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ガンジー(元爺)サーガ  作者: タマ
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雄々しく2

パトロンドの朝は気持ち良い、心地よい温かさに包まれてる感覚の中に上質な粘膜質で構成された密度の薄い砂袋に覆われてるような感覚と、ゆっくり移動する部分的に受ける圧迫感。慣れ親しんだ感覚に、又珍しい夢を見たものだと夢の中で苦笑する。身体は若いから欲求不満なのか・・とか思っていたが、耳に届いた切なそうな吐息に、思わず目を開けて驚いた・・・夢では無かったと・・


「シ、シルエットさん」

何をしてるんですと発するつもりの言葉が、余りの想定外さに驚き出なかった。目の前で小振りなシルエットの胸が揺れていた


「わたくしは、怒っているのです」

動きを停めたシルエットが、一言だけ告げ。又動きを再開する。思い当たる事が有りすぎる俺は、諦めて考えるのをやめた


終わって暫く無言が続いたが、ポツリとシルエットが言葉を紡いだ

「今回、屋敷に戻ったおりに母上が突然。ブラパン家家伝の淑女の心得を伝授すると、言われました。淑女たるもの、付き従うと決めた殿方には。どんなに怒っても、悲しくても顔に出してはならない。文句も小言も言ってはならない。怒りが激しく、悲しみが大きな時程、逆に平静を装いなさいと。その夜、殿方が眠りについて6時間後に寝所に向かい。扉の前で自分が未だ、この男を愛しているかを自分に問いなさい。愛していれば扉を開き、冷めていれば扉を開けずに戻りなさいと。扉を開いたなら、心に殿方への愛しさだけを満たして挑みなさい。殿方の意識の有無を確認して、意識が有ればその時に。意識が無ければ目覚めた時に、一言だけ思いを伝え、後は言葉を発してはなりませんと。その後に挑む方法も教わりました」

恐ろしい家伝を伝授させた母ちゃんに、畏怖の念を抱いた


実際、恐ろしく計算された家伝だ。扉の自問、続いて意識が覚醒してる相手に一言しか告げない。この時点で終わりを迎えるカップルも有るだろう。恐らく家伝には、一言告げた後の男の態度次第で。そのまま別れるべし、とか書いて有りそうだ。

2割は存在するだろう、拒否組の拒否理由を思い浮かべて考える。心に相手に対する愛情を満たしてってのも、理に叶ってる。語ればキリが無い。


考え方も受け取り方も人其々だが、俺は腹に溜め込まれるより。怒ってますと申告して、ストレス発散に使われる方が好ましい。女性の沸点を探さなくて済むから楽な反面、次からはちゃんとしなければと考えさせられた。


シルエットが語る、家伝による挑む時の方法は。呆れる程赤裸々なものだった・・・母ちゃん何を教えてんだよ・・・


「俺がもし覚醒した時点で拒絶してたらどうしたんだ?」

溜め息を付きながら聞くと


「そんな事は、ガンジー様に限って。有り得ませんので、想定しておりません」

言い切られた


「人魚達に心を持たせたかったガンジー様が、私が心を持つ事を否定なされるハズもありませんから」

笑顔で言葉を足しやがりました・・・・


「今回のゴロウの即位で、ゴロウが人魚達を奴隷から解放して。全て帰すと言ったんだが、もし人魚達が全て居なくなれば。当然漁獲量も減り、食糧事情も悪化すると思うから。人魚達を組織化して漁獲量を維持しようとすると、お前なら税金と金の管理をどうする?」

これから考えなければならない問題、せめてヒントでもと思い聞いて見る 


「人魚達は、人魚の国に属する訳ですよね?」

「そうなるな」

「それでしたら、外交特例を利用して。税金は領主の管理下に置けば簡単に解決出来ます。外国との交易の場合、外国と税金の取り決めをするより多面に渡り領主との取り決めの方が有効性が高くなりますので。例えば戦争とかで国交がとだえたりとかですが、国は外交特例にのみ利益の1割を領主から徴収すると言う条項が有ります。」

つまり領主と交渉さえ纏まれば、丸投げ出来るって事か


「続いて、売上金の管理についてですが、教会に任せれば問題無いかと思います。教会にお金の管理を任せる代わりに、総売上の1割を寄進する形にすれば。お金の運搬に関する護衛も教会の神聖騎士団が自主的に着きますし、教会のお金を誤魔化す者も居りません。教会側も神の御子様の言葉には喜んで従うでしょう」

凄いなこいつ・・・全案採用で丸投げ確定だな。後は人魚達の編成とゴロウの愛妾選考か


色々話をしてたら太陽が登りきったので、身体を拭き顔を洗って城に向かう


「お爺様、今回の護衛の件。無理を聞いて頂きありがとうございました。今回の件は、お爺様以外信用出来なかったものですから」

素直に頭を下げる


「それは良いが、信託の御子様とは何じゃ?えらい崇拝のされようだが。ワシも敵国に来て、これ程歓待された事はないしのお。それにしても、全部族長達が躍起になって。娘や孫をお前の妾にしようとしておるようじゃが、何かしたのか?」

ヤバイな色々な家伝、伝承者が集まったら確実に死ぬ。


「お爺様は、いつまで滞在されますか?私は急ぎの用で本日中にクライムをめざしますが」

逃げる、兎に角今は逃げる


「ワシも、今日中には発つつもりじゃ」


「ご助力ありがとうございました。私はこれで」

礼を言って下がり、ゴロウを探す

 

「お前の戴冠式はいつ頃の予定だ?」


「5日後の予定だが、何か有るのか?」

間に合うかな・・


「人魚達と相談して迎えの準備をしないとな、それと奴隷の人魚達は未だ解放するなよ。移動中に半分以上が死ぬからな、それと騎士達を送り護衛させてくれ。今更トラブルが起こるのも面倒だし、俺と戦争したく無いだろ」

最後だけ真顔で言う


「う、うむ。早急に手配する」

じゃあなと軽く手を上げ、城から下がる


「シルエット、暫く留守にするから実家に戻っててくれるか?」

「はい」

「それと、お前の部下を5名程選んでくれ。頭が良くて、子供好きが条件だ。それと3年はパトロンドに戻らなくても大丈夫な、彼氏や婚約者の居ない者か、未亡人が良い。仕事は子供達の教育だ」

先生募集中です


「はい!」

不安が消えた顔をしている


剣の入った箱を持ちシルエットを家迄送り、ミニラを呼んだ


「ミニラ、群島に一端戻るけど。良いか?」

「ぜんぜんだいしょうぶだよお、パパぁ」


ミニラに乗って群島へ向かう。直線コースを選らんだから、見えるのは青い絨毯ばかり。少しうとうとしてると


「ぐんとうがみえたよお、パパぁ」

ミニラの声が到着を告げる、日が傾き始めて少しした頃に


「荷物持たせて済まないな」

「だいしょうぶだよお、パパぁ」

砂浜へ降りたミニラから剣の入った箱を受け取り、歩き出す

人魚達の、おかえりなさいの声がすれ違う度に聞こえる


「おかえりなさい、ガンジー様」

ルールーに迎えられた、


「ただいま」

と言いながらドリーを既に抱いている。ドリーも、もうすぐ3才だ。俺以外にはよく喋る、俺以外にはだが・・・


夕食の時間には全員が集まって居る。メイリンもお腹が大きくなり始めて、クライム側の仕事は副長に任せているらしい


「今日はお前達にこれを渡そう」

箱から剣をだし、8人全てに渡す


「ミスリル製で魔力を流すと、切れ味が増す。トワーフ作の剣だ」

自分が作った訳でも無いのに・・自慢げな言い方


「良い剣ですね、美しいですし。何故これを私達に?」

不思議そうに言うルールー


「お前達が強くなる事を望み、今の国が有る。俺からの褒美だ、ヤールーにも渡すがな」


「それと、ロンロン。カールー、人魚達の練度はどんな感じだ?」

そう聞くと


「サメン、イカーンに2対1なら余裕で勝てる事を、条件とするなら6000名程ですね」

ロンロンが説明する


「サメン、イカーンに対処しながら採集活動が出来る者が。5000名は居ます」

カールーが答えた


「今回、パトロンドの人魚達が完全返還される事になった。それに合わせて、訓練済みの戦闘班3百名と採集班150名を1チームと考え。各領地毎に派遣する予定だが、何か意見は有るか?」

一応聞いて見る


「今まで、奴隷としての人魚としか接触した事が無いだろうと考えられる地元民と。トラブルを避けるための護衛を派遣してくれるなら、訓練にもなりますし。問題無いとおもいます」

エンエンらしからぬ、理詰めの意見が出ました


「対処しよう、他には?」


「沖に島が無いか、確認して。有れば拠点が増えます」

拠点が増えれば、俺の仕事も増えるんですが・・・・


「対処しよう、他には?」


「1ヶ月近くも会って無かったんですから、膝枕させなさい!」

メイリンである・・・


短時間づつだか膝枕して、そのまま眠りについた

余り過度な下系と女性の身体的特徴の描写を書くのは好きではないのですが、今回は書かされてしまいました。普段と違う内容に不満を持たれたなら。お詫び致します

m(__)m


後、ミニラの言葉の語尾の、パパぁの言葉を不要だと思うのですが。ミニラがやめてくれません・・

m(__)m

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