王
「それではかくパーティを組む為に王の魂を召喚しよう。」
メイザースは残った20柱のアバターを見ながら言った。
「これ、我々の分もあるのでしょうね?」
私は確認した。まあ、ないと言われてもそこは入り込むだけですが。
メイザースは不敵に笑った。
「もちろんだ。」
「で、もう、入る器は決まっているのでしょうか?」
私の質問にメイザースは笑う。
「まずは王の駒の役をね。
役職で選ぶと
バエル
アスモデウス
パイモン
アスタロト
と言うところだな。」
「東方の王バエル
堕天使パイモン
色欲のアスモデウス
しかし、アスタロトは王ではないのではありませんか?」
と、言いながら、どのアバターも選びたくない気持ちになります。
なにしろ、このアバターの作画は作者の好みではないからです。
魔王として可愛く転生した乙女の作者と結婚するのであれば、やはりハンサムなアバターがいいのです。
ああ、お嫁さんごっこなんて、何十年ぶりでしょうか?
作者の子供の頃は、働く女性が良しとされ、そして、テレビの普及で冒険映画などが放送されると、
マルコポーロのように旅をしてエジプトにゆくとかそんなことを言い出して、もう、お姫様ごっこをおねだりはしてもらえなくなりました。
17、8歳の愛らしい作者の前に立つならば、やはり、ハッとするような美しい姿でありたいと願うのです。
ここは私も、MODとやらを学んで美のチートを手に入れなくては。




