温室の勉強会
ルリユール<Langue de chat>は、製本及び痛んだ本の修復を致します。店内には素材の見本の他、製本後の本の見本もございます。本の試し読みも出来ますので、詳しくは店員にお訪ね下さい。
エンデュミオン主催のお勉強会です。
220温室の勉強会
冬の食事には温かい物を食べたい、とイグナーツは思う。
食べやすいように小さく刻んだ玉葱や人参、セロリをたっぷり鍋に入れ、コンソメ風味で煮る。腸詰肉も入れて温めればぷりぷりになる。
牛乳を混ぜてふわっと仕上げたオムレツと葉野菜のサラダも作った。
あとは子供達を起こしてから薄切りにしたパンを焼こう。
「起こして来るか」
「うん、お願い」
お茶のポットを用意していたゲルトが双子の部屋に向かうと、その後をふよふよと紺色の鱗の極東竜ピゼンデルが飛んで行く。
そっと双子の部屋のドアを開け、ゲルトはふっと笑ってしまった。
人狼の子供は寝相が悪い。だから双子の部屋にはベッドではなく、眠り羊の毛を詰め込んだ布団を敷いている。
フュルとヨアヒムは、昨夜寝た時とは逆方向に頭を向けて寝ていた。ちゃんと布団を被っているが、枕はどこかに行っている。
「朝だぞ」
ゲルトは二人の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
「うー」
もそもそとフュルが起き上がるが、ヨアヒムは逆に布団の中に潜り込んでいった。
「きゅ」
─起きてー。
ピゼンデルが布団の中にするりと入り、ヨアヒムの狼耳に鼻先を突っ込んだ。そこで一声鳴く。
「きゅ」
「にゃっ」
ケットシーのような声を上げ、ヨアヒムが飛び起きる。
「ピィ……」
─起きた。
恨めしそうな顔のヨアヒムに、ピゼンデルは尻尾をふりふりしながらゲルトの元へ戻る。お腹が空いているので、早く朝食を食べたいのだろう。
「朝御飯だ。顔を洗っておいで」
「はーい」
「はーい」
バスルームへ行く双子の後にゲルトも付いていき、歯を磨いている間に寝癖のついた髪をブラシでとかしてやる。
フュルとヨアヒムはゲルトの従姉の子供達だが、血族であり毛色が同じ青黒毛なので、ゲルトにも雰囲気が似ている。
交代で顔を洗った二人を見届けてから、ゲルトは居間に戻った。フュルとヨアヒムは着替えたらやってくるだろう。
領主館の寮に暮らすゲルト達の部屋は大分前に台所付きの部屋に移っており、台所付きの居間とバスルームに、寝室が二つある。
─かかさま。
ふよふよとピゼンデルがイグナーツの元へと飛んで行く。極東竜は翼がないのだが、飛ぶ事が出来る。
「起こして来てくれました? じゃあパンを焼きますね」
塊から薄く切り出した胡桃パンをフライパンで二枚焼き、裏返した面にバターを塗り、薄切りのバナナを並べる。
「もういいですかねー」
皿にバナナが乗ったパンを置き、蜂蜜を垂らしてシナモンを振る。
「おはよー」
「おはよー」
着替えた双子が寝室から出てきた。ここに来た時は服を持っていなかったので、イグナーツは慌てて冬服やセーターをマリアンやヴァルブルガに頼んだ。雪が降る前にヴァルブルガは青いセーターを編んで届けてくれた。
「おはよう。襟出てないですよ」
イグナーツはフュルとヨアヒムのセーターの襟元から中途半端に出ている白いシャツの襟を引っ張り出してやった。
「お腹空いたー」
「今スープ注ぎますよ。座って下さい」
人狼はぶんぶん左右に揺れる尻尾があるので、台所のテーブルにある椅子は座面が布張りのベンチだ。
イグナーツに代わってフライパンでパンを焼くゲルトの隣で、熱々のスープを深めのスープボウルに注ぐ。人狼は沢山食べるのだ。
スープを運び、布巾を敷いた籠に焼いたパンを盛り、ゲルトとイグナーツもテーブルに着く。
「今日の恵みに」
食前の祈りを唱え、スプーンを取る。
「スープ、熱いですよ」
「うん」
「美味しいー」
流石人狼、子供でも食欲旺盛だ。サクサクとバナナの乗ったパンを平らげ、次のパンにブルーベリーのジャムを塗っている。
ゲルトはパンにオムレツを乗せて食べているが、イグナーツよりも大きい筈のオムレツが、同じ位の速さで消えていく。
この四人の中で一番の少食は平原族のイグナーツだろう。
─美味しー。
テーブルの上で食事をしているピゼンデルも、小さく調えられてはいるが、皆と同じ物を食べている。最近離乳食を卒業したので、色々な物を食べるのを楽しんでいる。
「今日はどこか遊びに行くのか?」
ゲルトの問いに噛んでいた腸詰肉をフュルが飲み込んだ。
「今日はクヌートとクーデルカと、エンディの所で魔法のお勉強」
「温室ー」
ヨアヒムもパンに薄切りのチーズとハムを乗せながら答える。
「あの温室なら安心だな」
エンデュミオンの温室なら、魔法が失敗しても不発になる魔方陣が敷かれている。元々エンデュミオンが、幼い妖精達が遊ぶ事を考えて設計しているのだ。
食後にイグナーツが林檎を剥いていると、部屋のドアがノックされた。
「フュルー、ヨアヒムー」
「あーそびーましょ」
子供の声でお誘いが聞こえた。領主館にいる子供は限られるし、ノックされた位置が低かった。
「おはよう。クヌート、クーデルカ」
「おはよー」
「おはよー」
ゲルトがドアを開け、廊下から南方コボルトのクヌートとクーデルカが入ってきた。背中に背負った魔石付きの杖でドアを叩いたのだろう。
「クヌート、クーデルカ、林檎を食べますか?」
「食べるー」
「食べるー」
双子のコボルトはフュルとヨアヒムの膝の上に乗せてもらい、皿に盛られた兎林檎に前肢を伸ばす。
「今日は温室だって?」
「うん。エンデュミオンが使って良いって。ヴァルブルガとラルスの魔女と薬草師の授業もやってるよ」
「エンデュミオンは基礎と応用。クヌートとクーデルカとホーンはコボルト魔法」
きちんと魔法を修めていない幼いコボルトやケットシーが居るので、年長組のケットシー達が教える事にしたのだろう。
コボルト魔法はコボルト同士で教え合える。
「一度外に出るなら、上着は着て行って下さいね」
イグナーツはフュルとヨアヒムに外套と筒形の首巻きを着せた。筒形の首巻はスヌードと言うらしいが、ほどけないし子供にはお薦めだと孝宏とヴァルブルガが言っていた。
「クヌート、おやつを持っていってくれますか?」
「良いよー」
おやつの林檎のパウンドケーキが入った紙袋をクヌートに渡す。恐らくお昼御飯も向こうで食べてくるだろうからだ。
「いってきまーす」
「エンデュミオンやキルシュネライトに失礼のないようにな」
「はーい」
賑やかな子供達がエンデュミオンの温室のある、〈Langue de chat〉の裏庭に〈転移〉したのを見届け、ゲルトとイグナーツは仕事部屋へ行く準備に取り掛かるのだった。
エンデュミオンの温室では芝生の上に毛布を広げている最中だった。
頭に木竜グリューネヴァルトを乗せたエンデュミオンと、水竜キルシュネライトを乗せたラルスが、頭上の竜を落とさずに器用に毛布の端を引っ張っていた。
「おはよう、手伝うよ」
「む、助かる」
フュルとヨアヒムは直ぐに毛布を敷くのを手伝った。スヌードと外套は脱いで畳み、近くの木に吊るされているハンモックに置く。
「でぃー!」
グラッフェンとホーンが広場に入って来て、エンデュミオンに走り寄って頬擦りする。
「にゃんっ、らるしゅ!」
シュヴァルツシルトも現れるなり、ラルスに抱き着いた。
頻繁に会っているのだが、グラッフェンもシュヴァルツシルトも兄が好きなのだ。ホーンは魔法使いとして大魔法使いエンデュミオンが好きなのだ。
「お待たせしたの」
「う!」
そこへヴァルブルガがシュネーバルを連れてやって来て、今日の参加者が全員集まる。その日毎に参加者は変わるのだ。
「さて、魔女と薬草師の勉強はヴァルブルガとラルス、読み書きと魔法使いの勉強はエンデュミオンの方だ」
簡単な読み書きが出来るようになったシュネーバルは、今日はヴァルブルガの方へ行く。シュヴァルツシルトもこちら側だ。
どちらかと言えば、聖職者の能力を取得しがちなシュヴァルツシルトなのだが、魔女と薬草師の知識も欲しいらしい。
エンデュミオンは知識はあるが、魔女や薬草師の免許がないので、コボルト達と魔法使いの基礎と応用を担当している。
「フュルとヨアヒムは、借りている本で解らない単語を書いてきたか?」
「うん」
教会で文字を教えて貰っていた双子だが、孝宏の蜂蜜色の本を教科書代わりに勉強中だ。解らない単語を帳面に書き出してきて、教えて貰う。後は算数の問題も出されていてやっている。
先にエンデュミオンが読み書き計算を担当する為、その間クヌートとクーデルカ、ホーンは本を読んでいたり、魔方陣を研究していたりする。
今日は毛布から離れた場所に行って、三人で頭を付き合わせていた後、ホーンが魔方陣を展開したと思ったら、魔方陣から細かな水飛沫が噴き出していた。
「噴水か?」
「畑に水を撒く魔方陣だよ。クルト達楽になるかなーって作った」
エンデュミオンにふにゃりとホーンが笑う。
一般的に魔方陣で畑に水は撒かない。普通の住人は生活魔法が使える程度の魔力しか持たないからだ。
クルトは魔力が高めだし、畑もそれほど大きくないので、魔方陣が1つあれば足りそうだ。でもきっと春にはエーリカと一緒にホーンも畑に通うのだろう。
「領主館の畑にも使えそう」
「帰ったらクラウスに言おう」
クヌートとクーデルカも、魔法書を取り出して撒水の魔方陣を書き込んでいる。
「この勉強会の事は、ヨルン達に言ってきているのか?」
「遊びに行くって言って来た」
「楽しい」
「……それは言ってないのと同じだろう……」
魔法使いコボルトが集まれば魔方陣の研究を始めるのは習性のようなものだから、新たな魔方陣を作り出してもエンデュミオンの責任ではないのだが、ハイエルンより伸び伸びと研究が出来る環境なので、コボルト魔法がリグハーヴスで発展するかもしれない。何しろエンデュミオンの温室は、魔法に失敗しても暴発しない。
クヌートとクーデルカは、以前花火の魔法を打ち上げてアルフォンスを驚かせているので学習したようだ。
バレないエンデュミオンの温室で実験すれば良いと。そして完成してから教えれば良いのだと。
後でエンデュミオンが怒られそうな気がするのは何故だろう。
ちらりとエンデュミオンはヴァルブルガとラルスの、魔女と薬草師講習会の方に視線を向ける。
ヴァルブルガとラルスが生と乾燥の薬草を幾つか見せて、シュネーバルとシュヴァルツシルトに覚えさせている所だった。模写させて色鉛筆で色を塗らせている。
「……ふむ」
魔女と薬草師が増えても問題ないだろう。日によっては、吸血鬼で魔女見習いのマーヤや元王様ケットシーのギルベルトも来ているのだ。
薬草の摸写を終えたシュネーバルとシュヴァルツシルトに、ヴァルブルガが問う。
「シュネーバル、シュヴァルツシルト、もし大事な人が誰かに怪我をさせられたとしたらどうする?」
「のろう」
「のろう」
二人が即答する。
「……呪うのは後で思う存分出来るから、まずは怪我した人の手当てが先なの」
「うー」
「あいー」
ヴァルブルガの説明で聞き流してはいけない部分があった気がするが、やはり教育は大切だ。
フュルが帳面から顔を上げる。
「エンディ、ととさまとかかさまはお勉強してるの知ってるよ」
「そうか、それならば良いんだが。その内体術や剣の修行も始まるだろうからな」
人狼は身体能力が高く体力もあるので、適度に運動して発散させるのだ。フュルとヨアヒムもゲルトが頃合いを見て稽古をつけるだろう。
「ヨアヒム、ここの数字が繰り上がっているのを忘れているぞ」
「あ、ほんとだ」
「繰り上がりの数字を小さく書いておくといい」
「うん」
エンデュミオンが作っておいた算数の問題を、フュルとヨアヒムが解き終わるのを待ち、お茶にする。適度に休憩を取らなければ、子供は直ぐに厭きる。
「イグナーツがおやつにってくれたお菓子だよ」
「お、林檎のケーキか。キルシュネライトが好きなやつだ」
─やったー!
ラルスの頭上でキルシュネライトが喜ぶ。果物を使ったお菓子が特に好きなのだ。
孝宏のレシピを幾つかイグナーツは教えられているが、その中の一つだった。生の林檎を使うが、焼いているうちに火が通り、しっとりとする。イグナーツは刻んだクランベリーも入れていて、切り口が鮮やかだ。
─クランベリーも入っていて綺麗ね。
エンデュミオンやクーデルカが持っていたお茶を配り、林檎のケーキを摘まむ。
「あれ、今日って勉強会?」
庭からの入口から入ってきたのは、ルッツを抱いたテオだった。ルッツはテオの胸元に頭を押し付けていて、後頭部を撫でて貰っている。
「ああ。イグナーツの林檎のケーキを食べるか? ルッツ好きだろう」
「あー、今一寸ね。先にヴァルブルガ良いかな」
「どうしたの?」
近くに膝を付いたテオに、ヴァルブルガが首を傾げる。
「さっき森の中ではぐれ蜂にルッツが刺されちゃって、俺の〈解毒〉だと弱いみたい」
「見せて」
「ルッツ、治して貰おう」
「あいー」
涙目のルッツが、ぱんぱんに腫れた右前肢をヴァルブルガに差し出した。
「あー、利き手か……。これは痛かったろう」
ヴァルブルガの後ろから覗き込んだエンデュミオンが、ルッツの頭を撫でてやる。
〈治癒〉系は使えば使うほど技能が上がるが、テオは余り〈解毒〉を使っていないらしい。普通の生活では使う方が珍しいが。
「針が残ってないか確かめて、水で洗ったんだけどね」
「ルッツ、前にも刺された事あるのかも。……〈解毒〉」
ぽわっとルッツの前肢の先が、緑色の光で包まれる。
「蜂毒は抜いたけど、腫れは二、三日残るの。安静にしてね。ラルス、お薬お願い」
「うむ。浄化効果のある薬草茶を作るぞ。エンデュミオン、小さな蓋付きの茶器はあるか?」
「あるぞ」
エンデュミオンは薄青い青磁の蓋碗を〈時空鞄〉から取り出し、ラルスに渡す。
ラルスは自分の〈時空鞄〉から白い蝋紙で包まれた薬包と魔法瓶を取り出した。手際よく茶器を温め、薬包の中身を入れて熱いお湯を注いで蓋をする。
「にがいのやーなの」
ぎゅうっとテオのお腹にしがみつく、ルッツの籠った声が聞こえた。
「苦くはないぞ。蜂蜜玉を入れてやろう」
茶碗の蓋を一瞬開け、ラルスはぽいと霊峰蜂蜜玉を一つ放り込む。甘くても効果は変わらない薬草茶らしい。
その間に、ヴァルブルガは揉むとひんやりする薬草の生葉を、ルッツの前肢に包帯で巻き付けた。相変わらず、ケットシーの前肢なのに器用だ。
「そろそろ良いかな」
ラルスは空のコップに、茶葉が入らないように蓋碗の蓋をずらして薬草茶を注ぎ入れた。辺りに花と蜂蜜の香りが広がる。
「これは霊峰蜜蜂が蜜を集める花のお茶なのだ。花自体にも薬効がある。テオ、今日はこの蓋碗にお湯を足してルッツに水代わりに飲ませろ。何煎も出るから。トイレは我慢せずに行く事」
「解った。有難う。ほらルッツ、少し冷めたよ」
「あいー」
ちゃむちゃむとルッツが薬草茶を舐める。
エンデュミオンは林檎のケーキを木皿に取り分け、テオの前に置いた。
「しかし、こんな季節に蜂か? 何処に行ってたんだ?」
「ヴァイツェア。ルッツの〈転移〉で慌てて帰って来たんだ」
「あー」
思わず聞き手の全員が納得した。南のヴァイツェアは年中温暖なのだ。蜂もまだ活動しているだろう。
「依頼はどうしたんだ?」
「一週間猶予があるんだ。〈時空鞄〉に依頼物は入れてあるから、ルッツが良くなったら届けに行くよ」
採取依頼だったらしい。
「そうか、ならゆっくりしていけ。この後は魔法の基礎をやるが、コボルト魔法の基礎もやるから面白いぞ」
「それ見たい」
コボルト魔法を基礎からとなると、人族は中々見られないのだ。
「ルッツはおやつを食べたら少し寝るの」
「あいー」
ルッツは林檎のケーキを食べさせて貰い、お茶をもう一杯飲んでから、テオの膝の上で外套に包まれ眠り始める。
蜂に刺されたので、ヴァルブルガは〈解毒〉しても様子を見るつもりなのだろう。
「ではコボルト魔法の基礎をやろう。他の種族でも魔方陣の勉強になるぞ。これはシュネーバルもちゃんと聞いておけ」
「う!」
魔方陣を知らなくても魔法は使えるが、知っている方が強い魔法を構築出来る。
「じゃあね、クヌートが教えるね」
「クヌート頑張ってー」
「えい」
拍手で迎えられ、ぴょこんと立ち上がったクヌートが杖を振る。ひゅるんと杖から白い光が飛び出し、宙に文字を描き出す。これはクヌートとクーデルカが遊びで作った魔法だ。宙に魔法使いが思った文字が描けるので、黒板がない時に便利だ。光の色を変える事も可能だ。
「精霊の種類だけ魔法の属性はあるって言われてるよね──」
リグハーヴス在住のコボルト達が、次々と新しい魔法を作り出し、魔法使いギルドに魔法登録しろと叱られるまであと少し。
エンデュミオンが温室を開放して教えるお勉強会。
講師陣には大魔法使いエンデュミオン、魔女ヴァルブルガ、薬草師ラルス、魔法使いコボルトのクヌート、クーデルカ、ホーンがいます。
幼いケットシーやコボルト、きちんとした魔法知識がないと危険な人狼の子などを教えています。
魔法使いコボルトは集まると魔法陣の研究を始めます(魔法使いコボルトは研究者気質があります)。
失敗しても暴発しないエンデュミオンの温室は絶好の場所だったりします。
学院よりも講師陣が凄すぎるお勉強会。そのうちフィリーネにばれる。