後日幕/向精神薬乱用の補足説明+α
向精神薬に関して記し忘れた。また、軽度依存状態の薬もあることから、情報と共に完結ながら追記しておきたい。
今の私は一日の用量は守っているものの、一回の用量を破っている。つまり厳密にはODだ。
下記する内容には、最近になって振り返り至った所感も含む。作品自体、主観の感想を書くノンフィクションエッセイだったため、下記の内容も客観性は担保できない。予めご容赦願いたい。
○向精神薬乱用+α
・バルビツール酸系ーーベゲタミン([フェノバルビタール+クロルプロマジンとプロメタジンの配合錠)やラボナ(ペントバルビタール)等を指す。
今や処方されている人間が少ない睡眠薬(てんかん薬)。ベゲタミンAに至っては飲む拘束衣とも称された最強の睡眠薬であるが、危険からか別の理由からか、現在では販売中止。ベゲタミンは処方されなくなった。
乱用というより後述するベンゾジアゼピンより遥かに致死性が高く、つまりそういうことに使う輩もいたため、乱用薬として紹介するには些か合わないが、一応書いておく。第一種向精神薬に含まれている薬もあり、取り扱いも厳重。
服用するとコロリと眠れたため、覚醒剤のキレ目にベゲタミンAにお世話になっていた。
・ベンゾジアゼピン系ーーよく乱用されるのは、睡眠薬ならハルシオン(トリアゾラム)やサイレース(フルニトラゼパム)、抗不安薬ならデパス(エチゾラム)やソラナックス(アルプラゾラム)である。厳密にはエチゾラムはチエノトリアゾロジアゼピンなのだが、ベンゾジアゼピン系と認識して問題ない。
即効性があり強い薬が好まれるが、ベンゾジアゼピン系は多種に渡り、すべてに依存性がある。依存性の強さの高低はあるが、いずれも乱用される危険性は有している。
好みによるが、エチゾラム、フルニトラゼパムは乱用に好まれている。逆に医者からの評判はよくない。特に精神科医はデパス嫌いな医師も多く、昔から問題視していた。
短時間作用で即効性もあり更に強力で、個人的には気持ちを明るいほうに向ける作用をしてくれる。
海外ではアルプラゾラム(ザナックス)が抗不安薬で一番ストリートドラッグとして好まれていた(今は不明)。
逆にフルニトラゼパムは乱用とは違う悪用がされた歴史があり(アルコールなどに混入して飲ませ、意識不明となった女性を犯すといったもの。ベンゾジアゼピンでは最強と云われており、当時は白色素錠だったため容易に混入できた。今は安易に混入できないよう着色料で水に溶かすと真っ青になる。水に溶かすと色が変わる睡眠薬はフルニトラゼパムくらいである。勘違いされやすいが、ハルシオンは錠剤が青いだけで水は染まらない。他人に出されたお酒を飲む女性は注意。また、ヘロインやコカインの作用増強にも使われていたらしい)、一部の国では麻薬扱いされてしまっている。海外には持ち込めない。下手したら捕まってしまう。日本も危険性に危惧してフルニトラゼパムのみ、ベンゾジアゼピン系で第二種向精神薬になっている。
ベンゾジアゼピン系は睡眠薬も抗不安薬も合わせると相当な種類になるため、すべての名前は記載できない。
主観になるが、個人的にベンゾジアゼピン系をODしても、すべてが同じ作用になるわけではないと考えている。感じかたが違う。
また長時間作用型は乱用には向いていない。ベンゾジアゼピン系は非常に多種を経験したが、個人的に乱用に向いているのは例に上げたなかでハルシオン以外と、次点でワイパックス(ロラゼパム)辺りだ。
デパスとソラナックスはODしたときの感じ方が似ている。脱抑制で明るい気分になり、デパスは記憶を失いやすい。
サイレースは単体だと酩酊感に近い。ハルシオンも酩酊感に近いが、記憶を失いやすい。
依存性や健忘の可能性は、だいたい以下に比例する。
依存性→作用時間が短いほど依存性が高くなる。作用時間が長いほど依存性が弱くなる傾向にある。
健忘→作用時間が短いほど健忘を引き起こす可能性が高くなる。意識ない状態で行動してしまう。
つまり、作用時間が短い・即効性が有る・強い、これらが揃っているデパスは依存性がもっとも高いと云われている。
デパスより強いとされているリボトリールの依存性が低いほうだと云われているのは、作用時間が長く即効性もデパスやソラナックスなどより低いためだ。
・非ベンゾジアゼピン系ーーマイスリー(ゾルピデム酒石酸塩)、ルネスタ(エスゾピクロン)等。ベンゾジアゼピン系より依存性や副作用が少ない睡眠薬を、と探求されて作られたベンゾジアゼピンに似た作用をする、ベンゾジアゼピンではない睡眠薬の総称。
ベンゾジアゼピンにはベンゾジアゼピン受容体ω1とω2が存在しており、受容体ω1には睡眠、鎮静作用、受容体ω2には抗不安、筋弛緩作用で、それぞれ働きが違う。
ベンゾジアゼピン系はどちらにも作用するが、非ベンゾジアゼピン系は受容体ω2にはほとんど作用しないとされている。
したがって、筋弛緩作用によるふら付きなどがないぶん、副作用や依存性、乱用の恐れはベンゾジアゼピン系より低いとされている。
しかし、乱用界隈の実情はどうだろう?
今や睡眠薬でもっともODに好まれているのはマイスリーだ。裏市場の値段からもそれが伺える。かつてと逆転し、今やサイレースよりマイスリーのほうが高値で取引されているのだ。
マイスリーは睡眠薬としては珍しく、副作用に多幸が記されている。ODするとこれが現れやすくなるため、多幸が現れる乱用者にとっては、マイスリーほど好まれる睡眠薬は他にないのである。
私もマイスリーのODは繰り返した。気持ちよかった。だが、今はもう興味がなく、ハルシオンに戻している(理由はアキネトンの項)。
ODするとジヒドロコデインと似ているようで似ていない、独自の多幸感が現れるのである。そして気分がよくなりマッタリしながらも活発的になれる。この活発になるほうの、まあ、脱抑制によるほうの働きが現れたら、十中八九、一過性全健忘を引き起こすため注意して追加はしないようにしていた。
日本で承認されている睡眠薬では一番短い作用時間。そりゃ健忘が起こりやすいと言いたくなる。
だが、ハルシオンよりはまだ平気なのは、耐性によるもの?
いや、ベンゾジアゼピンには交叉耐性があるため、ハルシオンで付いた耐性は非ベンゾジアゼピンのマイスリーにも耐性が付いてしまう。
これより短いのは、日本未承認の睡眠薬、ソナタ(ザレプロン)くらいだろう。半減期は驚異の一時間。……一時間?
1錠では効果が薄く、とても睡眠薬としては使えないと私の周りでは評判だが、愛好家も当時は多かった。なんせ、未だ向精神薬に指定されておらず、乱用に向いていたからである(ちなみにデパスも昔は指定されていなかったため、個人輸入で通販感覚で購入できた)。
あいにくザレプロンは試したことがない。生の自身の体験談を語れないのは残念だし、もう購入することもないだろう。
少なくともマイスリーに関しては、依存性や乱用性がベンゾジアゼピンより低いとは到底思えない。
・アキネトン(ビペリデン)ーーパーキンソン治療薬のひとつだ。向精神薬ではないが、記させてもらう。
私は薬剤性パーキンソニズムのために使っていた。
だが今は、一日分4錠を一回で服用して乱用してしまっている。
それは、これまた副作用の多幸が働くからだ。
ドパミンが減りアセチルコリンが優勢になることで、手の震えなどのパーキンソン症状は発現する。
アキネトンはアセチルコリンを減らすことで、ドパミンと均衡にすることで症状を抑える。
しかし、過剰に飲むと今度はアセチルコリンが減り過ぎて、ドパミンが優勢になってしまう。その結果、脳の誤認識により多幸が発現するのだろう。
たしかに、副作用に多幸がある薬で、依存性があるとされている。
しかし、多幸が現れた体験は、基本的にアキネトン注射剤の場合だ。事実、私のXの知り合いにも、アキネトンを注射されて気持ちよかったと体験談を話してくれた方がいる。
私はそれに比べて嚥下だ。錠剤である。
だが、多幸が現れる。その結果、見事に今日まで、少量のODを繰り返している。
ほとんど乱用は流行っていないため、乱用した結果のデータがないためどのような後悔が待っているかは不明だが、普通に服用している場合でも認知症になるリスクは上がるだろう。
ODしていれば、なおさらそうなる可能性が高い。人には勧められないがやめられない。
そして、結果的に副産物として、アキネトンのODに慣れた私はマイスリーのODに一切多幸を感じなくなってしまった。これがマイスリーをやめたきっかけである。
正直、今は煙草にも悩まされているが、一番の悩みはアキネトンだ。こいつがラスボスだ。
もちろん、私の体質だろうし、リスクも大きいうえ、特に乱用してはいけないと申しておきたい。
・メチルフェニデートーーコンサータとリタリン。第一種向精神薬に指定されている、ダウナーではなくアッパーに作用する。ドパミンとノルアドレナリンを増やすため当たり前ではある。
ADHDのための医薬品とナルコレプシーのための医薬品である。
これはODすべきではない。私は処方されていないが経験はある。
経緯は言えないが、試せる機会があったとだけ記す。
用量のなかで乱用すると、私の場合は高揚・過集中・多弁・興奮・意欲上昇・性的興奮などがあり、意欲上昇が一番助かる作用だった。
メチルフェニデートは合法覚醒剤などと巷では云われていたが、たしかに効果だけを見れば似ている。体験して似ているところはあった。
だが、私の場合だが(本当にメチルフェニデートの乱用は個人差が大きい)、性的感度までは上がらない。覚醒剤のようにオナニーで気持ちよくなるような効果はなかった。
副作用も覚醒剤に似ている。多汗などが最たる例だ。
だが、違う。覚醒剤とはあまりにも違う。
覚醒剤はドパミンを無理やり放出させたうえ、再取り込み阻害もする。
だが、メチルフェニデートはドパミンの再取り込み阻害作用のみだ。だから覚醒剤ほどじゃぶじゃぶ快楽が溢れるような事はない。
144mgほどコンサータを飲んだことがあるが、絶対にODはすべきではない。動悸が本当に酷かった。そのせいで求めていた上記の作用の邪魔をして、イライラもして、集中もできなくなった。
飲み過ぎてはいけない。また、あまり乱用するものではない。過去にリタリン中毒者が溢れたように、依存したら厄介な事になる。例えコンサータでも多量に服用すればそれは同様だ。徐放剤なため、リタリンよりはゆっくり効いて長く効くので、依存性はリタリンよりはコンサータのほうが低い。
が、油断してはいけない。なぜならカプセルの部分にも成分が含まれており、それは胃で溶けるため、そのぶんは急速に効いてくるからだ。
(その他)
・リリカ
・トラマドール
私はどちらも吐き気がしてダメな薬だったが、好む物も多い。しかし知識もないため、ここでは語らない。
以上。後日談も踏まえて、本編の補足を終える。




