第25話≡あ、朱音、大丈夫か?
近々キャラ設定を出したいと思います
もぞもぞ
「ん……すぅ…すぅ…」
現時刻は朝の6時
朱音が起こしにくる部屋で桜はのんびり寝ていた
「…ぬくぬくだなぁ…」
ただし桜の布団には一つ異変があった
「これはいい暖かさ…」
布団は桜以外の膨らみができていた
「…すぅ…すぅ」
そして膨らみは桜の近くで寝てしまった
膨らみが寝てから数分たった
コンコン
「失礼…します」
桜がいつもの時間に起きないのを心配した水奈が桜の部屋を尋ねてきた
「クー君?…あれ?」
水奈は桜の布団の違和感に気がついた
「…なるほど」
バサッ!!
水奈は桜の被っている布団をひっぺ剥がした
「…やっぱりですか」
「…寒い」
「…布団どこ?」
「あ~か~ね~、一体何をしているんですか?」
桜の布団に潜り込んでいた犯人は朱音だった。
その朱音は今、寒いのに耐えかねて桜を抱き枕にしている
「…あ、水奈おはよう。起こしに来てくれたのか?…ってあれ?朱音?」
桜は起きはしたが状況を読み込めていない
「ほら、朱音起きて」
桜は朱音の頬を伸ばしたり軽く叩いたりした
「うーん…あ、お兄ちゃん起こしに来たよ?」
「起こしに来たあなたが一緒に寝てどうするんですか…」
布団を持った水奈が腰に手をあて眉をピクピクと動かしていた
「あ、おはよう水奈」
「おはよう、じゃありません!!あなたも一緒に寝てうら…ちゃんと仕事をしてください!!」
うら?…裏?…よし、わからん
「水奈も試してみたら?お兄ちゃんぬくぬくだよ」
「うっ……ダメです!!ほら、朱音も走りに行かなくていいんですか?」
…ちっ、今日は無くなるかと思ったのにな
朱音は大きく伸びをした
「んんー…よし、お兄ちゃん起きようか」
「朱音、俺は起きてるぞ」
「ありゃ?本当だ」
「もう、二人とも私も仕事があるんですよ。漫才なんてしてないではやく走ってきてください」
水奈はそう言うと部屋を出ていった
「さて、準備するか」
「うん」
朱音はそう言うと敷き布団の上に座りこんだ
「あのー、朱音さん?」
「何?」
「着替えるから出ていってくれないですか?」
「えーなんで?」
な、なんで!?
恥ずかしいからに決まってるじゃないですか!!
「いいから部屋から出ていけー!!」
「きゃー」
桜は威嚇するように朱音を追いかけると朱音は笑いながら部屋を出ていってくれた
「ふぅ…さて、着替えるか」
桜は着替えていつも通り公園で朱音と走り込みをした
「たっだいまー!!」
「…いまー」
「クー君は相変わらずげっそりしてますね」
うん、今まで運動してなかったからね。
朱音のしごきは相変わらず酷いぜ
「あ、朱音、今日は学校遅刻するからゆっくりでいいよ」
「…クー君、学校はきちんと行ってください」
「お兄ちゃんがぐれたー」
ジト目で桜をみる水奈とこの状況を楽しんでる朱音
そんな二人に桜は手を横に振った
「違う違う、今日家具が届くから残ってた方がいいだろ」
「あ、それもそうですね」
「ちぇー、なんだ違うのか」
朱音は残念そうな顔をした後風呂場に向かった
買った家具がお値段以上だといいんだけどな
「んじゃいつも通りごろ寝してるから朝飯よろしく」
「わかりました、任せてください」
桜はそう言うと庭に出てごろ寝した
はぁ…今日も日本は平和だな…
…そろそろ寒くなってきたけど
もう11月中場、もうすぐ雪も降ってくる頃だろう
そんな事を思っていると時間も過ぎて朱音が風呂を上がった
「お兄ちゃん上がったよー」
「はいよー」
体も冷えたし調度いいか
桜が風呂場に入るとやはり朱音の下着が落ちていた
「…本当気まずくなるよな」
桜は下着を無視して風呂に入った
「ああ…気持ちいい…」
ま、家具を運ぶのでまた汗かくんだろうけどな…
そんな事を思いながら桜はすることして風呂から上がった
「クー君、こ飯できましたよ」
「あー今行くよ」
…なんかいつの間にかこれが日常風景になってきな
桜は朝飯を食べるためにリビングに向かうとすでにテーブルに食べ物が並んでいた
「ごめん、待たせた」
「いえ、大丈夫ですよ」
「まーちーきーれーない!!」
…朱音のどこにあんな体力があるんだ?
「クー君」
「って俺が音頭とるのね。
では、いただきます」
「いただきます」「まーす!!」
桜は久々にゆっくりと焦らずに食事をとった
「相変わらず水奈のご飯は美味しいな」
「ふぉーふぁね」
朱音はご飯を口に詰め込みながら答えたため何を言ってるかさっぱりだ
「朱音、何言ってるかわからないからな」
「朱音、口に物を入れたまま喋ってはいけませんよ」
朱音は二人に言われて急いで物を飲み込んだ
「ふぅ、ごめんごめん」
「全く、朱音は…」
これが桜の家の朝食の風景になっていた
水奈は皆の食べ終わった食器を片付け、桜にはお茶と朱音にはジュースを持ってきてくれた。
すると水奈は桜の正面に座った
「クー君は朱音と朝に何しているんですか?」
「ん?」
何をしてる?…ああ、ランニングの事か
「まずは公園を走り回るだろ」
「お兄ちゃんいつもそこでバテるよね」
「…朱音、1㎞を2分以内で走ってバテるなって辛くね?」
しかもそのスピードで30分以上走るんだぜ
桜は100mを11秒くらいだから全速力でも2分くらいはかかるはずだ
「クー君は朱音の血も混じってますから多少の身体能力は上昇していますしね」
…その補整有りでも朱音についていくのは辛いけどな
インドア派なめるなよ
「で、その後に朱音と打ち合い」
「打ち合い?」
「うん。素手でちょっと鍛えてるの」
ちょっと?え?あれでちょっとなの?
「なるほど。クー君、怪我とかありませんか?怪我なら私が治せますから」
「水奈のアイテムって怪我なら大体治せるんだっけ?」
そういえばこの腕も治してもらったんだっけかな
「はい。私の癒しの手で傷なら完治させることができますから」
「本当、便利なアイテムだな」
水奈はそう言うと両手を横に振って否定する素振りを見せた
「わ、私よりもクー君のアイテムの方が」
「俺のアイテムって実用的じゃ無いだろ」
常にマナを回復されてもな…
学校で魔術使うわけじゃないしな…
「そういえば朱音ってどんなアイテムなんだ?」
「ん?私のアイテム?」
朱音は半分くらいジュースが残っているコップを置いてを桜を見た
「私は秘宝を狙う者だよ」
え?何その凶悪そうなアイテム名
「効果はうーんと、相手のアイテムをちょっとの間封じる…かな?」
「あれ?アイテム名的に相手のアイテム強奪とかだと思ったんだけどな」
桜は予想が外れてちょっと意外そうな顔をした
「うーん、説明できないから見てもらった方が早いかな」
朱音は桜に近づいた
「それじゃいくよ?」
「え?朱音?ま」
ずむっ
朱音の腕が光を放ち桜に突き立てられた
「あ、朱音!?何をしているんですか!?」
朱音の手が光ったまま完全に桜の中に入ってしまった
「…あれ?痛くない?」
「でしょ?」
そして朱音が腕を引き抜くと丸く白い光を放つ水晶のようなものが手の上に乗っかっていた
「これで今お兄ちゃんはアイテム使えなくなったよ」
へー、そういう事か
不思議そうに水晶を見る桜とその光景をぽけーと見る水奈
「でもこれをずっと持ってたり壊したりすれば使えなくなるんじゃないのか?」
「これって時間くれば消えてその人に戻っちゃうし、硬くて全然壊れないんだよね」
だからちょっとの間か
でも封じれるのは使えるな
「朱音、それコンクリにぶつけてみて」
「ちょ、ちょっとクー君!?」
「はーい」
朱音は庭に出てコンクリート目掛けて水晶を投げた
カン!!
甲高い音はしたものの水晶には傷一つなかった
「…朱音、これって打っても大丈夫?」
「うん、私からある程度離れるとお兄ちゃんに戻ってるくから大丈夫だよ」
「よし」
桜はハンマーを創りだした
「おお、疲労感ヤバイ」
「マナの回復できないもんね」
これがマナ使った時の疲労感か…
桜は水晶を朱音から受け取り宙に投げた
「そぉい!!」
桜は水晶を狙ってハンマーを振った
パコーン!!
手応えはあったが…
水晶はそのままどこかに飛んでいって消えてしまった
「おおー!!飛んだ飛んだ!!」
水晶の消えていった方を見るとキラキラとした何かが桜の方に向かってきた
そのキラキラで桜は包まれた
「おお?疲労感が無くなっていく」
「アイテムが戻ったみたいだね」
すると朱音は桜に近づき手を光らせた
ずむっ
「はい、証拠」
朱音は桜の中に手を入れた
朱音が手を抜き取ると手の上にはさっき打った水晶が乗せられていた
「ね」
朱音はニッコリと笑った
「朱音、少しいいですか?」
水奈は何やら怖い笑みを浮かべながら朱音に近づいた
こ、怖ぇぇ…
今の水奈の背景絶対紫と黒が混じりあったみたいな色してるよ
「な、何かな、水奈?」
「私の部屋でお話しましょう?」
流石の朱音も腰が引けていた
「い、嫌!!私はお兄ちゃんと」
「ほーら、行きますよ」
水奈は朱音の首根っこを掴んで部屋まで引きずっていった
「お兄ちゃん!!助けてー!!」
「お話するだけですよ?」
O☆HA☆NA☆SIじゃないといいんだけどな…
バタン…
朱音は引きずられて水奈の部屋に入ってしまった
「…お茶でも飲むか」
桜はさっきあったことを忘れてお茶を飲むことにした
~数分後~
「オニイチャン、ゴメンナサイ」
…あのー、朱音の目に光が無いんですが
「み、水奈?」
「お話しただけですよ」
…これは深く追求しちゃダメなやつだな
少ししたら朱音も光を取り戻し何があったかを聞くと
「…何も思い出せないんだよね」
という答えしか返ってこなかった
こ、怖えーー!!
読んでいただきありがとうございます!!
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当分バトルはないと思います
走る速度を直しました。
指摘してくれた方ありがとうございます
俺算数ができなかったorz




