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世界を繋ぐお仕事 〜世界征服編〜  作者: na-ho
てんのさばきとあくのぎしき
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81 避難所

 ◯ 81 避難所


 僕は光を集めて力として固定化し純結晶を作り、それを八つ集めて魔法力BOを混ぜた魔法陣用のインクで立体魔法陣の描かれた直径三十センチはある水晶球の中に嵌めた。固定に魔結晶を水晶球の周りに幾つか配置してドワーフ族が住むという予定の場所に瘴気からの避難所をそれを使って造る事にした。

 管理神の権限で世界に繋ぎ、変換の力で町外れの小さな泉のある場所に小さめの建物を作ってからその魔法陣を地下に隠しておいた。隠さなくても魔法陣は見えないようにしてある。ただ、光の力は勝手に触ったら危ないからね……。

 この建物は求める者に解放する、そしてなかでの争いは禁止すると柱に小さく書いておいた。最後に魔法陣の光の癒しの力を流して調度いい感じで止めれば小さな光の空間が出来上がった。近くの泉も地下の部分で光の浄化の影響を少し受けるので瘴気が抑えられる。

 アンデッドの集まっている場所にも同様に闇の力を集めて月の癒しの空間を作った。そこにも同様の文言を入れておいた。

 まあ、瘴気が収まるまでの救済処置だ。カジュラには期間限定だと言ってあるので伝わっているだろう。三日後に会ったら、カジュラは、カジュラだった。


「ドワーフの族長は感動しておりました。我らは見捨てられてなかったと、号泣しておりました」


 どうやら第一陣が帰ってきたらしい。第二、第三とどんどん帰ってくるとか。ドワーフの町は千人単位だし、そんな感じなんだろう。


「そ、そう。カジュラも号泣してるね」


 泣きすぎて腫れてる目は充血して白目の部分まで真っ赤になっていた。何か怖い。


「勿論でございます! あの純粋なる闇の神域は我々の希望! アンデッドには貴重なる癒しを感じて誰もがあそこで祈りを捧げております! はみ出して外ででもです! かくいう私も感動で静謐な闇の空間にて月夜神に感謝を捧げさせて頂きました!! 神界に上がった際には必ずやお使えすると誓いました!」


 カジュラがドワーフの所に行ってる間にやっておいて良かった。これ以上の変人度上昇は避けたい。二十畳程の広さの丸い建物には祭壇がいつの間にか出来上がっていた。……お祈りは建物内では一人十分と決められたようだ。


「ここの瘴気は根気よく浄化しないとね」


「そうでございますね。このように我らに与えて下さった奇跡を無駄には致しません。エルフの族長がもし帰るのならば造って頂けるのか聞いておりましたが、その……催促というのではないのですが叶うのでしょうか」


「あ、そうだね。もう造ってあったと思うよ?」


 昨日、エルフの里の近くに造っておいた。結界の外だけど、まあ良いよね? ドワーフと同じ光のタイプにしたけど、ダークエルフはいるんだろうか?


「闇のエルフ達とかはいるの?」


「はい。ダークエルフはここの里にはおりませんでしたが、ここの闇の神域を見ればここに集うやも知れませぬ」


「でも里はあるんだよね?」


「いいえ、彼らは流浪の民、何処にも属さずに自由を貫いておりますので」


「そうなの?」


「はい。闇の地を求め彷徨い始めたと言われておりますから……おそらくここへと来ると思われます」


 カジュラはちょっと不安そうな顔だ。


「そっか。その時はもう一ついるかもしれないね」


「月夜神にお伝えして下さるので?」


「う、ん。まあね。でも、ここで生活するとも限らないよね」


 期待の籠ったカジュラの目が痛い。ここにそれだけの種族が固まるのは困るからダークエルフには第八フィールドの森とかにして貰おうかな? あそこはまだ森として機能しているし、問題は人族が多い事か……。いっそのことアンケートでもとるかな。


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