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アロイスと綿毛

ルリユール<Langue de chat>は、製本及び痛んだ本の修復を致します。店内には素材の見本の他、製本後の本の見本もございます。本の試し読みも出来ますので、詳しくは店員にお訪ね下さい。

アロイスさんちのお話。

256アロイスと綿毛フラウム


 肉屋アロイスは愛妻家である。

 結婚して十年を超し、子供はいないが、女神様の思し召しだろうと思っている。

 自分達の子供はいなくても、徒弟は育て上げた。先日職人と認めたロータルは、早速一人暮らしを始めた。どうやら最近恋人が出来たらしい。

 リグハーヴスでは徒弟には衣食住の他に、職人よりは金額は低いが、賃金を与えなければならない。そうでなければ独立出来ないだろうから、という至極真っ当な理由で。

 ロータルもこつこつ賃金を貯めていたらしい。ある程度は貯めておけ、と最初にアロイスと妻のユリアが忠告したのを覚えていたようだ。聞く耳を持った弟子で良かった。

 アロイス達はこのまま子供が望めなければ、ロータルに将来店を譲っても構わないと思っていた。

「おはようございます。親方マイスターおかみさん(フラウ)

「おはよう、ロータル」

 ロータルは開店準備をする時間にはきちんと出勤してくる。

 アロイスはロータルと、店の横引きの戸を開けた。そして扉を開けた部分に、硝子張りの保冷庫を押し出す。下部に車輪がついている保冷庫は、閉店時は引っ込めるのだ。

「私が硝子を拭いてくるから、アロイス達はお肉の準備をどうぞ」

 ユリアが濡らして固く絞った布巾を片手に外に出ていく。

 肉屋は力仕事だ。その為アロイスは、ユリアには家事と賄いを主に頼んでいた。

 ユリアも採掘族だが、余り身体が強くない。全ての採掘族が頑健な訳ではないのだ。

 ちなみにロータルは平原族で、ひょろりと背が伸びた青年だ。肉には不自由させなかったのだが、彼の父親も似た体格だった。

 アロイスとロータルが鎖のように繋がる腸詰肉ブルストや、今日の売りとなる肉を保冷倉庫から出し、撥水加工された平たい木の器に盛っていると、ユリアの声が聞こえてきた。

「まあ、可愛い子。どこから来たのかしら?」

 こんな朝早くに子供が来たのかと、アロイスとロータルは顔を見合わせた。

 パン屋と同様に、火を通さずすぐに食べられるハムを売るアロイスの店も、早くから開けるのだ。しかし、子供がお使いに来るには早すぎる。

一寸ちょっと、見てくる」

 場合によっては家まで送らねばと、アロイスは店頭に出ていった。

 店の前に、水仙の花を模した簪で、器用に金茶色の髪をまとめているユリアの背中が見える。この簪は家具大工クルトに憑いている、北方コボルトのメテオールが作ったものだ。ネーポムクに彫刻を習っていて、習作に作ったものを譲ってもらった。

 お金は要らないと言われたので、腸詰肉一巻きと薫製肉ベーコンの塊をお礼に押し付けた。それ位良く出来ていて、ユリアは大喜びした。肉を貰ったメテオールも喜んでいた。

「ユリア?」

「アロイス、可愛い子よ」

 しゃがんでいたユリアが振り返ったので、誰が来ていたのかアロイスにも見えた。

「コボルトか」

 エンデュミオンと知り合いになったお陰で見慣れたコボルトがそこにいた。黒褐色なので南方コボルトだが、ケットシーのルドヴィクのように口元が白い。前肢の先も白いので肢の先も白いかもしれない。

 アロイスの店の前に立つコボルトはヨナタンより少し小さく感じた。体毛にはぽやぽやとした綿毛のような毛が混じっている。多分、かなり若い。

 朝方は五の月でも冷えるからか、フード付きの外套を着て、背中に鞄を背負っていた。ハイエルンから旅をしてきたのだろう。

「……」

 ぐうー、とコボルトの腹が盛大に鳴った。南方コボルトなのに、どこかぼんやりして表情が乏しいのは、空腹だからに違いない。本来南方コボルトはお喋りで陽気なものが多いのだ。

「腹が減っているのか。ユリア、温かい物を食べさせて休ませてやってくれ」

「ええ。ほら、おいでなさい」

 立ち尽くしたままふらふらし始めたコボルトを抱き上げたユリアが驚きの声を上げた。

「まあ、なんて軽いの! ご飯沢山食べましょうね」

 大人しくユリアに抱かれて、コボルトは二階にある居間に連れていかれた。

(腹が減りすぎて動けなかったのか)

 ハイエルンのコボルトならば、簡単には人族を信じられないだろうから、食べ物を譲ってもらうのを躊躇ったのかもしれない。

(怪我をしてなければいいんだが)

 もし怪我や病気なら、ヴァルブルガか魔女ウィッチグレーテルを呼ばなくては。

「親方、お客さんでしたか?」

 両手に肉の入った器を持って、ロータルが保冷倉庫から出てきた。

「んー、腹を空かせたコボルトがいたんだ。飯を食わせたら元気になるだろ」

「ありゃー」

 遠くから来たんですかねー、と呟きながら、ロータルが肉の塊やハムが乗った器を、店頭の保冷庫の棚に並べていく。

「そうだな」

 今まで隠れ棲んでいたコボルトは、元々好奇心が旺盛な種族だ。これからもハイエルンからあちこちの領へと遊びに行くに違いない。先日雑談の中で「リグハーヴスとヴァイツェアが人気らしいぞ?」とエンデュミオンが言っていた気がする。

 確かに、最早リグハーヴスではケットシーもコボルトも、地元住人は見慣れている。他領の者が彼らに危害を加えようとしたならば、一斉に立ち上がる位には。地下迷宮ダンジョンのお膝元、昔とった杵柄を振り回せる者は多いのである。


 朝の忙しさが一段落したので、店をロータルに任せて、アロイスは二階に上がって居間を覗いた。

 テーブルの上には空になった食器が置かれたままになっており、ソファーでユリアの膝に凭れてコボルトが眠っていた。

「お腹一杯になったら、寝ちゃったの。この子、随分歩いてきたみたい」

 ソファーの下に揃えて置かれた小さな靴を、アロイスは手に取った。柔らかい革靴はボロボロになっていた。

「肢は大丈夫か?」

「肉球が腫れているみたいなの」

 コボルトの灰色の肉球が赤みを帯びて痛そうだ。

「ヴァルブルガに精霊ジンニー便を出しておくから診て貰ってくれ」

「そうね、そうしましょう」

 ユリアはそっとコボルトの頭を撫でた。

「ふふ、手触りも綿毛みたい。フラウムヒェンね」

 綿毛ちゃん、という意味だ。

 ピスーと鼻を鳴らしながら寝るコボルトをアロイスも一撫でし、ヴァルブルガに精霊便を書いて、窓から風の精霊(ウィンディ)に配達を頼んだ。

「フラウムヒェンはあの部屋に寝かせたらいいんじゃないか?」

「ええ。大きさも丁度かしら」

 あの部屋、とはアロイスの家にある、使われなかった子供部屋だ。子供用に家具も小さい。

 可愛い弟子のロータルにも何故か使わせられなかった子供部屋だったが、フラウムヒェンにはぴったりだと思ったのだ。

「あらあら、よだれ

 涎を垂らして熟睡するフラウムヒェンの口元をハンカチで拭いてやるユリアを居間に残し、アロイスは店に戻った。


 小さなコボルトはハイエルンの裕福な家の娘の為に〈人形(プッペ)〉として買われた。

 〈人形〉なのでまだ幼い娘の気が向いた時にしか触れられず、話し掛けられもしなかった。当然〈人形〉なので勝手に動いてもいけないし、喋ってもいけない。娘が他の玩具で遊ぶのをぼんやりと見ている日々だった。

 唯一、娘の乳母だけが「〈人形〉が汚れていてはお嬢様が病気になるかもしれない」と言う理由をつけて、コボルトを風呂に入れ、食事を与えてくれた。そうでなければコボルトは汚れ放題で、病気になっただろう。例え残り物でも、食事を与えてくれたのは乳母だけだったので毎回残さずに食べた。成長期のコボルトには少なすぎる量だったけれど。

 ある日、ハイエルンにコボルト解放令が出た。幸か不幸か娘の父親に、王都への異動話が持ち上がったのもその頃だった。

 引っ越しの準備をする親子に、乳母が〈人形〉をどうするか問うと「捨ててこい」と父親が答えた。

 乳母はコボルトに旅用の服を着せ、靴を履かせ、日持ちのする食べ物と水と野営に必要な最低限の物を鞄に詰めて、「リグハーヴスに行きなさい」と言って、リグハーヴスまでの街道が書かれた簡単な地図をくれた。

「夜に移動する事。川の水は一度沸かして飲む事」などを、口早にコボルトに伝え、最後に抱き締めてくれた。

 ──幸運を(フィールグリュック)、フラウムヒェン。

 彼女はとても暖かかった。


「……」

 夢を見ていたらしい。でも今も夢かもしれない。暖かくて良い匂いの布団の中で眠るのは久し振りだった。身体の痛むところもない。

 コボルトはむくりと起き上がった。そしてこてりと首を傾げる。

 コボルトが寝かされていた部屋は、人族のものにしては小さな家具が置かれていた。全ての家具の角が丸い。

 ベッドも小さく低かったので、コボルトでも楽に下りられた。腹這いで下りたが。

 シャツとズボンで寝ていたが、コボルトの荷物は、部屋の机の上に全て乗せてあった。

 ベッドの脇に置いてあったボロボロの靴は、丁寧に汚れを落とし磨かれていたが、床が綺麗だったので痛みのなくなった素足のままカチカチと爪を鳴らして歩く。

 部屋の、上部が丸いドアは開け放たれていた。ドアの向こうは廊下だった。

 コボルトはそのまま廊下に出て適当に左に歩き出す。先程居たらしき居間からは女性の鼻歌が聞こえたが、開いた戸口から姿は見えなかった。居間を通り過ぎ、少し行くと階段があった。

 どうしようか考えていると、トントントンと誰かが上がってくる足音が聞こえてきた。コボルトは慌てたが隠れる場所がない。じわりと肉球に汗をかきながら、そのまま固まっていたが、下から上がってきたのは採掘族の男性だった。ハイエルンでは髭を生やしている採掘族も多いが、彼はすっきりと髭を剃っていた。

「お」

 コボルトを見てニカッと笑った。

「目が覚めたんだな。喉が渇いているだろう。エンデュミオンに精霊水を貰ったから飲もうか」

 自然な動きで男性はコボルトを抱き上げ、居間に入る。

「ユリア、フラウムヒェンが起きてたぞ」

「あらあら。良く眠れた? 今お水あげるわね」

 先程、美味しいご飯をお腹いっぱい食べさせてくれた小柄な採掘族の女性が、水の中にミントや果物の入った水差しから、コップに水を注ぎ、ストローを挿してくれた。コボルトはストローの方が飲みやすいと知っているらしい。

 さっきはなかった座面の高い椅子に下ろされ、ミントと果物の香りと味のする精霊水のコップを目の前に置かれる。

「はい、どうぞ召し上がれ」

「……」

 こっくりと頷いて、コボルトはストローを咥えた。ちゅーと吸い込めば、美味しい水が口一杯に入ってきた。

「さっきヴァルブルガに治療してもらったんだが、まだ痛いところはあるか? ヴァルブルガはケットシーの魔女だ」

「……!」

 コボルトはぶんぶん首を横に振った。

「お、おか、おかね」

 治療費は高い。コボルトは無一文だった。

「いらんいらん。リグハーヴスでは治療費は決められていて、良心的な金額なんだ。それより何処かに行くつもりだったのか?」

「リ、リグ、リグハー、ヴス」

 ずっと声を出して話す機会がなかったので、コボルトの話し方はどうしてもぎこちなくなる。

「リグハーヴスの何処だい?」

「……ど、どこも、ない」

 ハイエルンから逃げてきたので精一杯だったのだ。

「そうかい。じゃあここに居ると良い」

「……い、いい、の?」

「構わんよ。今は俺とユリアの二人暮らしだからな。昼は職人のロータルも居るが、気の良い奴だから安心しろ」

「うい」

 頷いて、美味しい水の残りを飲む。

 アロイスにも水を渡していた女性が、コボルトに向き直る。

「フラウムヒェン、お魚は好き? さっきエンデュミオンが白身魚のパイをくれたのよ」

「さ、さか、な?」

 山のハイエルンは魚が少ない。特に賄いの残りを食べていたコボルトには、高嶺の花だった。それにパイが何だか解らない。でも美味しいものに違いない。

 じわり、と口元が濡れる。

「もう少ししたら、夕御飯ですからね。アロイスにお風呂に入れてもらうと良いわよ」

「お、おふ、ろ」

 ぬるい水と匂いのない石鹸で洗われた記憶しかない。それでもあの乳母は、出来るだけの事をしてくれたのだ。

 再び男性に抱き上げられて、バスルームに連れていかれる。廊下の窓から見える空は、暮れかけていた。

 白いバスタブに男性がお湯を溜めていく。何かをポンとお湯に放り込むと、花の香りがした。菫だろうか。

「フラウムヒェンが入るなら、浅くていいか」

「フラウム、ヒェン?」

 先程からコボルトは二人にそう呼ばれていた。

 コボルトが呟くと男性が苦笑した。

「ユリアがお前さんはフラウムヒェンだって言ってな。撫でると綿毛フラウムみたいに柔らかいから。ああ、俺はアロイスだ。肉屋をやってる」

「アロイス。ユリア。……フラウムヒェン」

「ほれ、お湯が入ったぞ。服を脱いで。ブラシを掛けてやろう」

 服を脱いで洗濯用の盥に入れた後、身体の毛をブラシでよく梳かしてもらう。毛玉を丁寧に解いてから、アロイスはフラウムヒェンをバスタブの中に下ろした。

「う!?」

 ちょこんと浸けた足先が、経験した事のない湯の熱さに驚く。

「すまん、熱かったか?」

「だいじょ、ぶ」

 ちゃんと気持ちの良い温度だった。今までのぬるま湯が冷たすぎたのだ。

 泡の立っているお湯は、泡を掬って避けると薄青かった。良い匂いがする。

「洗うぞー」

 アロイスがフラウムヒェンを優しく洗ってくれる。耳の後ろをかしかししてくれて、気持ち良くて尻尾が揺れる。

「流すから目を押さえてな」

「うい」

 シャワーで泡を流してくれるが、これも水量を調節して柔らかく当ててくれる。

「よし」

 ぱふっと柔らかい浴布トゥーフで全身包まれ、水気を拭われる。浴布とはこんなに柔らかいものだったのかと、フラウムヒェンは衝撃を受けた。いつもカチカチの布で拭かれていたからだ。

 仕上げにアロイスが風の精霊魔法で毛を乾かしてくれた。

「おお、綿毛がさらにふわふわになったな。可愛い可愛い」

 冷えるからと、膝丈のガーゼ地の寝巻きを着せられる。ズボンはないので尻尾が楽だ。

 バスルームの外は、食べ物の良い匂いがしていた。

 朝に沢山食べさせて貰ったのに、お腹がぐうーっと鳴った。

「昼食べてないからな、腹も鳴るだろ」

 笑うアロイスの横をカチカチ爪を鳴らして歩く。

 お腹が鳴っても怒られないようだ。〈人形〉はお腹が鳴ったら怒られた。いつもお腹が空いていたのに。

「ご飯よー」

 居間ではユリアがテーブルにご馳走を並べていた。玉葱や薫製肉が刻まれた澄んだスープ、黄金色で良い匂いのするものや、白いアスパラガス(シュパーゲル)に白いソースを掛けたもの。中心は赤いが火は通っているらしい肉の薄切り。新鮮そうな若菜のサラダ。艶々したベリーの乗った甘い匂いのするもの。

 ユリアがフラウムヒェンの皿にご馳走を取り分けてくれる。

「お代わりもありますからね。慌てずにゆっくり食べてね」

「い、いいの?」

「勿論よ」

 アロイスがフラウムヒェンを椅子に座らせて、寝巻が汚れないように襟元に布を巻いてくれる。

「今日の恵みに。月の女神シルヴァーナに感謝を」

「きょう、の、めぐみ、に」

 朝にはなかったフラウムヒェンの手の大きさにあった木製のスプーンとフォークが用意されていた。風呂上がりに着せて貰った寝巻きも、フラウムヒェンの身体にぴったりと合っていた。

「ふし、ぎ?」

「ん? どうした?」

「うい」

 ふるふると首を振り、パリパリとした黄金色のものを齧る。

「!?」

「それが白身魚のパイよ」

 パリパリしたものはバターの香りがした。中に包まれていたのは塩と胡椒、香草で下味がついた白身魚。

「お、おいひい」

 フラウムヒェンは夢中で食べてしまった。

 白いアスパラガスも瑞々しく、お肉も野菜も美味しい。

「甘いものがあるから、お腹少し空けておいてね」とユリアに言われなかったら、ベリーのタルトと言う物を食べ逃すところだった。「ちゃんとフラウムヒェンの分は残しておくわよ」と言われたのだけど。

 お腹一杯食べて、ミントティーを飲んで少し休んだあとに、歯を磨いてベッドに入れられる。

「ゆっくりお休みなさい」

「また明日な」

「うい」

 ユリアに額にキスをしてもらった後、アロイスを見たらアロイスもキスをしてくれた。

 鉱石ランプを小さく点し、ドアを細く開けて、アロイス達が部屋を出る。

「……」

 優しい人達に美味しいご飯、暖かな寝床。現実味のない夢のようだった。

 でもアロイスは「また明日」と言ったので、明日もあるのだろう。

 フラウムヒェンは目を瞑り、柔らかい布団に身体を預ける。

 ──幸運を、フラウムヒェン。

 乳母が願ってくれた事は、無駄ではなかった。あの場所で、彼女だけが、フラウムヒェンを生かしてくれた。

(うば、のひと、が、しあわせに、なります、よう、に)

 名前も知らない乳母の為に、女神に祈りを捧げ、フラウムヒェンは眠りについた。


本編にはなかなか出てこなかったアロイスの奥さんや職人ロータル、コボルトのフラウムヒェン登場。

子供部屋はそのままに、徒弟に来たロータルにはちゃんと部屋を用意してあげたアロイス夫妻です。


フラウムヒェンの大きさはグラッフェン位。小柄でとても小食(本人は沢山食べているつもり)。

乳母に逃がして貰ったあとは、ハイエルンからリグハーヴスまでてくてくと歩いてやって来ました。

アロイス夫妻とロータルにとても可愛がられる運命です。


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[良い点] 340話時点で一番切ない話です フラウムフェンにはいっぱいいっぱい幸せになって欲しい [一言] フラウムフェンのお話がもっと読みたいです
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