魔力枯渇症とエンデュミオンの飴
ルリユール<Langue de chat>は、製本及び痛んだ本の修復を致します。店内には素材の見本の他、製本後の本の見本もございます。本の試し読みも出来ますので、詳しくは店員にお訪ね下さい。
リグハーヴスに修道士見習いがやって来ます。
223魔力枯渇症とエンデュミオンの飴
コンラーディンは成人を機に、修道士になる事にした。
そう言うと王宮魔法使いとして働いている兄は、快くコンラーディンに支度金を用意してくれた。
兄が喜ぶのも解る。コンラーディンが家に居れば金が掛かるのだ。支度金を渡して出ていって貰った方が良いに決まっている。兄は子供の頃から、自分が継ぐ家の財産を守ろうとする人だった。
コンラーディンの家は代々王宮に勤める魔法使いの一族だった。コンラーディンも産まれた時は魔力量の多さに将来を期待されたのだが、子供の頃に掛かった熱病の後、魔力枯渇症になってしまった。
魔力枯渇症は身体から魔力が抜けていくと言う病で、魔力の器が大きい者程体調を崩しやすくなる。魔力の器が大きい者程、無意識に体内魔力に頼って生きているからだ。
コンラーディンも虚弱体質になり、魔法を使う事も身体を鍛える事も出来なくなってしまった。しかも、一時的に魔力を回復させる魔力回復薬は、ヴァイツェアにしかない草花が素材になっており高価だった。薬草師の店で買えればまだしも、錬金術師の店でとなると値段は更に上がる。
コンラーディンの父親は年に一、二度、魔力回復薬を買い与えてくれたが、当主が兄に代替わりした以上、それも望めないだろう。なにしろ兄は魔法が使えないコンラーディンを恥だと思っている節がある。
コンラーディンが熱病になった時、両親が不在だったのだが、魔女を呼ぶ金を惜しんで、高熱を魔力で無理矢理下げたのは兄である。あの時、帰って来た父が呼んだ魔女にこっぴどく叱られたのをいまだに根にもっているらしい。
「お前もやっと役に立つな」
コンラーディンに僅かな支度金の入った革袋を渡し、兄が言ったのは事実だ。
家族が女神に仕えていると言うのは、名誉な事である。今まで魔力回復薬で金を浪費するばかりだったコンラーディンだが、少しは兄の誉れになるだろう。
修道士になるには、司教の許可がいる。
修道士は女神に仕える男性の事であり、生涯婚姻は出来ない。朝から夜まで聖務を行い、給金は出るがそれほど高くはない。修道士は清貧が尊ばれる。だから、その覚悟を問われるのだ。
コンラーディンは王都に住んでいるので、大聖堂に向かうのは簡単だった。修道士希望の申し込みを出して、面接日に司教に会いに行くのだ。
現司教マヌエルは気さくな老人である。修道士や修道女希望者には必ず自ら面接する。
「修道士の勤めが楽なものだとは思っていませんが、僕の身体で職人の修行は無理だと思うので……」
一般的な職人では魔力回復薬を手に入れるのでさえ難しいだろう。それならば教会に仕え、給金代わりに魔力回復薬の支給を願う方が、薬を手に出来る可能性は高い。修道士は最低限の衣食住にだけは困らないから、給金がなくても何とかなる筈だ。
コンラーディンの話を最後まできちんと聞いたマヌエルは、にこりと微笑み「ではリグハーヴスの女神教会で修行なさい」と言った。
その場でマヌエルは修道士の準備期間に入る許可証を書き、コンラーディンに渡してくれた。
「リグハーヴスには経験のある魔女や薬草師が居ますから、一度診て貰うと良いですよ」と言い添えて。
位階の低い修道士が着る灰色の修道士服一式を与えられたコンラーディンは、身の回りの物をトランク一つにまとめ、大聖堂の転移陣からリグハーヴスの魔法使いギルドに〈転移〉した。
「こんにちはー」
「いらっしゃーい」
転移部屋に居たのは良く似た二人の南方コボルトだった。魔石の付いた杖を持っているので、魔法使いコボルトだ。
リグハーヴスに来たつもりが、ハイエルンに来たのかとコンラーディンは思ってしまった。コボルト達に確認してしまう。
「……ここリグハーヴスだよね?」
「そうだよ。クーデルカは魔法使いヨルンのお手伝い」
「クヌートはクーデルカのお手伝い」
つまりギルドの魔法使いが忙しいので手伝っているらしい。二人とも黒毛だが片側のコボルトの耳の先だけが白い。
「上に上がるのはこっちだよー」
「クヌート達が楽だから。でもこっちのがすぐ外出られる。ギルドに行くなら階段だよ」
コボルト達は階段ではなく、緩やかな坂を上がった先にあるドアにコンラーディンを案内した。本来は馬や荷物を出入りさせる両開きのドアだ。
「ここを出てあっちに行くと市場広場に出るよ」
「教会はあっち。鐘楼があるから解ると思うけど」
大まかな方向を指差して教えてくれる。
「何だか賑やかだね」
路地の先にある市場広場に人が出ているのが見える。
「今日は教会のバザーだよ」
「バザーにヴァルブルガが居るから、会った方がいいよ」
「ヴァルブルガ?」
「魔女だよ。お兄さん、顔色悪いよ」
どうやらコンラーディンの身体を心配してくれたらしい。魔力回復薬を飲んだのは半年は前だ。魔力を使わないようにしてきても、半年程で薬の効果は無くなってしまうのが常だった。そもそも魔力回復薬一本程度では、コンラーディンの魔力の器を満たせない。
「有難う」
コンラーディンはコボルト達に礼を言い、魔法使いギルドを出た。
市場広場まで出て振り返ると、ギルドの建物越しに教会の鐘楼が見えた。黒森之國では教会よりも高い建物はない。
いつもより少しいい服を来た住人達の流れについていき、教会へ向かう。
教会前の広場には屋台も出ていて賑わっていた。香ばしい匂いを振り撒く屋台の前では、中々大きな絶叫鶏の丸焼きが出ていて、さすが地下迷宮のあるリグハーヴスだと思う。王都で大きな魔物肉を丸々扱うとなると、かなり値が張るからだ。
魔物は強い個体ほど大きいものだし、大物を倒せる冒険者に依頼したとしても、依頼料がつり上がるだろう。
虚弱体質の為、食も細いコンラーディンは、木皿に盛られた一人分も食べきれないかもしれない。
それに今は教会の司祭へ、見習いとして着任する挨拶をしなければならないのだ。見習いとはいえ、コンラーディンは既に月の女神シルヴァーナに仕える身なのだ。
教会の入口には背の高い蜜蝋色の髪をした青年司祭が、やって来た住人を迎え入れていた。
(〈暁の旅団〉の民って事は、この人〈女神の貢ぎ物〉だよな……?)
普段なら王族の行幸護衛などをしている筈の〈女神の貢ぎ物〉がなぜリグハーヴスに居るのか疑問に思いつつ、コンラーディンは司祭に声を掛けた。
「こんにちは。見習い修道士コンラーディンと申します。司祭ベネディクトか司祭イージドールにお目通り願いたいのですが」
灰色の外套の内ポケットから、見習い許可証を出して司祭に渡す。彼は人好きのする笑みを浮かべ、コンラーディンから許可証を受け取った。
「僕がここの副司祭イージドールですよ、兄弟コンラーディン」
「しゅゔぁるちゅしると!」
ぴょこんとイージドールの肩の上に、黒いケットシーの顔が現れた。小さなケットシーはイージドールの頭巾の中に居たらしい。青い目が綺麗なケットシーだ。
「この子はシュヴァルツシルト。僕に憑いています。主席司祭ベネディクトは奥にいますから、ご案内します。……ん?」
外套の上からコンラーディンの二の腕に触れたイージドールの顔から笑みが消えた。
「シュヴァルツ、ヴァルを呼んで来てくれないかい? 応接室に行くから」
「あいっ」
シュヴァルツシルトがポンッとイージドールの肩から消えた。
「え!?」
「〈転移〉しただけだから大丈夫ですよ。司祭ベネディクトが居ますから、応接室へ行きましょう」
「は、はい」
目の前で妖精の〈転移〉を見たのは初めてで、驚いてしまった。
ゆっくりした足取りで歩くイージドールについて、聖堂の端にあるドアから奥に入る。応接室は外からの客が入る場所なので、廊下からすぐの場所にあった。
磨かれて深い色合いになった花模様の彫刻のあるドアを握った拳で軽く叩き、中からの返事を待ってイージドールが開ける。
「ベネディクト、蜂蜜湯を作ってくれ」
「解った」
ドアを開けるなり注文を発したイージドールに、部屋の中にいた鋼色の髪をした青年が、ティーテーブルの上の小瓶に手を伸ばした。小瓶の中には琥珀色の球体が幾つも入っているのが見える。
「兄弟コンラーディンはソファーに座って下さい」
「え、はい」
トランクをイージドールに取り上げられ、コンラーディンはソファーに座らされた。
「イージドール、蜂蜜湯出来たよ」
「有難う」
カップを受け取ったイージドールは、それをそのままコンラーディンに渡してきた。
「熱いから気を付けて飲んで下さい」
「あ、有難うございます」
カップに蜂蜜玉を入れてお湯を注いだ物が蜂蜜湯だが、漂ってきた香りからレモン汁を垂らしてあるようだ。
「それから順番が逆になりましたが、彼が主席司祭ベネディクトです」
「宜しく、兄弟コンラーディン」
鋼色の髪の司祭がコンラーディンに穏やかな笑みを向ける。
「その蜂蜜湯は全部飲んで下さいね」
「はい」
何故着いた早々蜂蜜湯なのか解らないまま、コンラーディンは湯気の立つ液体を啜った。喉が乾いていたので、仄かに甘く酸味のある湯は嬉しい。
ポンッ。
弾けるような音に視線を向けると、シュヴァルツシルトを抱いた三毛のケットシーが現れていた。耳が小さくて折れていて、大きな緑色の瞳をしていた。
「急患?」
とことこと歩いてきて、シュヴァルツシルトをイージドールに渡し、コンラーディンの顔を下から覗き込む。
ケットシーの背後からイージドールが説明する。
「器の割りに魔力が無さすぎるので、いつ倒れてもおかしくないと思って。応急措置で霊峰蜂蜜湯を飲ませました」
「え、これ霊峰蜂蜜なんですか!?」
とんでもないものを飲まされていた。
霊峰蜂蜜は王族や貴族が普段使いすると言われる高級蜂蜜だ。コンラーディンの家も準貴族だが、生憎霊峰蜂蜜は食卓には上らない。値段が高いのだ。
「ベネディクト用に常備しているから、気にしないの。まずはその蜂蜜湯飲んでね」
三毛のケットシーが答えて、コンラーディンの座るソファーによじ登って来た。細かな毛が密集した柔らかそうな体毛のケットシーは、板に紙挟みで紙が留められた物を〈時空鞄〉から取り出した。
「この子は魔女ヴァルブルガです。リグハーヴスに居る魔女の一人ですよ」
ベネディクトによるとリグハーヴスには魔女が二人と魔女見習いが二人いるらしい。その他に医師が一人と薬草魔女が二人居ると言う。街の規模を考えると充実している。
「魔女ヴァルブルガって、ケットシーだったんですね」
「誰かから教えて貰ったんですか?」
「魔法使いギルドにいたコボルト達に」
「ギルドに居たのなら、クヌートとクーデルカですか?」
「はい」
資格のある魔女なので、クヌートとクーデルカはヴァルブルガの種族は特に教えなかったのだろう。
クヌートは騎士隊員に、クーデルカは魔法使いに憑いているコボルトらしい。
コンラーディンが蜂蜜湯を飲み終わるのを待ち、ヴァルブルガは問診を始めた。名前や出身地などを細かく聞き、カルテに万年筆で書いていく。ケットシーの前肢で書いているとは思えない丁寧な文字だった。
「今まで掛かった病気はある?」
「子供の頃に熱病に。その後、魔力枯渇症になりました」
「うん」
こくんと頷いて、ヴァルブルガはカルテと万年筆をソファー前のテーブルに置いた。
「診させてね」
ぷにぷにと柔らかい桃色の肉球に触れられながら、目や喉の状態を診て、胸の音を聞かれる。直接胸に折れ耳を押し付けてくるので、ふかふかとした感触が伝わってきてくすぐったい。
「……重度の魔力枯渇症」
コンラーディンから離れると、ヴァルブルガは鼻の頭に皺を寄せて言った。
「熱病になった時、無理矢理魔法で解熱されなかった?」
「あ、はい、兄が……」
「それが原因。魔力が流れる経路が壊れてるの」
「治せますか?」
問うたベネディクトに、ヴァルブルガは頷いた。
「人族の魔法使いだと魔力の量的に難しいけど、ケットシーなら治せるの」
その割には難しそうな顔をして、ヴァルブルガがシュヴァルツシルトを呼んだ。
「シュヴァルツシルト、リュディガーと一緒にギルベルトが来ていたから、呼んできて欲しいの」
「あーい」
黒い修道服を着たシュヴァルツシルトは、右前肢をあげてすぐに〈転移〉していった。そして一分も待たずに黒くて襟元の白い毛がふさふさのケットシーと戻ってくる。
「呼んだか? ヴァルブルガ」
「うん」
「え、大きい……」
コンラーディンはギルベルトの大きさに驚いてしまった。成人男性の腰くらいの大きさがあるのだ。これだけ大きいとケットシーでも迫力がある。
「んん?」
シュヴァルツシルトを片腕で抱いたまま、ギルベルトはにゅっとコンラーディンに顔を近付けた。キラキラしている緑色の瞳にコンラーディンが写っている。白い髭や眉毛がピョンピョンしていて触れそうだ。
ギルベルトはじっとコンラーディンを見詰めた挙げ句「随分と下手くそな魔法使いにやられたんだな。坊やが見たら怒り狂うぞ」と言った。
ヴァルブルガが撫で肩を竦める。
「だからギルベルト呼んだの」
「そうか」
ふふ、と笑って、ギルベルトがコンラーディンの頭を大きな肉球で撫でた。
「酷すぎるから一度では治さない方が良さそうだな、ヴァルブルガ」
「うん。何回かに分けて、その間魔力回復薬で補うの」
「そうしよう」
何やらギルベルトとヴァルブルガで話し合っていると思ったら、撫でられている場所からじわじわと温かくなってきた。
「わ……」
柔らかな緑色の光に包まれ、全身が温かくなったところで、ギルベルトがコンラーディンの頭から肉球を離す。
「また来週ヴァルブルガと治療に来る。リュディガーが待っているから、ギルベルトは帰るな」
シュヴァルツシルトをコンラーディンの膝に乗せ、ギルベルトはあっさりと姿を消してしまった。
「何回か治療を繰り返して魔力経路を修復するの。完全に治るまで、魔法を使わないで欲しいの。具合が悪くなったら、これを舐めてね。少し魔力回復するから」
ヴァルブルガが〈時空鞄〉から取り出したのは、濃い琥珀色の飴玉の入った小瓶だった。蜂蜜玉と似ているが、こちらの方が色が濃い。
「飴?」
「これは魔力回復薬の類似品。純粋に楓の樹蜜と魔力を練り合わせているから、効果覿面だし副作用ないの」
「あ、あの、診察代と薬代は幾らですか? 高いと僕払えないので」
「兄弟コンラーディン、それは教会で払います」
財布の中身が心許ないコンラーディンだったが、ベネディクトが安心させてくれた。
ヴァルブルガはカルテに書き込みながら診察代を告げる。
「診察代が半銀貨一枚。エンデュミオンの飴代が銅貨五枚」
「ギルベルトの治療代は?」
聞かれたヴァルブルガが、ふふと笑った。
「ギルベルトは魔女じゃないから、代金は貰えないの。有難うってギルベルトに言うだけでいいの」
そう言えばさっきはあまりに素早く帰られて、礼も言えなかった。
「ギルベルトは普段〈針と紡糸〉に居るの。薬草採取をしているリュディガーに憑いているから」
「随分と大きいケットシーでしたね」
「ギルベルト、元王様なの。ギルベルトが来られない時は、エンデュミオンを連れてくるから」
ヴァルブルガはカルテを〈時空鞄〉にしまい、受け取った診察代と飴代も一緒に入れる。
〈時空鞄〉を閉じると、ヴァルブルガはコンラーディンの手の甲に温かな肉球を乗せた。
「時間は掛かるけど治るから大丈夫。治ったら、エンデュミオンに魔法を習いに来るといいの」
「エンデュミオンって……」
「エンデュミオンはエンデュミオン。今日はおうちに居るけど、そのうち会える。飴が無くなったら、〈Langue de chat〉に来て。きっと〈薬草と飴玉〉でも売ると思うけど」
「有難うございます」
「お大事にね。じゃあ、ヴァルブルガはイシュカの所に戻るの」
ヴァルブルガはもう一度、ふふと笑って〈転移〉していった。
「気を使ってくれたんだね、ヴァルブルガ」
「ああ。ヴァルブルガが治療したら、多分金貨で支払わなければならないよ」
素の口調でベネディクトとイージドールが恐ろしい事を言った。
「金貨ですか」
「そう。魔力経路の治療は特殊なので、安くはないですよ。だからヴァルブルガはギルベルトを呼んだんですよ。エンデュミオンは、今日は孝宏と家で寛いでいるから呼ばなかったんでしょう。最近忙しくしていたから」
「あの、エンデュミオンってあのエンデュミオンですか?」
「そのエンデュミオンですよ。今はケットシーですけどね。長く生きているのに、突拍子もない事を時々やるんです。今回は魔力回復薬を作ったらしいですね。でも本人は普通の飴を作っているつもりなんですよ」
楽しそうにイージドールが笑顔で答える。
本来なら複数の希少な素材を使って作成する魔力回復薬を、楓の樹蜜と魔力だけで作り上げてしまったのだ。そして素材が楓の樹蜜だけだからと一瓶銅貨五枚で売っている。通常の飴と変わらない値段だ。
「錬金術師ギルドに知られたら、一波乱ありそうですけど……」
「まあエンデュミオンなら、本当に必要な人が買えない薬なんて無いのと同じだと言いそうですよ」
コンラーディンは思わず心配してしまうが、イージドールはあっさりしたものだ。
確かに、王都では診察代も高いし薬も高いのだ。実際ヴァルブルガの診察代を聞いて、コンラーディンは物凄く驚いていたのだ。安くて。
丁寧に診察して貰え、薬代も安心価格。それだけでリグハーヴスに来て良かったと思うコンラーディンだった。
ちなみにギルベルトがリュディガーと冬の薬草採取に出掛けて留守の時、ヴァルブルガと治療にやって来たエンデュミオンがコンラーディンの身体を診て「何処の魔法使いだ!」と怒りまくったのは言うまでもない。
リグハーヴスに若い移住者がやって来ました。リグハーヴス女神教会に住人が増えます。
シュヴァルツシルトはイージドールかベネディクトの頭巾の中に居る事が多いです。温かいので。
ギルベルトが「坊や」と呼ぶのはエンデュミオンです。
コンラーディンの兄は弟にしでかしたことを、エンデュミオンによって王様にチクられるような気がします。学院の魔法使い科にも、フィリーネを通じて「ちゃんと教えとけ!」と喝を入れそうです。
命にかかわる事なので、エンデュミオンは厳しいです。