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たのしい夜
斎藤美咲が私の手を握ったまま、ニコッと笑う。
「 夜の散歩ってなんかワクワクするね〜!!」
「だろ? ほら、ゲーセン寄ってくか? プリクラ、リベンジしようぜ!」
そうまぶしい笑顔で言う村田の少し後ろで、新開勉がおかしそうに笑う。
「バカ、こんな時間にゲーセン行ったら、親に怒られるぞ」
その軽いやりとりが「ここにいていいんだ」と肯定してくれていた。
「なんかもうちょっと話したい、な」
わたしは勇気を出して言葉をひねり出す。
するとすぐ返事が返ってくる。
「「「もちろん!!!!!!」」」




