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洗車
休日は、妙に騒がしい。
普段は騒がしく動いている大きな箱のそばで、水を撒きながら動き回る人間がいる。
布のようなもので表面をこすり、何度も何度も同じことを繰り返している。
なかなか根気のいる作業だ。
水は冷たいはずだが、気にしていないらしい。
むしろ、楽しそうにさえ見える。
あれほど手間をかける理由は分からないが――
この場所が快適になるのなら、文句はない。
やがて、箱は妙に光り始める。
水気もなくなり、表面はほどよく温かい。
人間は満足そうに箱を眺めた後、家の中へと戻っていく。
吾輩は伸びを一つ。
箱の上に、軽く飛び乗る。
悪くない。




