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第26話≡これ以上は犯罪です

今回もイチャイチャ回になるのかな?



「あ、それはこっちに」

「お兄ちゃん、これってどこ?」


朱音が水奈に怒られてから数時間後、今は昼だ。

桜達の家に大量の家具が届いた。

今はその設置の真っ最中


「これはどこに運べばいいですか?」

「えーと、水奈ー、これってどこ?」

「それはリビングでーす!!」


ふぅ…なかなか慌ただしいな


「すみません」

「あ、待ってくださいね。それは…朱音ー、お前のベットだぞー」

「本当!?」


朱音は人の邪魔にならないように素早く二階から桜の元まで駆けつけた


「お兄ちゃん!!ベット!!ベット来たよー!!」


朱音は嬉しさのあまり桜に抱きついた


「うお!?わかった、わかったから」


!?こ、これは…なんという柔らかさ…小さいのにこんな兵器を…


「は!?…それじゃ朱音案内よろしく」

「うん!!こっちだよー」


朱音は足取り軽く自分の部屋にベットを持っていった


「さーて、次は…」

「クー君、ちょっとお願いします」

「今行くよー」


…なんか引っ越ししてるみたいだな


実際大量の家具の設置はもはや引っ越しをしているようなものだろう


…今日は学校休もうかな


桜がそんな事思いながら水奈の部屋まで来ていた


「すみませんクー君。お願いしたいんですが…」

「ん?あーわかった今やるよ」


そこには運んだ荷物が崩れており水奈の部屋に荷物が置きづらくなっていた


流石にこれを一人ってのは辛いし邪魔になるしな


桜は重なってる順に元に戻そうとしたが紐や他の荷物に絡まりうまく片付ける事ができなくなっていた


「水奈、ちょっとこれを持ってて」


桜は水奈に背中を向けながら頼んだ


「は、はい。わかりましキャ!!」


キャ?え?


水奈は足元にある紐に引っ掛かってしまった


「え?ちょっ、水奈今はまず」

「す、すみませんー」


桜が手を放した事により持っていた荷物が二人を襲った


あ、これはまずいな


桜は体勢を無理にかえて水奈に覆い被さるようにした


「おうふ。…大丈夫か、水奈?」

「く、クー君!!大丈夫ですか!?」


…うん、すごく痛い。ま、水奈に怪我はなかったみたいだけどな


「大丈夫だが水奈は平気か?」

「は、はい。クー君のお陰で…ってクー君ごめんなさい!!」

「あー大丈夫だから退けてくれないか?」


この荷物すごく重いんだ

あとすごく顔が近いんだ


「………」


しかし水奈は桜の言葉を聞いても退かずに桜の顔をじっと見ているだけだ


「あのー、水奈さん?」

「…はっ!?す、すみませんクー君。怪我は?」

「うん、無いんだけど。重いから退けてほしいなーって」


それを聞いた水奈は顔を真っ赤にして退けてくれた


よし、これでなんとか動かせるな


桜は背中にある荷物を退かして立ち上がった


「ふぅ…水奈は大丈夫だった」

「はい、私は大丈夫でしたが…すみませんでした」

「あー水奈、謝るのはなし。家族なら他の言葉でね」


水奈は少し悩んだあと頬を染めた


「あ、ありがとう…ございます」

「よろしい」


桜は水奈の頭を朱音と同じように撫でた


「…あ。すまん、朱音を撫でてたからつい」

「い、いえ!!…その…よかったらまた撫でてくださぃ」


水奈は顔から火が出そうな位真っ赤にしながらそう言った


どうしよう…かなり気まずい…


「で、では私はリビングを見てきますね!!」

「え?水奈!?」


水奈は桜の声も聞かずにダッシュでリビングに向かった


「……さ、片付けるか」


桜は水奈のいなくなった部屋を見てそう呟いた





その後も家具の設置はどんどんと進んでいき数十分で作業が終了した


「ありがとうございました」


業者さんの車も行ってしまい大雑把な家具の配置付けは終わった。

ついでに組み立ての難しい家具は業者さんが組み立てを手伝ってくれた


きゅるるるるる


家に入ると誰かの腹の虫が鳴き始めた


「水奈ー、お腹減ったよー」


うん、やっぱり朱音か


朱音は顔を赤らめながらお腹を押さえた


「そういえば食べてなかったな」


三人は設置に忙しく食べてるどころの話ではなかったのだ


「では今から作りますから待っていてください」

「それじゃその間に風呂沸かしとくぞ」


動きまくったお陰で汗がすごいからな


「それでは沸かすだけなのでお願いします」

「はいよー」


桜は追い焚きのスイッチを押して新しく買ったL字ソファーに横になった


「疲れた…」

「そうだねー。まさかこんなになるとは思わないもんね」


朱音も桜の頭の近くに横になった


…朱音、顔近いな


「全くだよ…でもこれで楽になるだろうな」

「うん!!はやくベットで寝てみたいよ!!このソファーも捨てがたいけどねー」


朱音はそういいながら腕を伸ばした。

すると必然的に桜の顔の上に朱音の腕がきて鼻が潰れた


「朱音、わざとか?」

「あはは、お兄ちゃん変な声ー」


…ダメだ、疲れて突っ込みする気がおきない


「はい、できましたよー」

「「はや!?」」


桜達はソファーから起き上がり椅子つきの机に移動した


水奈が持ってきた皿の上には美味しそうなハンバーガーが乗っかっていた


「昨日の残りのひき肉で作ったハンバーガーです」

「本当、水奈は主婦だね」

「そ、そんな…となるとクー君が…」


水奈はそういうと自分の世界に入ってしまった。

そんな水奈のわき腹をツンツンと突っつく朱音


「ひゃ!?あ、朱音何するんですか!?」

「お兄ちゃんは私のお兄ちゃんだからね」


うん、俺は朱音のお兄ちゃんだな


「朱音には渡しません」


いやだから俺は朱音のお兄ちゃんで水奈の…友達あたり?


「ほら、二人とも変な事言ってないで食べるぞ」


すると二人は何やら反論しようとしたのだが食べてからにすることにしたようだ


「それじゃ」

「「「いただきます」」」


ぱくっ


…はぁ…マジうま、味の調節が絶妙すぎて…うめぇ…


桜は至福のため息をついていた。

周りを見ると朱音もとても幸せそうな顔をしながら食べていた


「水奈…最高だよ!!」

「うん…うん…」


桜の言うことに朱音も首を縦に振る


「あ、ありがとうございますぅ…」


水奈は顔を真っ赤にして桜と朱音から目を反らした


…なんでこういう可愛い生き物が俺の学校にいないんだろうな


桜はそんな事を思いながらハンバーガーを食べ進めた


「「ご馳走さま」」

「お粗末様でした」


水奈はそういうと桜には紅茶、朱音にはジュースを用意した


「すみません、お茶を切らしていて」

「あ、大丈夫だよ。俺、紅茶の方が好きだし」


そういうと水奈は驚いたような怒った表情になった


「クー君!!そういうのは早めに言ってください!!」

「え?す、すまん」


温かいお茶も嫌いじゃ無いんだけどな


桜は多少、理不尽さを感じていながらも紅茶を飲んでまったりしていた


「ではこれからは紅茶で大丈夫ですか?」

「うん、よろしく」


桜がそういうと水奈はまた笑顔に戻った


「あ、もうお風呂出来上がってますよ」

「だって、朱音はどうする?」


桜はオレンジジュースを飲んでいる朱音に聞いた


「私は汗かいてないから大丈夫だよ」

「了解。んじゃ俺は入ってくるね」

「お兄ちゃん、夜は一緒に入ろうね」


ガタン!!


桜は朱音の言葉を聞き椅子に足の小指をぶつけた


「ーーーーー!!」

「く、クー君大丈夫?」


桜はあまりの痛さにうずくまって小指を揉んだ


「あはは、お兄ちゃん大丈夫?」

「っつぅ…朱音変な事言うなよ」


桜は涙目になりながら朱音に訴えかけた


「変な事ってなにさ、変な事って。

…私はお兄ちゃんと入りたいから聞いたのに」


…反応に困る


「うん、朱音ちゃんと一人で入ってね」

「ぶー、一緒に入ろうよー」

「ダーメーだ。一人で入れるだろ」

「そ、そうですよ。朱音は一人でも入れるじゃないですか」


二人で朱音に言ってしまったため多少不機嫌になってしまった


「…はぁ、朱音こっち来てくれ」

「…ん」


朱音は桜の近くまで来た。

そして桜は朱音の頭の上に手を置いて撫でた


「…私の機嫌がこれで治ると思わない事だね」

「まあまあ」


桜は朱音を撫で続けると段々と顔が綻んできた


「ま、まあ、もう少し撫でてくれたら許さなくもないかな?」

「そっか。許してくれると嬉しいんだけどな…」


桜はなでなでし続けると朱音が笑顔になっていった


「私は心が広いからね、特別に許してあげるよ」

「あはは、ありがとう」


桜はそういいながらぽんぽんと頭を軽く叩いた


「んじゃ風呂に入ってくる」

「いってらっしゃーい」

「…ゆっくり入ってくださいね」


桜はそのとき気がつけなかった。

水奈が意味ありげな笑みを漏らしていた事に


ふぅ…温まって寝るか

学校は…休みでいいや


ザパーン


「…気持ちよかー」


やっぱりシャワーより風呂だよなー


桜は風呂で癒されていた


ギギギ…バタン


ん?…ま、どうせ洗面所に用事があるんだろうなぁ


『クー君、湯加減は大丈夫?』


声からするに水奈か


「うん。良い湯加減だぞー」

『それはよかったです』


ふぃ…本当水奈には感謝(シュルシュル)

…ん?シュルシュル?


「お邪魔しまーす」

「え?ちょっ水奈さん!?」


桜が入っているのを知りながらタオルを身に着けた水奈が風呂場に入ってきた


…え?何?これって夢とか?


桜は多少のパニックを起こしながら水奈に背を向けた


「み、みみみ水奈!?な、なんで!?」

「クー君の背中を洗ってあげようかと」


…水奈は善意なんだよな


「ちょっと待ってくれ…すぅ…はぁ…」


桜は気分を落ち着ける為に深呼吸をした


「よし、水奈タオルをくれ」

「わかりました」


水奈はすぐに承諾して桜にタオルを渡してくれた


「水奈、ちょっとそっちを向いててくれ」

「は、はい」


水奈は背を向けてその間にタオルを腰に巻いた。

そしてそのまま風呂場を出ようとした


「じゃ、俺は上がるからゆっくり」

「だ、ダメです!!」


水奈はそういうと桜の腰のタオルに手をかけた


や、ヤバイ!!これは本当にヤバイ!!


「わかった!!水奈、わかったから放してくれ!!」

「……わかりました」


水奈は桜の腰のタオルから手を放すと椅子の上をポンポンと叩いた


…これは座らないと後でどんな目にあわされるか


桜はおとなしく椅子に腰かけた


「で、なんでこんなことに?」

「本を読んでいたら裸の付き合いをすると良いとの事だったので」


…桜は頭をフル回転させて裸の付き合いという意味を思い出した


「それって男どう」

「い、良いじゃないですか!!ほら折角ですから」


うん、何が折角なんだ?


水奈はボディーソープを泡立て桜の背中を洗い始めた


「なあ、水奈」

「は、はい。なんでしょうか?」

「この生活は楽しいか?

本心で言ってくれ」


桜は今一番疑問に思ってることを聞いた


「…はい、クー君のお陰で毎日楽しいですよ」

「そっか…ならよかった」


これで苦痛だとか言われたらショックがヤバかったな


「ありがとうございます。

私、クー君の奴隷になれてよかったです」


おお、こんな風な事言われると素で嬉しいな


「ふぅ…一通り終わりました。次は前を」

「するのは俺がやるから風呂に入ってて良いぞ」


流石に前は犯罪です。

捕まります(俺が)


「でも」

「こればっかりは譲れない」

「…わかりました」


これで承諾してくれなかったらどうしようかと


桜はシャワーを浴びて風呂場を出た


「あー疲れ」

「お兄ちゃん?水奈とは入れて私とは入れないの?」


…なんだこの状況


風呂場を出たところにはご立腹の朱音が立っていた


「ねーお兄ちゃん?」

「あのな、これには事情が」


その後朱音にいかに説明しようとしたが一緒に昼寝をするという事で手をうった


ああ…疲れた

…あ、学校


桜は携帯を出して学校に休むと連絡をした

読んでいただきありがとうございました!!

誤字脱字がありました報告お願いします!!

感想くれたら喜びます!!


次回、最後の友人が登場します

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