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ガンジー(元爺)サーガ  作者: タマ
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お勉強会

その後もユージンの教育は続く

「ガンジーが頭を下げるのはガンジーの自由だけど、基本的には大将軍に当たる地位は王族に次ぐものだから。相手国の王族以外は大臣だろうと摂政だろうと対等に相手しても大丈夫。冒険者として振る舞う場合でも冒険者の中では1等級と最上位だから問題無いしね。ただ、自分に非が無いのに謝罪する行為は国の威信が揺らぐから却下。ガンジーが感謝する事柄が有れば、たとえ奴隷相手でも問題無いよ。頭を下げられた奴隷と、それを見て舐めて侮ったバカ貴族達は迷惑かも知れないけどね」

笑いながら言うユージン

「結構自由なんだな」

感心しながら頷く俺


「外国の王族に対する礼のマナーは、胸に手を当てて頭を下げれば問題ないよ。膝まづく必要は無いし、特に獣人達は強さに拘るから。強ささえ見せれば王族と対等でも問題無い場合が多いしね」

色々難しく考えてた俺がバカみたいに思えて来た


「女性に尊敬を現す意味の礼は?」

何気なく聞くと


「尊敬する女性の前に膝まづき、手の甲に口付けて頭を垂れるのが最上位の礼ですね。やって見て下さいな」

イタズラっぽい笑顔を浮かべてユーリアが立ち上がり、ユージンと爺ちゃん達が笑いを堪えている


前世の記憶に有る普通の行為なので、スッとユーリアの前に膝まづき手を取り口付けすると

「お受け致しますわ」

と、顔を真っ赤にしたユーリアが答えると

我慢出来ない様子でユージンが笑い出し

爺ちゃん達が、おお!とか言ってる


「???」な顔してると

笑いの発作が治まったユージンが

「一生守ると誓う守護騎士か、婚約者から妻になる女性に向けて守ると誓う成約の作法だよ」

って告げてきた


「ただの練習と勉強だよな?な!」

こめかみに汗を流しながら確認する俺

 

「乙女の肌に触れて置いてそれは無いですわ」

真っ赤な顔のまま少し悲しそうに言うユーリア


「虫除けの騎士って事でなんとか・・・」

焦って言うと


「それぐらいで許して上げれば?ユーリア」

ユージンが笑いながら言うと

 

「お願いを聞いて下さるなら」

と、ユーリアがイタズラが成功した時の顔で言う


「詐欺だよ!一応要望は聞くけど、要望次第だ」

不貞腐れて言うと

 

「お買い物に付き合って下さいませ」

満面の笑顔で言われた


「俺も付き合うよ」

嬉しそうに言うユージン


「おい!王族が街中で買い物なんかして大丈夫なのか?」

不安そうな俺


「普段なら許されるハズも無いですけれど、義兄様と婚約者候補で大将軍の1級冒険者ガンジー様が護衛に就いて下さるのですもの。サロンでは宮廷女性達の嫉妬の嵐が起こるでしょうね」

既にユーリアの中では決定事項になってる

後ろでは、請求書はワシに回せ。イヤワシじゃとの爺ちゃん抗争が勃発してるし・・・・


覚える事は他にも色々有るのだが

エルフの国とか、ドワーフの国とか、北の帝国とか・・・・

ローレシアの人間の行動範囲内では特にこの3つの国が宗教的に異なる考え方が有るらしいのだか。

今回はパトロンド向けの知識だけに止めてお勉強会は終了

買い物に出掛ける事になった


王家の馬車で・・・

やっぱり乗りたくないなぁ・・・


宝石店でユーリアにおねだりされてネックレスを買わされ

(しつこく色々な含まれる意味を確認したので笑われた)

洋服店ではユーリアの服とユージンの服をデザインして驚かれ


少しだけ上品そうなケーキ屋さんで3人でティータイム中です


「ここのケーキは時々館に届けて頂きますのよ、とても美味しいのです」

優雅に食べながらユーリアが微笑み


「確かに旨いね、紅茶にも合うし」

これ又優雅なユージン


「これ1000個作るのにどれくらい時間掛かりますか?」

従業員さんに現実的?な話しをする俺


「夕方迄には出来ますが金貨50枚になりますが宜しいのですか?」

恐々聞いて来る従業員さん

この世界の砂糖は高い高級品だ


「金額は大丈夫ですけど時間は間に合わせて下さい」

大金貨を5枚渡すと慌てて駆けて行って受取証を持って来た


「どうせ子供達へのお土産だろうけど、凄いね」

笑いながら言うユージン


「本当にガンジー様と過ごす時間は楽しく感じますね」

こちらもコロコロ笑いながら言うユーリア


「本当は全ての人魚達にも、部下達にも食べさせてやりたいけど絶対数が足りないからなあ」

不満そうに言いながらケーキを見ていると。思わず閃いた


「それじゃあ城に戻るよ」

「又必ずご一緒させて下さいませね」

笑顔で別れの言葉を残して2人は帰って行った


モンデール邸で二人の爺ちゃんズに向き合ってる

「お爺様方にご相談が有ります」

何かな?と顔を向けて来る爺ちゃんズ


「お爺様方の領地やお知り合いの方々に色々な果物や甘い焼き菓子を作って頂く事は出来ませんか?勿論通常料金をお支払いしますし、マルトークとクライムに運べる地域限定になりますが」

真面目な顔で頭を下げる


「解った私の領地は勿論知り合いにも声を掛けるよ」

「お前の頼みを断る訳無いだろう。任せておきなさい」

爺ちゃん達はあっさり請け負ってくれた


人魚達は甘い物が好きだ、果物等も大好物

でも人魚の国には土地が無さ過ぎるから作れない。

作れないなら余ってる金で買えば良い。後は協力者を探すだけ


俺は街で荷車を1台買うとケーキ屋さんに向かった

ケーキ1000個は素手では運べ無いから

従者も連れずケーキ満載の荷車を引いて城門を出て行く大将軍。

何とも浮いた存在だとは自分でも思うけど気にしない



「ミニラ、お待たせ」

「はぁい、パパぁ。お土産有るう?」

「ケーキ食べる?」

「うん♪」

一瞬で20個無くなりました

夜の上空はまだ季節的に気温が低いので痛みません

のんびり飛んでクライムの館の近くで朝を迎え

(荷車は氷の柱に囲まれてますが)

母ちゃん達が起きた頃に来訪を告げました


「テレサ母上、マーニャ母上。おはようございます」

挨拶は基本です


「あら、ガンジー早いですね。おはよう」

「ガンジー、おはよう」


「王都に行った帰りですので、少し早い時間になってしまいました。これはお土産です」

テーブルにケーキを10個置く


「ブランのケーキね、懐かしいわ」

「この上に掛かった甘いクリームが秘伝で誰も真似出来ない美味しさの秘密だと言われるだけは有りますね」

マーニャ母さんの言葉に違和感を覚えて


「マーニャ母上、生クリームを作れないって事ですか?」

まさかなあとは思いながらも聞いてみる  


「そうね、このクリームの作り方はブランのシェフしか知らないと思うわよ」

テレサ母さんが答えてくれる


「簡単に作れますけど、クライムでケーキ屋始めますか?」

笑いながら言うと

 

「「えっ?」」

二人が固まってる


「牛の乳を温めてから冷やせば原料が出来ますよ」

ここは人魚達の為に頑張らなきゃ


「そんな簡単には無理では無いですか」

マーニャ母さん


「牛の乳を温める事で清浄さを保たせ。長時間冷やす事でクリームの部分と水分とに分かれます。温めるコツはほんの少し泡立つ程度で火を消して放置後に30時間程冷やせば分かれますので。その後泡立てて出来上がりですね。甘さは好みに調節すれば大丈夫なので、今度ご一緒に作って見ませんか?」

早朝なので母さん達の頭も本調子では無い事に賭けて何故知ってるかを省いてしまいましょう。一回作れば後は丸投げ出来ると悪魔の思考で


ケーキをクライムの子供達に配って貰うように頼み

(後日製作参加者を募る時に役立つと思い味見を兼ねて)


俺はミニラと共に180個のケーキを持って海岸の子供達の所へ。

子供達と女性達にケーキを配り、残りはミニラのお腹に収納した


人魚達にも食べさせてやりたかたったが絶対数が足りないし。分配基準も決められない・・・今は我慢して貰おう


群島に戻って狼獣人のウルと犬系獣人のタロに準備の確認をして明日の朝の出発を告げる


ミニラにお休みを言って。ルールーの膝で眠る事にする

少し疲れたよ


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