格かな」
本職なので当然だ。わくわくとンガガルとンガガロがトルデリーゼを見上げていると、横から平原族の青年が顔を出した。
「トルデリーゼ、お願いしたらいいんじゃないですか?」
「ハーゲン」
平原族の青年は、ハーゲンという名前らしい。ンガガルとンガガロが見ても、良い人族だ。
「雪解けが始まって、結構靴を汚したまま帰ってくる冒険者が多いんですよね。街の中は石畳ですけど、囲壁の外はぬかるんでいるところもありますし」
「そうねえ。〈洗浄〉を皆が使えるわけじゃないものね。じゃあ売店の横に場所を作りましょうか」
「僕、看板作りますよ」
「頼むわね、ハーゲン」
テオとメフィストフェレスがロビーにある売店の横の壁際に敷物を広げ、客が座る用の椅子と足を置く台を用意する。
「この場所は臨時でお店を出す場所なんですよ」
ハーゲンは催し物の案内用の黒板が付いた看板に、チョークで『ンガガルとンガガロの靴磨き・片足銅貨五枚』と綺麗な文字で書いて運んできた。
「これでいいですか?」
「あいっ、有難う」
「あいっ、有難う」
ンガガルとンガガロは、いそいそと紺色のエプロンを着けた。〈魔法鞄〉になっている茶色い肩掛け鞄から、靴磨きの道具が入っている木箱を取り出した。
「メフィストー、お仕事ー」
「フェレスー、行っていいよー」
「はいはい。テオとルッツとフラウ・トルデリーゼの言う事をよく聞くんですよ」
「あい」
「あい」
メフィストフェレスはンガガルとンガガロの頭を撫でた。ンガガルとンガガロも、頭をメフィストフェレスの掌に押し付ける。
「テオとルッツもお仕事いってらしゃーい」
「どこまで行くの?」
「俺達はハイエルンとの境にあるおうちに配達だよ」
買い出しに不便な所に住んでいる人らしい。
トルデリーゼと一緒に、冒険者ギルドを出るテオとルッツとメフィストフェレスを見送り、ンガガルとンガガロは敷物の上に置いたクッションの上に座った。
「私はカウンターに戻るけど、何かあったら大きな声で呼んでね」
「あい!」
「あい!」
カウンターに戻ったトルデリーゼが手を振ってくれたので、ンガガルとンガガロも前肢を振り返す。
売店は買いたい物を奥の棚から取ってもらう方式で、客が来たらハーゲンが内側を回り込んできて対応していた。
午前中の冒険者ギルドは、掲示板に張り出されている依頼を見に来た冒険者たちがちらほらといる程度だ。とはいっても、まだ雪が残る初春のリグハーヴスでは街中の仕事依頼ばかりだ。〈黒き森〉の入口にある地下迷宮までの道が開通するまでは、地下迷宮で手に入る素材の依頼は出ないからだ。
リグハーヴスで越冬しない冒険者は、ヴァイツェア公爵領の樹海依頼に行くか、最近入口が出来たハイエルン公爵領側から入れる地下迷宮に行く。樹海もハイエルンから入れる地下迷宮も、初心者には難易度が高い。新人冒険者は冬場は危険の少ない街中の仕事依頼をこつこつやるのだと、ヤニクがンガガルとンガガロの子守をしながら言っていた。
靴磨きは頻繁に客が来る仕事ではない。
だからンガガルとンガガロは、前に孝宏が作ってくれたキャラメルを口の中で転がしながら、冒険者ギルドにくる人たちを観察していた。
家と庭の中で長く過ごしていたンガガルとンガガロにとっては、人間観察は面白い。
すい、と開いた入口の扉から、無精ひげを生やした男性が入って来た。人族の年齢は余り解らないが、イシュカ達よりは年上だろう。腰のベルトから大振りのナイフや、輪にするように束ねたロープを提げている。
「猟師かな? イシュカより大きいねー」
「罠師かな? テオより大きいねー」
多分どちらも合っている気がする。彼の履いているショートブーツは、細かい傷のついた頑丈そうなものだった。身長も立派だが、体格も筋肉質でがっちりしている。
男性はカウンターでトルデリーゼに声を掛けた。
「猟師のディーターだ。猪避けの護符はあるか?」
「在庫はありませんが、街の錬金術師に依頼を出せますよ。今年は猪が多そうですか?」
「ああ。山から様子を伺いに下りて来ている。うちの村は〈黒き森〉に近いから、畑が狙われやすくてな」
手軽に美味しいものが食べられると解ると、野生の動物は村の畑まで遠征して来る。街は石造りの囲壁があるが、村にあるのは木の囲いだから、最悪猪は壊して入って来るらしい。
「猪と正面切ってぶつかり合えば、怪我をするからな。あのくらいの子供だったら大怪我だ」
ディーターがンガガルとンガガロを指差して言う。思わずンガガルとンガガロは、ひしっと抱き合ってしまった。
「ンガガル、猪怖い」
「ンガガロ、猪怖い」
「ヘア・ディーター、怖がらせないであげてください。あの子たちはまだ子供なんですから」
トルデリーゼに窘められて、ディーターが頭を掻く。
「すまん」
ディーターはンガガルとンガガロの傍までやって来て、床に片膝を突いた。年中外に出ているのか陽に焼けた精悍な顔をくしゃりと笑みで崩す。白っぽい金髪に青い目をしていたディーターは、無精髭も白っぽかった。
「怖がらせてすまんかったな」
「だいじょぶー」
「だいじょぶー」
ディーターはンガガルとンガガロの善人判定を通過していたので、短い尻尾をぱたぱた動かして歓迎する。
「ん? 靴磨き屋なのか?」
「あい! 磨く?」
「あい! 磨く?」
ンガガルとンガガロは同じ方向に頭を傾げる。
「ンガガルとンガガロは靴磨きの妖精なのよ」
カウンターからトルデリーゼがディーターに声を掛ける。
「おお、本職か。じゃあ磨いてもらおうかな。銅貨五枚ずつだ」
「有難う! 椅子に座ってー」
「有難う! 台に足乗せてー」
ディーターは解っている。ちゃんとンガガルとンガガロに銅貨五枚ずつくれた。
お金を鞄の中に入れ、袖を汚さないようにエプロンと同じ生地で作られた腕抜きをする。
「〈洗浄〉」
「〈浄化〉」
ンガガルとンガガロは台に乗せられたディーターのゴツイ靴を履いた足に〈洗浄〉と〈浄化〉を掛けた。しゅわっと青白い光がディーターの足を包む。
「ふふ、しゅわっとしたな」
楽し気にディーターが笑う。
靴を脱いで貰ってもいいのだが、履いたままの場合はこうして足ごと〈洗浄〉と〈浄化〉を掛けるのだ。地味に軽い水虫ならこれで治る。
〈洗浄〉で塗られていた靴墨も除去する。
「靴墨」
「靴墨」
端切れに革の色に合わせた靴墨を少量付け、汚れを落としたショートブーツに塗り込んでいく。そのあと、何も付けてない端切れで艶々になるまで磨くのだ。
「出来た」
「出来た」
「見違えたな。有難う」
ディーターに褒めてもらい、ンガガルとンガガロは嬉しくなった。
「また頼みたい時はどうしたらいいのかな?」
「ンガガルとンガガロ、〈Langue de chat〉にいるよ」
「市場広場を右区に入って一本目の路地の、〈本を読むケットシー〉の吊り看板のあるルリユールだよ」
「ああ、あそこか」
入った事はないが、店の場所は知っているようだ。
「その子たちの保護者はメフィストフェレスとエンデュミオンよ」
「メフィストフェレスっていうと、ヤニク爺さんのところの子か」
「ディーター、ヤニク知ってる?」
「ディーター、ヤニク知ってる?」
「俺たちが子供の頃、罠の掛け方やナイフの使い方を、よく教えに来てくれたんだよ」
「そうなのー」
「そうなのー」
その頃ンガガルとンガガロはまだ赤ん坊だったと思うので、記憶にない。
でも、今の主のカチヤは元猟師で、いまでも休みの日には魚釣りをしたり、野草を取りに行くから、ンガガルとンガガロはヤニクを思い出して懐かしい気持ちになる。ケットシーの里は安全だから、カチヤはンガガルとンガガロも連れて行ってくれるのだ。
「また頼むよ」と言って帰って行ったディーターを見送ったあとも、ちらほらと頑固な泥汚れを纏った靴を履いた客が、ンガガルとンガガロの元を訪れた。ンガガルとンガガロにしてみれば、やりがいのある靴である。
鼻歌まじりに靴を磨き終え客が途切れた頃を見計らって、トルデリーゼがカウンターから出て来た。
「そろそろお昼よ。お腹空いたでしょう」
「ヒロがお弁当作ってくれたー」
「お弁当食べるー」
「片付けたら、暖かいお茶を淹れてあげましょうね」
ハーゲンも来て、敷物を畳むのを手伝ってくれる。靴磨きの道具やエプロンも肩掛け鞄にしまってから、トルデリーゼについて小部屋に入る。小さな台所が付いていて、休憩室のようだ。
トルデリーゼがお茶を淹れてくれている間に、ンガガルとンガガロはサンドイッチの入っている蓋つきの籠を取り出した。ぱかりと蓋を開ければ綺麗な切り口のサンドイッチが顔を出す。
「あら、綺麗ねえ」
「美味しそうー」
「美味しそうー」
ミルクティーを入れたマグカップを運んできてくれたトルデリーゼも、紙袋から細長いパンにハムやチーズが挟まれたものを取り出している。彼女もお昼休憩のようだ。
「今日の恵みに、月の女神シルヴァーナに感謝を」
「今日の恵みに!」
「今日の恵みに!」
食前のお祈りをして、ンガガルは卵のサンドイッチに、ンガガロはツナマヨのサンドイッチに齧りつく。
「んー、美味しー」
「んー、美味しー」
ヒロは料理が上手だ。家事妖精のシュティレも料理上手なのだが、二人は作る料理の系統が違うので、甲乙つけがたく双方美味しい。
トルデリーゼが淹れてくれたミルクティーも、蜂蜜が入っていて美味しかった。
「ンガガルとンガガロ、また靴が磨きたくなったらいらっしゃい」
「あい!」
「あい!」
ンガガルとンガガロがお昼ご飯を食べ終わって、トルデリーゼと昼休憩を交代したハーゲンとお喋りをしていると、配達から戻ってきたテオとルッツが迎えにきてくれた。
「トルデリーゼ、これ皆でどうぞ」
「まあ、有難う」
テオがトルデリーゼにクッキーの入った紙袋を渡す。トルデリーゼの尻尾が揺れている。孝宏のクッキーは美味しいから、尻尾が揺れてしまうのだ。
「トルデリーゼ、またねー」
「ハーゲン、またねー」
二人に前肢を振って、冒険者ギルドを出る。ルッツを左右から挟んで前肢を繋ぎ、とてとてと歩くンガガルとンガガロたちの後ろをテオがゆっくりと付いてきてくれる。
「ンガガルとンガガロ、くつみがき、たのしかった?」
「あい!」
「あい!」
ルッツの問いに、二人揃って返事をする。
「あのねー、がけのしたのかじやさんのベルンが、こんどあそぼうっていってたよ」
「ベルン?」
「だあれ?」
「ベルンはねー、コボルトなんだよ」
ハイエルンとの境にある鍛冶屋に暮らすコボルトがいるらしい。
「もっと雪が解けたら、鍛冶屋のイェンシュと一緒に街に来るんだって。その時に〈Langue de chat〉に寄るって言ってたよ」
テオが説明してくれる。どうやら、ンガガルとンガガロが知らない妖精達が、リグハーヴスには結構いるようだ。
「楽しみー」
「楽しみー」
外の世界と関わりを持つようになって、ンガガルとンガガロの知り合いは一気に増えた。人族も、妖精も。
まだまだ子供だが、ンガガルとンガガロが他人と会っても大丈夫になったと、メフィストフェレスとシュティレが判断したのだろう。今よりも小さかった時は、庭にも必ずメフィストフェレスとシュティレがついてきていた。
ンガガルとンガガロにとって、彼らは親であり兄である。
「ンガガル、知らない事いっぱいー」
「ンガガロ、知りたい事いっぱいー」
お隣に行くだけでも知らない事が山ほどあって、ンガガルとンガガロにとっては、扉の外は未知の世界だった。
「ルッツもだよー。だからおべんきょうするよー」
ルッツは〈Langue de chat〉にいるお休みの日は、エンデュミオンに色々と教わっている。ンガガルとンガガロもカチヤと契約してからは、エンデュミオンに読み書き計算から教わっている。
「お勉強したらー、メフィストのお手伝い出来るかなー」
「フェレスもだけどー、シュティレのお手伝い出来るかなー」
「大丈夫、出来るようになるよ」
テオが後ろからンガガルとンガガロの頭を撫でてくれた。
「えへへー」
「えへへー」
今日は靴をたくさん磨いて、銅貨も貰えた。おうちに帰ってシュティレに褒めてもらおう。
ンガガルとンガガロは、顔を見合わせて笑った。
ンガガルとンガガロ、臨時靴磨きをする。
メフィストフェレスはたまに回復ポーションを作っては、冒険者ギルドで買ってもらっていました。
ラルスの薬は薬草茶。
フィリップの薬は丸薬。
メフィストフェレスの薬は、シロップ薬(小瓶に入っているアレ)。
グレーテルが自分の所で出す薬は、煎じ薬かな?回せるものは、ラルスに調薬を回していると思います。




