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ガンジー(元爺)サーガ  作者: タマ
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頑張れ!

朝が来て砂浜が動き始める

朝食を作り始める者達。赤ちゃんを1ヶ所に集めるので、預かり場所を確保する者達。離乳食を作り始める者など。自分達の仕事を生き生きと進める。

人魚の赤ちゃんの乳離れは半年程、これは早い方なのか普通なのか俺には解らない。人魚には人魚のサイクルが有る。俺はかなり長い間、母乳を飲まされてた記憶が有るが..思い出す度に、顔が勝手に歪み嫌そうな顔に....


ここにも、生き生きとした顔をした250人程の固まりが4つ。人魚の中の過激派の集団

「今日も遠征だから、体調の悪い人は言って下さい」

肩書きは大隊長だが、本人達の意識は俺から命令権を預かった先輩程度の認識。人魚達には支配階級の認識も意識も同族内には存在しない。完全な母系社会、女しか居ないのだから当然だが、一族の事は年長者が集まって合議する。長老制と言うべき物、どうしても潜在意識が固定観念となり最終的に諦めに至ったのかな..何て思ってしまう。

話が逸れた....


崖の上には丸太の山が日々増えて居る。父ちゃんに頼んだのだが、大工は未熟でも良いから若くて独り身。彼女の存在しない男達を選んで貰ってる。作業する場所が場所だけに..


「お前達8人も真面目に頑張れば、昨日出発した者達と同じ扱いが受けられる。かもしれないぞ」

様子見囚の男達が喜色を浮かべるが、かもしれないたげだけどね..と思いながら。残念囚の檻の前に行く

「今日は、お前達も出発だ」

それだけを告げた


船の上には男達とパンの入った袋だけ、武器はミニラが抱えてる。今日も人魚の軍団を見て威風さえ感じる壮観さに、生き生きと楽しそうな力に満ちた泳ぎに。どうしても人魚達が手放せずにいる〔諦〕の一文字は、俺には認める事が出来ないな!と思う


群島の中心部と言える小島の砂浜に男達を上陸させた

「お前達は犯罪に手を染めた、故に罰としてこの砂浜に生息するモンスターを絶滅させて貰う。だがお前達も冒険者としての誇りも多少は残ってるだろう、そこでこの砂浜のモンスターの絶滅を条件に金貨100枚の報償金を用意した。全ての懲罰期間が終われば手渡す事を約束する。この砂浜以外の強力なモンスターは既に排除してあるので安心して欲しい。この砂浜のモンスターは火属性の魔法に弱い。頑張れ!」

そう告げて、ミニラが抱えている武器を渡して装備させた。


人魚達が倒したモンスターの魔石は、おやつ代わりにミニラが食べてる。この世界の魔石は魔道具の動力源として使用されているのだが。人魚達は魔道具を使わない、日が暮れたら火を燃やして話すか眠り。夜が開けたら起きる。それだけ..


その日は巨大な蛸が現れた。中心の小島の北に一段深い場所が有るのだが、そこに居たらしい。体長は、計れないが頭部だけでも5メートル近い。結局海上に延びた足をミニラが引っ張って浮上させ、俺が頭頂部に魔弾を4発撃ち込んだら動かなくなった。ミニラに引っ張って貰い島を回り込んで砂浜に上げて貰った。人魚達に食べられる、と教えられたのと。魔石の確認がしたかった為だ。


魔石は目の後ろの部分に有った。直径30センチ近い大きな魔石に少し驚いた。


その日はそれで終わりにして、砂浜の冒険者達に食料のパンと人魚達が採取した魚介類を渡し。一番北の小島にも魚介類とパンと蛸の足を渡して。クライム領へ戻る。


大蛸は人魚には倒せないが、逃げるのは難しくないので。さほどの脅威では無いとの事。味は固いかと思ったが以外と柔らかく美味だった。

今日も人魚達に怪我人は無く、良い1日だな


俺はミニラに頼んでモスタウンに行き。蛸の魔石の鑑定を頼んだ、結果は金貨60枚との事。海洋モンスターは平均魔石が大きい物が多いのだが..濃度次第で値段が替わるとの事です。

冒険者カードの名前はガンジーに変更してあったのだが..6等級だったのが、1等級に超飛び級していて驚いた。受け付けの女の人に間違えてないか確認したら、間違い御座いません。なんならギルド長に話を聞かれては?と言われたので。思わず脳内にキースの顔が浮かんだので慌てて断った



翌朝、最後の囚人達を遠征軍と共に運んだ。中心部の小島の北に存在する小島の1つに様子見囚達を上陸させて武器を装備させる


「お前達にはこの島の掃除とモンスターの駆除をして貰う。強力なモンスターは既に排除して有るので、安心して欲しい。モンスターの駆除をしながら残骸の焼却などを任せる。懲罰期間が終わり解放する際にはある程度の金貨を渡す事を約束するので。頑張れ!」


3日目も何事もなくては終わりクライム領に戻る


ドリ-を胡座の中で眠らせながらルールーと話す

「シールー達は文字の勉強進んでるの?」

「はい、かなり進んでるようですよ」

ルールーが応えた


人魚達は見掛けの見目麗しさに反して頭は脳筋らしい。とは冗談で、現在、読み書きが出来るのが。サールー、ワーワー、サルサル、メルメル、リールーの5人だけ。ルールーは何とか読めるが書くのが不安。まあ訓練や何やら忙しいのも事実なのだが。

そこで幼年組に期待して指導員養成を目指して20人程の優秀そうな7才から10才児を選びサールーとワーワーが教育している。

因みに九九をマスターしたのはサールーとワーワーのみなので当然と言えば当然なのだが..


崖の上から丸太を落とし、水辺迄転がして筏に組む

太い物は8本で1セット。細い物は14本で1セットとする。

30人の獣人が1日掛かりで作りあげた。


翌日、組み上げた筏の内の、細い物と太い物を共に3セットづつロープで繋ぎ、先頭の筏には5人の大工と俺が乗り。リンリン隊とテンテン隊が、護衛している。ミニラと人魚達とで曳き始た。ミニラが遊びと思ったのか?曳きたがったのだが..


俺は筏の上で珍しそうに人魚達を見る大工達に話し掛けた。

「驚く程に美しい眺めでしょ?」

「え、ええ..」

見惚れていたのだろう、若い大工は頬を染めた

「あなた達には、世話をする人魚達を2名づつ付けます。話されるのも、触れられるのも自由です。抱いても問題ありません。が、何をするのも等しく接してやって下さい、話すのも抱くのもです。別に時間が空くのは問題ありません。例えば1日とか朝晩とか、片方だけばかり構うと片方が落ち込みますので。もし興味を持ったら両者共に興味を向けてやって下さい」

人魚達には困った習性が有る、欲しいと自分から言えない分。等しく扱わないと、落ち込むし。ストレスを溜め込む..自分が劣って居るから必要とされてないと思い込む..嫉妬とは全く別の感情..種族と行き方が違う為に生まれるジレンマ..

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