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ガンジー(元爺)サーガ  作者: タマ
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始動

全部話して見ろと言われて考えた..

確かに頭の中にはある程度の溜め込んだ計画が有るが..人魚の生き方をどう改善するか、とか〈諦〉の一文字をどうやって消すかなどの話しを、王様達に伝えても意味がない..


「陛下、友好的な方々には利益を。敵対的な方々には覚悟を持って接するとしか申せません」

具体的な事を話すと色々な言質を与えて仕舞いそうな爺ちゃん達だから言葉を濁す


「これは詰まらん返事を寄越したものよな」

真実、詰まらなさそうな顔の王様


「仕方有りませんよ、陛下。迂闊な話しをして死ぬ迄こき使われるのは。流石にご遠慮致します」

釣れたら、後は冒険をしない。母さん達の根回しも効いてきた頃だし..


「その歳で、その様な事を考えずとも良いではないか」

頭の中を..お代官様..などの下らない言葉が流れて、答えに詰まったような形になってしまう


「余りお苛めになられては、石鹸とやらの交渉が難航して宮廷の女性達に責められても。お助け出来ませんよ、陛下」 

サリユース爺ちゃんが援護してくれた


「それよ、サリユース。あの女達の騒ぎ何とかならんのか..」

心底困った顔の王様


その後、宮廷女性達の話しが続き解答するのを避けされている事を察して宮廷を下がり。モンデール邸に戻った。


「母上、軽く療法を致します」

湯上がり姿で待つ母さんの気持ちを察して。ほんの微かにだかコラーゲン溶液を浸透させて、温かいお湯で絞ったタオルを当てて放置する


「あなたの夢を実現する為には、私も美しく有る事が必要だものね」

テレサ母さんに言葉を返す間も無く


「それは、私も。同じ考えです」

マーニャ母さんが、湯上がり姿で現れた。お風呂に入って居たらしい


マーニャ母さんにも、療法を施しながら俺は語りだす


「母上方にお伝えしたい事が御座います。人魚達は生涯で、男と情を交わすのは3度か5度程です。ご存知でしたか?人魚達は1度の情交でほぼ懐妊致します故。その上30才を迎えられる者も殆んど居りません。過酷な環境と劣悪な待遇。敵わぬ天敵に対しては年かさの者から順に身をていして..私の目の前でも1人の母親が、娘2人を救う為に散りました..この儚き者達に夢を与えてやりたいのです..今、私の後ろには1万を超える者達がおります..」


母さん達は黙って聞いていた。自分達の観点とは余りに違った話しに..



翌日の夜から女性達の王様への口撃は厳しさをました。


数日後..


「ガンジー、女達を宥めてくれぬか..人魚達の力を試して見る故」

王様の頼みに答えて用意して有った石鹸を100個渡して貰い。正しい使い方を母さん達が教えた


「母上、マーニャ母上。母上達の御尽力のお陰で交渉の席を設える事が叶いました。ありがとう御座います」

笑顔で母さん達に礼を告げる、母さん達も笑顔で返してくれた


「もう暫く御助力下さい。人魚達を連れて参ります」


ミニラと共に人魚達の元へ..


群島の中央の小島の砂浜からは、サンドワームの出現は消えているが。念の為に残念囚達を避難させてから、砂浜への絨毯火炎魔法攻撃を行った。


クライム領から人魚達の大移動を敢行する。用心の為に5艘の船に10才未満の子供と赤ちゃんを分乗させて運ぶ。1回の輸送で300人余り、4回は輸送が必要になる。護衛は現在軍団毎に500名編成なので1軍団が前後左右に別れて担当する。

俺とミニラは4往復だが..


大移動後にクライム領側に残るのは、戦闘班がマールー軍団の500名。食料管轄がサルサル班が250名。主にクライム領から群島へのパンの輸送がメインになる。


群島中央小島の北の2島には訓練生の2000名をエルメルとカールーが担当して教育。


中央小島の南の3島には、リールーが新人の受け付け。訓練生の3000名をエンエンとロンロンが担当して教育する事になった。


中央の小島には、ルールーとサールーと子供達。食料担当のメルメルと護衛のリンリンを。


最北の小島はワーワーが担当する。商業窓口にする予定なので


俺は赤ちゃん用の砂浜プール作りと、残念囚達への食料配達と言った..いつもの雑用係りです。


残念囚と様子見囚の23人は。クライム辺境伯領北部を流れる川の北岸のモンスター討伐を頑張って貰っている。強力なモンスターは、ミニラのお腹の中だし。最北端に当たる15キロを川沿いを重点的に狩るだけで殲滅は求めてない。溜め込んだ魔石を預かり、取り上げとも言うが..魔石と報償金の欲で縛られた残念囚達は逃げない。

この仕事が終われば解放する事も告げて有るし。


マールーの軍団500名が、この15キロの川を討伐した際に採取した魔石も回収させてるから、残念囚達の報酬はかなりの物になるだろう。


マールー達の中から50名近い負傷者が出たが、全て軽傷で済んだ。初めて遭遇するモンスターの攻撃に対応仕切れなかったのが原因らしい


全ての準備行動は終わった。さあ、始めよう!




クライム領の砂浜には現在1500名の人魚達が整列している。

500名毎にテンテンの赤、メイリンの緑、マールーの黄と統一された色のスカート?を装備している。


もう1つの小グループ、黒のスカートで統一された戦闘班。全戦闘班からの選りすぐりの強者達の姿である。

60名のバトルジャンキーと呼ばれ兼ねない者達の集まりだ



「今から俺達は王都に向けて出発する。人魚の強さと優雅さを世に示せ!黒組は30名を1チームとして、チーム毎に分かれて先行してモンスターを殲滅。交代後に休憩を繰り返し行う。決して無理はせず、強敵出現時には60名全員で攻撃に当たる事。解ったな!」

「マールー、後の守りはまかせたよ」

「はい」



1060名と上空のワンセットは旅立った

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