しがないサラリーマン
お話と言うより妄想に近いかもしれません、実際に自分がこうなったらこうしたいなと思った事を書いているだけだと思うのであまり期待されるような内容になるのかどうかは自分でもあまり解らないです、その辺のところはご了解願いますね。
俺、井之頭仁二十四歳、しがないサラリーマン二年目今日もこれと言った仕事ができていない。
ランチタイム、公園のベンチに一人座り思いを巡らせていた。
「今度の日曜日何すっかなぁ?、部屋でゴロゴロするか?、バイクで山に行くか?。」
子供の時から動く時はおもいっきり動き、動かない時はまるっきり動かない、親からも「お前、その両極端過ぎる行動はなんとかならないのかい?。」と呆れ返っていたほどだ。
両極端過ぎる行動は多趣味ととらえれば良いのだが、金がかかるのが欠点だ。
アパートの俺の部屋に帰れば大量の本やプラモデルいわゆる引きこもりアイテムだ、気に入ったライトノベルがあればそれを買い、それが漫画化されればそれを買い、それがアニメ化されてBlu-rayが発売されたらそれを買い、そしてグッズやプラモデルも買ったりする、それらだけで月に二~三万円は無くなる。
その一方でアパートの駐輪スペースには俺の所有するバイクが二台、Y社のスーパースポーツバイクと、同じくY社のオフロードバイク、それらとは別に玄関内にあるのが折り畳み電動バイク(社用車)、等々いわゆる行動派なアイテムだ、これらはこれらで月に三~四万円は無くなる。
インドア派かアウトドア派かのどちらか一方にすれば良いのだがどちらも俺的には無いと困る?物なので踏ん切りがつかないのが本音である、体が二つ欲しい?。
色々考えているうちにランチタイムも終わる。
「午後は四社ほど回ってからS町の本屋で特典付き限定本を買って帰ろうっと。」
と、本日発売の本に期待を膨らませて路地裏を電動バイクで走っていると突如道の真ん中で多彩な紋様の光が発生した、その紋様は赤く発光して・・・?、赤く発光する紋様とは別にもう一つ青く発光する紋様もある・・・・・・・・?!、「な、なんじゃこりゃ~!?。」と刑事ドラマ風に思わず叫んでしまった俺はそこで意識を失ってしまったようだ?。