表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
14/23

夜と人間

夜はいい。

静かで、余計な音が少ない。


吾輩としては、なかなか気に入っている時間だ。



だが、今日は少し落ち着かない。



目の前の人間は迷っているのだろうか?

フラフラと揺れながら、色々な方向へ歩いていく。


まるで行き先を決められない子猫のようだ。



しかも、歩き方が妙に危うい。


何もない場所で何度もよろけていた。


地面は平らに見えるのだが、人間の世界には、吾輩には見えない段差でもあるのかもしれない。




突然、その人間は大きな声で鳴き始めた。


仲間を呼んでいるのかと思ったが、誰も来ない。

にもかかわらず、本人は満足そうである。



……


…不思議な生き物だ。




しばらくすると、人間は光る箱の前で立ち止まった。


そして箱に向かって、何やら話しかけている。


やはり、あの光は人間にとって仲間らしい。

夜になると、よく集まっているのを見かける。


だが、その会話は長く続かなかった。


人間は急に地面へ寝転がる。

吾輩は思わず塀に飛びのり、耳を立てた。


しかし本人は慌てる様子もなく、むしろ安心したような顔をしている。



どうやら危険はない、らしい…




「ぐごぉ…ぐごご……」




しばらくすると人間はまた騒がしい音を立て始めた。


どこか壊れたのかと耳をすませたが、どうやら眠っているらしい。




…とても、寝にくそうだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ