春待つ乙女のしあわせな縁切り◆
春待つ乙女のしあわせな縁切り◆
高里まつり 様
https://kakuyomu.jp/works/822139839920063131
【あらすじ】
時は大正、帝都。
縁の糸で吉凶を判断する特殊な家系に生まれながら、悪縁ばかりを引き寄せる疫病神であった桜子。
凍てつく冬の日、望まぬ婚姻を結ばされそうになった彼女を救ったのは、太刀を佩いた黒づくめの男・巽であった。
桜子がとある力を持つと知ったとき、巽はある取引を持ち掛ける。
「気持ちで恋する、か。ええ響きやな」
全てを縁の良し悪しで決める世界で、この出会いは本当に良いものなのか。
【感想】
今回はカクヨム様から。
こちら、すっごい良かったですーーーー
ドアマットなお話は少し苦手なのですが……「嫁入りの日に大雪」という少々変わった状況が、ヒロインの疫病神気質=運の悪さを象徴していて、本人も自ら逃げようとしていますし、これは全然ありでした!
何より、関西弁ヒーローの魅力が爆発してますよね……!
飄々としたキャラなのに、どんな台詞言っても、一気に温かくて優しい感じになるの狡い……
いや、まず作者様のセンスがすごいんだろうな……
綺麗とはいえない本音を吐露するシーンも、「全然いいから桜子さんと幸せになりなさい……」と応援の気持ちしか湧かなかったです。
終盤、周りが気を回して、いわゆるざまぁがあるのですが……きっとこれは様式美なんでしょうね。
本音を言えば、自分で殴り返すヒロインが見たいなと思わなくもないのですが、それまでの二人の積み重ねが良すぎて、感想も「お幸せに!」一択でした。
文章もたいへん綺麗で整っているので、非常に読みやすいです。おすすめ。
全44話、完結。
余談ですが、この記事で100回目となりました。わーい!




