↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ガンジー(元爺)サーガ  作者: タマ
73/206

獣人

5月に入って海賊島への移動も目の前に迫り。


俺はいつもの安易な馬鹿を、好奇心に負けておかそうとしている。人魚達は老けるのか?汚れが溜まるだけなのか実験を敢行すべく。自称長老達の所に来ている。



「少しお前達に魔法の実験に協力して貰いたくて。来たんだが、手伝ってくれないか?」


「は、はい。どんな事で御座いますか」

普通に尋ねたのだが、えらく緊張した返事が返ってきた。


「ただの綺麗になる、魔法の実験だから。命に別状は無いので。安心して良い」

これでは納得出来ないよなぁ..


「綺麗になる!ご協力致します」

人魚は美に無頓着だと思ってたのに、長老ともなれば。老いは深刻な問題なのかな?ちょっと納得がいかない


「お前達は綺麗になりたいのか?」

聞いて見た


「別に必要以上の美は求めておりません。ただ、回りが全て若く美しいと。せめて同じになりたいと思うのが人魚の性ですから」

回りと同じか..同世代が居ないからかなあ..


まあ良いか、と見張り櫓の裏手に簡単な覆いを作り人魚を洗って見た。長年の水垢が落ちた結果、そこには20才くらいの女の子が現れる。


結局、4人全部洗って同じ結果になった。


こうなると、人魚達の寿命が気になって仕方がない..


サールーの所に行き頼み事をするついでに聞いてみる

「見張りの4人を海賊島行きのサールーの部下に組み込んで貰えるかな。それと、人魚の寿命ってどれくらいなのか知ってる?」

サールーなら安心して任せられると過信状態です


「解りました。新しい見張りはどのように?寿命については余り詳しくは解りませんが。過去に100才近くなっているのに。白髪にもならず、老けても皺だらけにはならなかったと。言い伝えには有りますが..」

詳しくは解らないか..


「見張りは、少しの間だけ人魚達に任せて。海賊島から数人の獣人達をつれ戻る予定だよ」

海賊島の獣人に狼系の者達が居るので。この島の変わった人達と呼ばれる狼系獣人の知り合いでは?と思って居るのだが

とにかく1人連れて行こうと思うが全員の名前が・・・

名前を呼ばないとダメなので、一番普通そうな名前の

狼系獣人を選んで呼んで貰う事にした



「旧メイソン伯爵とギャルソン子爵の領地に

お前達の家族や仲間は居るのかな?」

「はい、全部で10家族余りは居ると思いますが

詳しい数は解りません」

サールーに呼んで貰ったウルと言う狼系獣人に

事情を聞きながら考えるが答えが出るハズもないので

「現在のまま奴隷として過ごすのか?俺の下に来て

働くか?は家族に会った時に聞いてくれ」

とりあえず告げると

「???」

意味が解らないって顔された


当然か・・

「数日中にマルトーク領、旧メイソン領なんだが

行く予定だから一緒に行って貰い家族達から話を

聞いて答え出して欲しい。人魚達の護衛にはお前達

狼系が俺は良いと思ってるから」

「ですが・・家族達、知り合い達は奴隷の身ですが」

「問題無い」

アッサリ請け負う

マルトークの奴隷はアリーナ姉さんに

ぼったくられるかも知れないけど。

ギャルソン領の領主は爺ちゃんズだしね♪

さほど心配していない


とりあえずクライムの浜でアナウナを6匹釣って

適当に作った水槽に入れる

死んだ魚を氷で冷やすより活魚の方が旨いだろうと

ほんの小さな心尽くし


「ミニラ、この水槽運べるよね?」

「任せてぇ、パパぁ」

「後でサンドイッチご馳走するよ」

「うん♪」


モスタウンで爺ちゃん1号にアナウナ2匹を渡す

「良いのか?済まぬのお」

嬉しそうなジョン爺ちゃん

「王都のお爺様達にも届けようと思っておりますので」

「あやつらに等やらぬでも良いわ!」

不満そうな爺ちゃん

奴隷の連れ出し許可を貰う為なので仕方ないのだが

言う必要も無いので笑ってかわす

もし自分の分が無ければ絶対に不機嫌になると

思うからちゃんと届けただけだしね

「でわ、失礼致します」

色々話したそうな爺ちゃんを置き去りに

退出する


王都の手前1キロ程の所迄ミニラに運んで貰うと

何時ものように数騎の騎馬が駆けて来るのが見える


「ガンジー閣下、今日はどの様なご用件でしょうか?」

馬を降りた騎士が聞いて来る

「モンデール侯爵家に用が有るのですが

有料馬車を手配して頂けませんか」

申し訳なく思いながらも騎士を使い走り扱いしてます

「承知致しました、暫くお待ち下さい」

騎士達が駆けて行く


ミニラには後でねと告げて

馬車でチャプチャプさせながらモンデール邸に

「お爺様お久しぶりです。申し訳有りませんが

ライアンお爺様を呼んで頂けませんか?お二人に

お願いが有ります」

「ライアンの奴に頼まぬとも全部ワシが叶えてやる」

サリユース爺ちゃんの鼻息が荒い

「そう仰らずにお願いします」

苦笑を堪えながら告げて頭を下げた


「呼んだか?」

呆れる程の短時間でライアン爺ちゃんは来た

城門前にミニラが降りたのを聞いてたんだろうなあ


「先ずはこのアナウナをお二人で分けて下さい」

水槽を指すと

「何と生きておるではないか!」

「実に旨そうだ」

嬉しそうに言う二人


室内に入りメイドさんに煎れて貰った紅茶を飲む

「所で頼みとは何かな?」

「何の事だ?」

「ガンジーがワシらに頼みが有るらしい」


「旧ギャルソン領の奴隷。現在はお爺様方に所有権

が有ると思うのですが、お譲り頂け無いでしょうか?

全てでは無いのですが、数は現時点では不明な上

はっきりした名簿も構成も解っていないのです」

爺ちゃんズの会話に答えるように話した


「何か問題か?」

「いえ、私の下で働く獣人達を家族と共に暮らさせてやりたいなと思っての事です」

正直に告げると爺ちゃん達は笑いながら

「解った」

「好きなだけ連れ出して良いよ」

と告げてサラサラ命令書みたいな物を書いてくれた


「ありがとうございます。相場でお支払いして

宜しいでしょうか?」

笑顔で聞くと


「無料で大丈夫だから。ガンジーからお金など貰ったら・・マーニャが」

「テレサが3倍以上の額のおねだりしてきおる」

二人共にブンブン音がしそうな勢いで首を振る

母ちゃん達・・どんだけ恐がられてるんだよ


「解りました。又珍しい物を見付けたらお届けします」

素直に頭を下げて礼を行って帰る事にした


途中で忘れずに大量のサンドイッチを買って

ミニラと一緒に食べたのは当然の約束


これで人魚達の為に頑張ってくれてる狼系獣人達に

ご褒美上げる事が出来る


喜んでくれるかなあ





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。