↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゼロヒーロー  作者: シュレディンガー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
1/11

プロローグ

主人公は、人類を守るために戦う変身ヒーロー。


敵は、人間に擬態し社会へ溶け込む怪人――ヴェイル。


誰がヴェイルなのか判別する術はなく、彼らは普通の会社員や学生、警察官として暮らしている。


主人公は日々戦い続けていた。


そんな彼には、一つだけ心が安らぐ場所があった。


路地裏にある小さなカフェ。


店主は物静かな女性。


どこか儚げで、それでいて誰よりも人の心を見透かしているような瞳をしていた。


彼は最初、自分でも理由は分からなかった。


笑顔なのか。


淹れてくれるコーヒーなのか。


それとも、戦いしか知らない自分を普通の青年として接してくれる彼女だからなのか。


気づけば、任務のない日は必ず店へ足を運ぶようになっていた。


ある日、戦闘中に主人公は未来を見る。


炎上する街。


自分を「怪物」と呼び石を投げる人々。


守ってきたはずの人類は、彼を恐怖の象徴として処刑しようとしていた。


「化け物だ……!」


「英雄なんかじゃない!」


目を覚ました主人公は戦えなくなる。


「俺は、何のために戦っている?」


その答えを失い、心身ともに限界を迎えた彼は、無意識のうちにいつものカフェへ辿り着く。


店を閉めようとしていた彼女は、雨に打たれながら倒れ込む主人公を見つける。


「今日は……帰る場所、あるの?」


彼は答えられなかった。


しばらく沈黙したあと、彼女は静かに言う。


「なら、うちに来る?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。