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こころ。Ⅱ  作者: 三風
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13/15

茜色の涙

放課後夕日が 差し込む廊下の

向こうにあなたの 背中が浮かんだ

影だけ見えてる 光の真ん中

この手を差し出す ことさえできずに


涙のにじんだ あなたの瞳に

私はどこにも 映れなかった

今でもあなたの 心は一人で


あなたの目いつも遠くを

悲しげに見つめてるだけ

声あげて泣けやしないのにずっとあなた振り向かないで

夕日は紅く涙を照らす



ゆっくりあなたは 振り向いたけれど

やっぱりあなたの 影だけ見えてる

涙の落ちてる 響きはあるのに

なぜだか泣き声 聞こえて 来なくて


あなたの作った 笑顔はどうして

そんなに苦しい 色をしてるの

私じゃその色 変えられないまま


いろんな言葉かけたけど

ただ余計ない交ぜにした

そうしたら今度は私も

きっとあなた気付いてなくて

夕日は紅く涙を照らす



きっと私はずっと そばにいたくて

ずっと私はきっと 笑ってたくて

やっと私はそっと 歩き始めて

そっと私はやっと この手伸ばして



いまだにあなたは影だけで悲しいほどわからなくて

震えるその両肩見える

やっとあなた影が動いた

夕日は紅く涙を照らす


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