41・敵討ち完了
今回も短いですわぁ。
それと活動報告でも書いていたのですが、『イリス・テイル 虹の物語』は削除しましたわぁ。
理由は人気が無かった為、打ち切りという事ですわぁ。
見て下さった方々、ホンマにおおきに。
サクラは大男の後ろから回り込んで、カイルの前にやって来た。
「お前…無事だったのか!?」
サクラが生きていた事に、カイルは驚愕する。
「うん。何とか攻撃を回避してね。何ともないよ」
サクラは上手く攻撃を受け流した事にし、カイルを心配させない様にさせた。
「でもお前、さっき刺されていたじゃないか…」
カイルが先程のナイフの件を指摘した為、サクラは着ているベストの、刺された箇所を見せた。
「ホラ、何ともないでしょ? 刺された様に見えて、大丈夫だったんだよ」
其処には傷跡は無かった。それはベストの再生能力により、修復されたものであったが、カイルはそれを知らない為、刺された事自体、無かった事にした。
「…兎に角、お前が無事で良かった」
カイルは立ち上がりながら言った。ローベルはまだ納得していない様であったが、これ以上追及しても意味が無いと考えているのか、黙って見ている。
「……」
するとカイルは、真剣な表情に切り替えて、サクラの攻撃を受けて蹲っている大男の前に立った。
「…お前達が俺達を襲ったのは、俺達がお前達の仲間を殺したからだろ? 悪いけどそれは国からの依頼だったんだよ」
大男はカイルの言葉に、憎しみを込めた目で睨み付ける。
「そもそもお前達の仲間を殺す事なったのは、お前達が罪も無い村人達に対して、略奪や虐殺を行っていたからだ…確かに俺達はお前達の仲間を殺した…けどな…お前らだって俺達の仲間を殺したんだ…」
そう言うとカイルは、バハムートを大男の額に向けた。ローベルは黙って見守っており、サクラもこの件に関しては、口を挟むべきではないと考えて、沈黙を貫いた。
「…あの世でボスや仲間達に詫びろ」
ダァン!!!
銃声と共に銃弾がバハムートから放たれ、大男の額に風穴を空けた。大男は絶命し仰向けに倒れた。
カイルは大男の死体を見下ろしながら、バハムートとリヴァイアサンをホルスターにしまった。
「終わったんだね…カイル…」
「…ああ」
ローベルの言葉にカイルは、短くそう返した。サクラはただその様子を見守っていた。
その後店内を確認した処、大男の仲間は全滅しており、サクラとカイルとローベル以外の客も、大半が亡くなっていたが、僅かに生存者が居たのであった。
これで決着ですわぁ…これからどうするんやろ?
前書きで書いた通り、『イリス・テイル 虹の物語』は削除しましたが、代わりに別の作品を考えていますわぁ。お楽しみ♪
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