↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トランス・デバイス TSメカ娘戦闘団の異世界冒険開拓記  作者: EPIC
第1章:「TSデバイス少女、異世界に臨む」
12/20

Task11:「機動展開から決着」

序盤戦の決着シーンなんだけど、中身はほとんど設定説明。

 仙導の舞う様な見事な立ち回りからの、強烈な脚撃の一撃によって。頭オークは気絶して倒し沈められ、無力化された。


「な……!?か、頭がぁ……!?」

「そ、そんな……!」


 そんな両者の姿を。

 突然現れた仙導という存在に、己たちの頭領が倒され沈められた光景を目の当たりにし。

 狼狽える声を漏らし上げたのは配下のオークたち。


「く、クソ……っ!」


 そしてオークたちは狼狽えながら、迷いを見せながらも。

 倒された頭オークの敵討ちを図り、統率も碌に見えないままの動きで、武器を繰り出し構えて動こうとした。


 しかし。

 それはそこへ割り込んだ、新たな音に気配に阻まれた。


 グォォッ――と。

 異質な唸り――エンジン音を立てて、向こうより走り込んで来て現れたのは。

 二輛の車輛、装甲車。

 「ハーケィ」と名称される、オーストラリア製の歩兵機動車に分類される装甲車輛。


 それは特動隊の内に編成され、主力戦闘行動を、「歩兵」としての役割を担う隊。

 「機動行動隊 第1機動中隊」のものだ。


 その二輛のハーケィ装甲車は、オークたちをけん制するような動きで、荒々しく場に走り込んで来て急停止。


「――降車ッ!展開しろッ」


 その次に両ハーケィのそれぞれのドアが開かれ、飛び降り現れ展開行動を始めたのは。武装し戦闘服と装具に身を包む、機動行動隊の隊員である美少女に美女等だ。

 その少女等の内にはもちろんというか、「着装」を得て性転換した、本来は男性である隊員も多く含まれた。


 そしてだ。そんな降車展開の姿に動きを見せる、可憐な姿の隊員等であるが。

 纏うその装備は、ここまでに見て来たいわゆる「メカ娘」のものとは異なり。陸自の普通科隊員用の服装装備、もしくはそれに準じ倣う戦闘服装に装具姿。

 所謂「軽歩兵」に分類されるものだ。


 しかし明かせばその服装装備姿はまた、それぞれが扱う装備火器による「着装」の変化・影響を受けてのものなのだ。



 「着装」に置いて、個人装備の銃火器等をベースとした者等は、所謂「メカ娘」たちと同じく性別を女に変ずる特性は同じであるのだが。

 しかしその身体に纏い装着する装備類にあっては、仰々しい「メカ娘」のものになるケースはあまりなく。今に見えるような、従来の「軽歩兵」のスタイルになるケースが主として見られた。

 この理由、特性にあっては。「着装」する当事者たちが慣れ親しんだ戦闘装具姿をイメージするからではないかと。

 定かではないが、調査・統計からそんな推測がされていた。


 だがそんな「軽歩兵」スタイルとなる隊員等にも、「着装」における恩恵効果がまたあり。

 「着装」の特性によって、隊員等はその戦闘服装・装具姿への瞬時の変換、瞬時の着装を可能するようになり。

 また着装を得てなった戦闘装具姿は、細かな機器に器具に至るまで。隊員個々の好み、相性を強く反映するようになったのだ。



 そんな経緯を有する隊員等が、展開散会を始めて隊形を作り始めると同時。

 その隊員の彼女等を降ろした二輛のハーケィにあっては、その直後には「着装」のそれである発光現象で車体を包み。

 その姿をみるみる変形。


 発光が収まり消える同時にそれぞれ、武骨な装具を装備する美少女と美女へと。

 OD色のスクール水着状や競泳水着状のインナースーツを纏う身体に、大きな防盾状へと姿を変えた装甲を始め他装備類を付随させて広げる、「装甲車メカ娘」へとそれぞれ成った。



 これ等こそが歩兵戦闘車や装甲兵員輸送車、歩兵機動車が。歩兵兵科や普通科が、「着装」の特性を得て確立させた新たな形。

 「歩兵」・「普通科戦闘要員」の役割を務めるものは「着装」の特性を得ながらも、その戦闘の形は変わらずに地上戦闘の骨幹を担い。

 一方、車輛装備は状況に応じて「着装」にて姿を変じ。その姿にて歩兵・普通科要員と戦闘行動をともにして援護支援を提供するのだ。



 その姿、形態にて。

 二個班程の規模で駆け付けた機動行動隊の部隊は。二名の「ハーケィ」のデバイス装備の隊員をそれぞれ先頭中心に、展開散会を完了。


「抵抗するな、武器を捨てなさいッ!」


 オークたちを挟み囲い、各火器・武器を突き向けて詰め寄り。

 その内から班長クラスの隊員が警告、要求の声を張り上げ向ける。


「う、あ……」

「ぐっ……」


 頭領が目の前で倒された所へ、さらに敵側より少なく無い応援手勢が現れたことは、オークたちの戦意を挫くに足るものだったようだ。

 オークたちはたじろぎ、困惑混じりの唸りをもらしたかと思えば。次には一人二人と武器を落として捨て、間もなく群れ全体が投降の意志を示した。


「ふぅ、オッケーそうだね」

「あぁ」


 機動行動隊によって、オークたちが確保無力化され始めたその様子光景を見て。

 それを状況の鎮圧完了と判断し、仙導と航軌院はそんな声を交わし合う。


「隊長殿」


 そんな所へ仙導の側方より、あどけないながらも透る声での呼びかけ声が掛かる。

 見ればそこに可憐なロリっ娘の、しかし中身は60歳近い男性である、フェイオンの村の村長であるウォーファの姿があった。


「来て頂けたのですな、なんとお礼を申したら良いか……」


 そのウォーファは呼びかけから続けて、その幼女姿に反した堅苦しい言葉使いで。救援に来てくれた仙導等に感謝を示す言葉を紡ぐ。

 補足すると、仙導とウォーファは何度かに渡る交流からすでに面識のある間柄だ。


「何を言います、交流を持つ同胞の危機に参じるのは当然のことです。村の皆さんにお怪我はありませんか?」

「幸い、村や皆に被害はありませぬ」


 そんなウォーファからの礼の言葉に、仙導はまずは断りの言葉で返し。それから村に住人の安否を尋ねる。

 それにウォーファからは大事は無かった旨が答え返される。


「幸いです――では、残るは「彼ら」の扱い、預かりですね」


 それにまた答えた仙導は次には。

 向こうで機動行動隊の手によって、武装解除から確保・掌握されつつあるオークたちの様子光景を見つつ。

 そんな言葉を零した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。